39/39
エピローグ ナシフ村に平和が戻った
『勇者コルビンを送る会――悲しみを超えて』
村のあちこちには垂れ幕が下がっていた。村で一番の葬儀が執り行われた。勇者カイトのパーティも勿論参加していた。
山中をうろつく強いモンスターも姿を消し、ナシフ村に再び安寧のときが戻っていた。コルビンという副村長が1人死んだことで何かが変わったということもない。その後もナシフ村は存続していく。
しかし村の誰しもの記憶には残っている。コルビンという勇敢な副村長がいて、身を挺して村を守ったということ。それは村の新たな伝説、昔話となって未来永劫語り継がれていくだろう。
コルビンは歴史上の人物になった。村はおとぎ話の舞台になった。




