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外伝 さらば魔法少女たち  作者: ガルバンゾー圭人
登場人物・用語集

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登場人物・用語集

登場人物・用語が多いので、確認用にお使いください。

初めて読む方は、ネタバレになるので飛ばしていただいて構いません。

連載の進行に伴ない、補足します。

【登場人物:外伝】

〈現代〉

・ノア・ヨハンソン(Noah Johansson)・・・作家。スウェーデン人。親日家。作中でのペンネームは”近松ホメロス門左衛門”。北欧神話を中心に小説を執筆。代表作『ぼくはトリックスター(絵本)』。とある使命の為、世界各地の神々に関する史料を集めている。サイコメトラー。

・阿先生・・・ノアが所有する神々に関する史料の一つである貔貅《ひきゅう》の翡翠石の貔《ひ》(オスの貔貅(ひきゅう)のこと)。道教の神、媽祖の眷属。訳あってノアの家に居候している。番(つがい)は貅《きゅう》の吽《うん》。米俵くらいの大きさで、黄金の目、白黒の縞模様の一角、黒い体毛、白緑の玉を持つ。よく眠る。ドーナツが好き。

・小松君・・・私の担当編集者。


〈過去〉

・橘《たちばな》 美鈴《みすず》・・・本作の主人公。青龍高校2年生。2年1組。内部生。人見知りの少女。正月の大阪旅行をきっかけに怪異に悩まされている。


(青龍高校:学生達)

・楊《よう》 昕玥《きんげつ》・・・Yang Xinyue。青龍高校2年生。2年6組。在日中国人3世。父の仕事の都合で藤見地区に越してきた。

・大蓮《おおはす》 八重子《やえこ》・・・青龍高校2年生。2年1組。保健係。


・粟田(あわた) 真希(まき)・・・青龍高校2年生。2年2組。内部生。美鈴の友人。

・渡部(わたべ) 理菜(りな)・・・青龍高校2年生。2年2組。内部生。美鈴の友人。



(青龍高校:教職員)

・交野(かたの) 義行(よしゆき)・・・高校国語科、そして特別指導部の顧問。2年2組の担任。37歳、独身。擦り切れているようで、擦り切れてない男。文芸オタク。人知れず、”女傑(じょけつ)”伝説に一役買った。もう一つの顔はNPO法人”あかきこころ(旧清明会)青年育成部職員。

・梶原(かじわら) 詩乃(しの)・・・高校英語科。2年1組担任。

・守屋(もりや) 修二(しゅうじ)・・・高校理科、化学担当。2年6組担任。40歳、既婚。裁縫の得意な妻がいる。娘を溺愛している。ツーブロックヘアに、白衣を着て、自称ビッグフッドの毛皮製の黒いトートバッグを常に持ち歩いている。イケメン。

・碇(いかり) 園子(そのこ)・・・行きつけの保健室の先生。色白。


(橘家)

・橘《たちばな》 良平《りょうへい》・・・美鈴の父。安定の平社員。

・橘《たちばな》 百合子《ゆりこ》・・・美鈴の母。良平を心身ともにどっしり支える公務員。実家卜部《うらべ》家の曽祖父から自身の代で十束剣と清明会を離脱したことを聞いていた。

・橘《たちばな》 珠紀《たまき》・・・大学生1年生。美鈴の姉。大阪の国立大学に通っている。母方の実家である卜部《うらべ》家に下宿している。


(橘家:下郡《しもごおり》地区にある父良平の実家)

・橘《たちばな》 弘《ひろし》・・・美鈴の曽祖父。故人。出征したことがある。

・橘《たちばな》 ヨネ・・・美鈴の曽祖母。故人。出征した弘の代わりに家を守り、3兄妹を育てた。心優しく、勘が鋭い。彼女に関する幾つもの逸話がある。

・橘《たちばな》 茂・・・美鈴の祖父。良平の父(弘とヨネの長男)。ヨネの助言で起業した。

・橘《たちばな》家祖母(続柄のみ登場)・・・茂と正樹と共に会社を経営している。

・橘《たちばな》 正樹《まさき》・・・美鈴の叔父。良平の兄。両親と共に会社を経営している。


(卜部家:大阪にある母百合子の実家)

・卜部《うらべ》 清一郎《せいいちろう》・・・美鈴の祖父。元警察官。

・卜部《うらべ》 マツ・・・美鈴の祖母。

・卜部《うらべ》 健介《けんすけ》・・・美鈴の叔父。百合子の兄。長男。警察官。

・卜部《うらべ》 和子《かずこ》・・・健介の妻。ミーハー。

・卜部《うらべ》 奈穂子《なおこ》・・・大学3年生。美鈴の従姉妹。大阪在住。就職活動中。現金主義。和子に似てミーハー。関西弁ネイティヴ。


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【登場人物:幕間】

(総称:【用語集:超自然関連】(異形の者たち)を参照)


(固有名詞)

・妲己(だっき)・・・自らを妲己と称する闇界の存在。人前では大抵、若く艶やかな女の姿をしており、時に9本の尻尾を持つ狐の姿をとることもある。一見親しみやすい雰囲気を持つが、狙った巫覡は如何なる手段を取っても手中に収め、従わなければ徹底的に死に至らしめる、恐ろしい本性を持つ。ちなみに妲己とは一般的に中国殷(いん)王朝末期の紂(ちゅう)王(おう)の妃を指し、この女性は残忍な刑罰を好んだ悪女とされる。 

・ソの字の妖狐・・・”裏世界”に来る一週間前にワナ猟で亡くなったオスのキツネ。目つきが非常に悪く海苔のような太い眉が元々カタカナのソの字に生えているので、常に表情は不機嫌。声は野太い。相手を試すような素振りを見せる。妲己曰く”彼はスカしである”、とのこと。妖狐は強いカズマサと手を組みたいと考えている。

・妖刀カズマサ・・・逆輸入で数十年ぶりに日本に帰国した打刀。自分で歩けない為、妖狐の腰刀となっている。何人もの主人を呪殺した手練れ。刀全体に黒い禍々しいオーラを漂わせ、持ち手である柄(つか)の鮫皮の部分が全て目玉になっている。目の動かし方が下手でいくつかの目玉は焦点が合っていない。日本での主人は弓が得意でこの打刀は実戦ではほとんど使われなかった。戦後GHQが日本の武装解除を目的として刀剣を没収した昭和の”刀狩り”の際、回収され紆余曲折あって密売業者の手に渡った。その後海外のサムライ好きの富豪に取り憑き呪い殺しながら渡り歩き帰国に至った。興奮すると鞘から刀の鞘からかつての主人たちの血が吹き出す。妲己曰く”欺瞞(ぎまん)適性が高く春日局が好む”らしい。

・春日局・・・徳川家光の乳母ではなく、同じ名前で呼ばれた、別地方で悪霊を束ね多くの疫病や災害を起こしたある大名の妻のこと。

・妖瓶(ヤオピン)・・・五十センチほどの高さの青壺(あおつぼ)花彫(かちょう)の女の妖怪。蓋の赤紙が半分だけ剥がれている。青壺(あおつぼ)花彫(かちょう)、またの名を花彫(はなぼり)壺は中国の景徳鎮で作られる青磁に花の紋様をした壺のこと。多くは部屋の装飾、酒の保存に使われる。この壺はそこに悪い何(・)か(・)が宿り、妖怪となった。妖瓶(ヤオピン)は壺の中にある酒を人間に飲ませ、意のままに操る中国の妖怪。操られた人間は理性を失い、人を斬ったり物を盗ったりと大抵目覚めた時に人生が取り返しの付かない事態に発展する。壺の青白のコントラストが非常に妖しい。

・雷獣(らいじゅう)の男の娘(こ)・・・げんこつ山と地域の人が呼ぶ山から来た”ユメカワ”ファッションをした男の娘の雷獣。童謡『げんこつ山のたぬきさん』に出てくる山ではない。幻術だけでは人に擬態できないことを心得ている。幻術と手作業を組み合わせることで人間の不完全さを創り出そうとしている。幕間冒頭では幻術で少年に化け、装飾と化粧を手作業で行い”人間”らしく振る舞おうとした。人に擬態することに強い執着を抱いている。自身が関心のない人間に対しては火傷を負わせたり、視神経を操り激痛を負わせたりと残忍な一面を見せる。


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【用語集】

(地名)

・藤見《ふじみ》地区・・・別称:藤見。青龍高校のある地区の名称。とある田舎。

・下郡《しもごおり》地区・・・藤見地区から車で2時間走った場所にある集落。父良平の実家がある。


(組織・団体名)

・私立青龍高等学校・・・通称青龍高校。藤見地区にある私立高校。中高一貫校であり、中学校は私立青龍高等学校・中等部。(略称:中等部)。敷地の裏手に浄龍寺がある。

・内部生・・・青龍高等学校・中等部から進学した生徒。内部生同士の結びつきが強い。

・外部生・・・高校受験を経て青龍高等学校に進学した生徒。

・特別指導部・・・青龍高等学校と中等部に特別に存在する部活。顧問は交野義行。関係者は部内のことを一切口外してはならないという規則があるため、活動実態は不明。所属する学生は、よく浄龍寺に出入りしている。中学校・高等学校の各学年に何名かの生徒がこの部活に所属している。希望入部は不可、スカウト制。

・浄龍寺・・・青龍中高一貫校の裏手にある古寺。青龍高等学校ではないため、浄龍寺の参拝客に配慮し、特別指導部の学生のみ、平日の出入りを許可している。ちなみに授業のない日は一般生徒も参拝可能。(とはいえ、基本行かない)


(旧清明会関連)

・NPO法人”あかきこころ(旧清明会)”・・・寺社仏閣、神事の継承支援・保全活動や、青少年巫覡たちの育成・保護活動を行うNPO法人。”旧十束剣”と”清明会”の生き残りや現存する大半の寺社仏閣の関係者で構成される。NPO法人化した理由は昨今の法律により、必要に迫られたため。過去の十束剣と清明会の悲劇を踏まえ、(理事会以外は)政財界と一(・)定(・)の(・)距(・)離(・)を保っている。組織は5部署で構成される。”理事会”、”運営本部”、”事業継承部”、”青年育成部”、”十束剣”である。”事業継承部”、”青年育成部”は全国を6ブロックに分割し、各ブロックに支部がある。6ブロックとは北海道・東北ブロック、関東ブロック、中部ブロック、近畿ブロック、中国・四国ブロック、九州・沖縄ブロックのこと。

・”理事会”・・・12人の”干支の者たち(ナンバーズ)”で構成される。その名の通り、12人がそれぞれの干支を名乗っている。正体を隠して行う業務も多いため、外部に名乗る際は偽名を使う。法人内で唯一”十束剣”の素性を把握している。全員が政財界の権力者との強いパイプを持つ。ペアで各ブロックの管理をしている。1人は資産管理・調達を担当し、もう1人は国家に関わる呪物・呪詛の依頼担当している。人命より国益が優先。個人の依頼は一切受け付けない。

・”運営本部”・・・理事会を除くすべての部署の運営を行う部署。具体的には会計や依頼の振り分け、記録、後方支援等。

・”事業継承部”・・・寺社仏閣・神事の継承支援を行う部署。

・”青年育成部”・・・各地にある養成所(多くは協力校)に行き能力者の素質がある学生を指導・保護する部署。

・”十束剣《とおかのつるぎ》”・・・組織内最強の10人の神剣保持者で構成される精鋭巫覡集団。依頼のみをこなし、他の業務は一切行わない。実力順に第一剣(けん)から第十剣(けん)までの序列がある。リーダーは第一剣。各々が実力者ゆえ、一人で任務をこなすことが多く、互いの素性を一切知らない。過去の教訓からメンバーの特定を組織の規律で禁じられている。『任務上その必要がある時以外は、自分が十束剣《とおかのつるぎ》だと名乗ってはならない』『十束剣《とおかのつるぎ》メンバーかどうか、聞いてはならない』等。


(大戦前)※戦後の組織と区別するため、戦前十束剣《とおかのつるぎ》を”旧十束剣”と表記する。

・旧十束剣《とおかのつるぎ》・・・正式名称”宮内省主殿寮(しゅでんりょう)直轄部隊 十束剣(とおかのつるぎ) ”。明治政府が国家安定を図るため、全国各地に住む強い力の10人の神剣保持者、つまり巫覡たちを集め、編成した当時の国内最強の巫覡部隊。能力と太政官(だじょうかん)制の位階(いかん)によって第一剣(けん)から第十剣(けん)まで順位があった。彼らは単独または少数で国家転覆の危機とされる任務を行なった。強力な呪物や呪術師が関わっていたり、国家間抗争に関連した危険な任務が多く、死者が出ることもあった。大戦時、上層部で能力を兵器として転用する案が浮上時、これを拒んだ多くの隊員が、離脱条件として死地への任務を言い渡された。大半が任務中に死亡、あるいは行方不明になった。また、任務中の脱走が発覚すれば家族共々処刑された。百合子の実家卜部(うらべ)家は任務を遂行して離脱した、数少ない生き残り。

・清明会(せいめいかい)・・・正式名称”宮内省主殿寮(しゅでんりょう)直轄部隊 十束剣(とおかのつるぎ) 支援組織 清明会”。十束剣の隊長、第一剣が任務遂行のために必要な人員補充や後方支援を目的とし結成した、政府黙認の秘密結社。十束剣の関係者(家族、兄弟姉妹弟子(でし)、知り合いの巫覡達)と一部の宮内省の人間で構成される。十束剣と共に悲劇に見舞われ、壊滅状態に陥った。


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【用語集:超自然関連】

(名称)

・巫覡(ふげき)・・・神々によって人智を超えた能力を授けられ、能力者のこと。生涯を懸けて自身の信仰する神々の加護の下、能力を行使し使命を果たす。巫”の一文字で女性の能力者のことを指し、覡(げき)は男の能力者を示す。


(能力:総称)

・能力・・・神々によって一部の人間に授けられた霊能力と超能力の総称。

・霊能力・・・あの世に存在する超自然的存在を感じ取ったり、それらに干渉したりする能力のこと。霊を見る能力である霊視や彼らの声を聞く能力の霊聴、そして超自然的存在の力を借りて霊を祓う浄霊などがある。

・超能力・・・普通の人間には備わっていない、超自然的な能力のことを指す。物に宿る記憶を読み取るサイコメトリ、言葉を使わず人や動物と会話をするテレパシー、炎を発生させたり操作したりするパイロキネシスなどがある。


(能力:具体的な能力)

・見鬼(けんき)・・・超自然的存在を見る能力。どの存在をどのように見ることができるのかは巫覡により異なる。三界の神々をはっきりと見ることができる者もいれば、低級霊をもやのようにしか見ることができない者もいる。見鬼の派生に、対象の過去を見ることができる”過去視”、対象の未来を見ることができる”未来視”または”予知”、遠くにある対象を見ることができる”千里眼”等がある。

・霊触(れいしょく)・・・超自然的存在を皮膚感覚によって知覚する能力。護身以外ではあまり目立たない能力。憑依した存在を重さや痛み、寒気として感じ取るのもこの能力。見鬼と同様、どの存在に触れることができるのか、それをどう感じ取るのかは巫覡により異なる。この世の存在と同様にはっきりと触れることができる者もいれば、冷温の気のようにぼんやりと感じ取るものもいる。


(あの世)

・三界(さんかい)・・・あの世を構成する3つの世界のこと。宇宙界、光界、闇界のこと。光界と闇界を宗派によって陽、陰と呼ぶこともある。

・”裏世界”・・・JR大塚駅の北口にあるロータリーで特定の時刻に特定の動作をすると入れる魑魅魍魎たちが集う世界。現在は都市開発により入り口や侵入方法が変化している。人間は生きて帰れない為、お勧めしない。


(異形の者たち)

・妖狐・・・闇界の狐の総称。ソの字の妖狐は下記参照。狐界は一千年以上も生きる天狐を頂点として、さまざまな妖狐が存在する。

・雷獣(らいじゅう)・・・主に東日本にいるとされる、雷を操る獣の妖怪である。全身が黒い艶やかな体毛で覆われており、鋭い爪を持つ2本の前足に4本の後ろ足を持っている。一見タヌキやハクビシン、テン、イタチ等と見間違われることも多い。雷獣が現れると雷が発生し天候不良による弊害も起きる。ある地域では雷獣が出現したことで農作物の生育不良や衛生状態の悪化が起こり、疫病が発生した。また、雷獣がそばにいる人は気がふれる。討伐や封印、雷獣の移動により解決する。

※この物語は全てフィクションです。

実際の地名・組織団体・人名とは一切関係ありません。

(詳細は作者の自己紹介をお読み下さい)

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