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第2章 プロローグ 漂泊の老人

誤字・脱字はご容赦下さい。

●第2章 プロローグ 漂泊の老人


一台の馬車がラサンの街に到着した。


小さな町の乗合馬車だった。

乗合馬車とは街へ移動する数組の客と一緒の馬車に乗る庶民の交通手段。

街と街を移動する交通手段でこの街にもそれはあった。


「おい、爺さん、ここいらでいいかい。」


「ありがとよ。助かったよ。・・・・ふぃ年寄りには長旅は疲れるのぉ。」

そう言うと

「よっこらせっと・・・」

老人は小さな乗合馬車からゆっくり降りて、馬車の主人にお金を払った。


街のいたるところからガヤガヤとしたにぎわう人々の声

しばらく老人はすれ違う馬車の音を聞いて街の中央にある教会の屋根を見ていた。



この老人はややみすぼらしい旅の装束

頭からかぶっている帽子の際にはボサボサした白髪が見える。

やや小さい体躯の腰には護身用の古い短剣、旅のズタ袋を背負い、右手には杖を持っていた。


「活気のある町じゃのぉ・・・。」

老人はぼやくと

老人は軽く伸びをしたあと、トボトボと街の雑踏へ消えて行った。



ちりーん


工房の入口のベルが鳴った。


俺は工房の中でメイベルと作業をしていた。

まぁ作っているのは販売用の鋳造の鉄剣。


どうやらお客さんのようだ

白髪の老人だった。


老人は工房を見回し、帽子を脱いでにっこり笑った後、

「ここにケンスケ=マルボルっていう人がおるって聞いての。」

ゆっくりとした口調で俺達に聞いて来た。


俺は作業をやめ、

「俺だけど、なんの用だ?」

老人に聞いた。


「ふぉふぉ・・・・おぬしを殺しに来た・・・・・」


(なんだと!)


「・・・・・と言ったらどうする?」


俺は腰から銃を抜いた。

そしてその銃口を老人へ向けた。




「異世界で働くおっさんの話  第2章」



始まります。


読んでいただきまして、誠に有難う御座います。2章のスタートです

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