四傑に最も近い男
一体どういう状況なんだ
部屋に入った瞬間
男ふたりが叩いて被ってじゃんけんぽんをしていて
それで強く叩いただので揉めている、、
んんんんん?
小学校かなここは
「あんたら何やってるの!今日はゴートが来るから大人しく待っててっていたよね!」
2人を見るやいなやウェザーさんがブチギレる
この2人はどうも問題児みたいだ
「ち、違いますよ姉さん、こいつがやろとか言い出して、、!」
「あ、お前俺のせいにすんのか!お前だってノリノリだったじゃねぇかよ!」
ゴツン
ゴツン
ウェザーさんの打撃が2発飛ぶ
しっかりたんこぶができている
ウェザーさんこえぇぇ
「2人とも悪いっ!ごめんねーゴート、ほら!2人とも自己紹介!」
たんこぶを作りながら1人が涙目で話し出す
「俺の名前はライト、異能は瞬間移動だ。自分が行ったことのある場所ならどこへでもいける。よろしくな!」
ライトの自己紹介が終わるともう1人がこっちを見る
「オイラはスピード。とにかくめっちゃ足が速ぇ。それが俺の異能だ!初速だけならサクラバさんにも届く!よろしく頼む!」
そう言ってスピードは手をこちらに出す
俺も笑顔でその手を握る
「ゴートです。異能は第六感。その名の通り第六感があります。これからよろしくお願いします。」
「敬語なんておいら達にはいらねぇよ!」
「そうそう!俺らはこれから仲間なんだ!敬語なんてよしてくれよ!」
スピードとライトはそんな優しい言葉をかけてくれた
良かった
ここはパワハラとかないいい班みたいだ
「仲良くやっていけそうでよかった、」
ウェザーさんがホッとしたようにニコリと笑う
俺もホッとした
上手くやって行けそうだ
ブーブーブーッ!!
すると部屋の天井に着いてる赤いランプが光出しスピーカーからサイレンが鳴り響く
『こちら総司令部り高円寺駅付近にて異能犯罪が発生。戦闘行為が必要と判断。ネオ班に出動を要請する。繰り返す、、』
放送は繰り返し流れる
異能犯罪!
ネオ班!
つまり、、
「全員出動準備だ、ウェザーは要請を承諾をしろ。準備のできたものからライトに接触。迅速に行動しろ。」
「「「了解」」」
ネオの迅速かつ的確な采配で3人が動き出す
子供と言ってもこの班を支えるエース
とても俺より年下とは思えない
「あの、、俺はどうすれば」
ネオに向かって質問する
まだなんとなく距離を感じて少しカタコトになってしまった
「お前は黙って邪魔せず余計なことしないで指示に従え」
驚いた
めんどくさいと言わんばかりの顔
そりゃ新人の相手はめんどうだろうが
もっと優しくしてよ、、
「ゴート、こっちだ」
ライトが俺の名を呼ぶ
「俺の体に触れ、そうすれば一緒に瞬間移動できる。このまま高円寺駅まで直行だ」
俺はすぐさまライトの右肩に手を置く
触れば一緒に瞬間移動って
孫〇空やん
「全員触れているな、ライト出動だ」
「了解ッ!ネオ班出動ッッ!!」
ライトがそう言うと一瞬で目の前の光景が変わる
高円寺駅だ
本当に一瞬だった
だがいつもの高円寺駅じゃない
赤く舞い上がる炎がそこらじゅうに立ち上っていた
そこには3人組で異能を行使する影がある
1人は炎、1人は葉、1人は風を起こしている
大量の葉を生成しそれを炎で着火、風を使い巻き散らかすといった手口だ
まずい、
このままだと高円寺駅駅が全焼する
そう思った瞬間
「ウェザー」
「了解っ」
ネオの指示でウェザーが雨を降らす
ウェザーの異能は聞いていなかったが雨を降らす異能だったのか
炎はみるみる小さくなっていく
「なんだ!急に雨が、!」
「クソッこうなったら作戦失敗だ!」
「ちっ白も来てやがる、早く逃げるぞ!」
こちらの存在に気づいたのか3人は逃げ出す
「逃げられる!追わないと」
俺は駆け出そうとする
すると目の前に氷の壁が現れる
「何もするなって言っただろ」
ネオが壁に向かって手を上げながら言う
いや、壁に向かってではない、ネオがこの壁を作ったのだ
つまりネオの異能は、、
「お前は邪魔だからそこで見とけ」
ネオが手を空に向ける
すると降っていた雨粒が氷となって空中に留まる
「逃げれるわけないだろ」
ネオの手が背を向けて走る3人の異能犯罪者に向かって振り下ろされる
次の瞬間
氷の粒はいっせいに3人に向かって飛んでいく
「ぐわぁぁっ!」
「いってぇぇ!!」
「ぅぅぅうああ!!」
3人太ももから足にかけて氷の粒が貫通する
あれではまともに歩けない
「任務完了だ。あとは調査部が来るまで待って撤収するぞ。」
「「「了解」」」
もう終わったのか
エースと副エースしか戦いという戦いはしてないぞ
しかも逃げる3人を一瞬で戦闘不能に、
遠い
遠すぎる
「いいかゴート」
俺に背を向けながらネオが喋り出す
「上からの命令だからしょうがなくお前をこの班に入れたんだ。本来お前は必要ない。」
ゆっくりこちらを振り返る
「有名人な正義のヒーローだかなんだか知らねぇけどよ、弱いやつはいらねぇ。嫌になったらいつでもやめてくれ」
俺の前にある壁は
思っているよりも高く、分厚いようだった




