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第13話.出発

誤字・脱字にはご容赦下さい

●13.出発


獲物を捕った。


猪、鹿、鳥(笑)。あとウサギ。うふふ、日本と違って生息数結構多いな。

しかもスレてない。罠の作り方はネットで調べた。


大きいやつは撃った。小さい獲物は直撃させたら爆砕するので少し外して撃つ。

川で血抜きして拠点持って帰って現代の調理器具で燻製を作った。まぁ大量にはいらないから残りは冷蔵庫に入れてある。


森の中で魔物っぽいやつも見かけたけど怖いから極力逃げた。

ちなみに撃ったら爆砕して一撃で倒せたけど魔石みたいなものは無かった。ひょっとしたら探せばあるかも。てか解体とかキモいし。見つかっても使い方がわからん。

弾丸ももったいないしね。

魔石については誰かに聞いてみよう。

さぁ出発だ。



とりあえず食料と地図とナイフと・・・・まぁ荷物がかさばらないよう色々。

弾丸もありったけ。

街に行ってもお金ないから、売り物に納屋にあったオオカミの皮も持っていった。



拠点を出でから沢に向い、そこから南方の下流向かって歩いた。


森を抜けるとだんだん開けた荒地となっていった。


しばらく歩いていると・・・・・


視界のだいぶ先に一台の馬車を発見した。


おや?なんかやってる。


・・・・・!?


盗賊だ!


馬車は既に沢山のならず者っぽい人達に囲まれている。

その囲まれた中で商隊の護衛か冒険者っぽい人が商人っぽい人を庇いながら必死に剣を振り回していた。倒れている人もいる。

遠巻きに弓矢を放っているならず者もいる。


急がないと


俺は馬車に向かって駆け出した。


馬車へ向かって猛ダッシュ。

手持ちのズタ袋はその辺に投げた。


取り囲んでいる盗賊が俺に気が付いたようだ。


馬に乗っている盗賊に合図を送ると

馬に乗っている盗賊二人が猛スピードで俺に向かって駆けて来た。


だかっだっだだだだだっ・・・・。


剣を振り上げ、雄たけびを上げながら突っ込んで来た。


俺は正面に立ちはだかり獲物を抜いた。シリンダーには6発。外せない。


ガチャ!

親指で銃の撃鉄を引き上げる。


「・・・・・・・」


「南無三・・・・。」


引鉄トリガーを引いた。


DOW!

ばたばた、ズシャアァァッー!


ガチャ!


DOW!

ばたばた、ズシャアァァッー! 


盗賊二人を爆砕した。


カランカラン・・・。


盗賊の着ていた鎧の破片が地面に落ちる音が静かに響いた。


・・・・・・。


一帯は沈黙した。


ガチャ!

DOW!


ガチャ!

DOW!


次は弓矢をつがえている盗賊を撃った。

盗賊数人がその2発で爆砕した。


「やべぇぞ。逃げろ!」


馬車を取り囲んでいた盗賊達は慌てて馬車の包囲を解き、脱兎のごとく逃げ出した。


俺は投げ出したズタ袋を拾い、盗賊が去ったのを確認してから襲撃に遭った馬車へと向かった。


「・・・・・・」

商隊の一行は無言のまま呆然としていた・・・。


暫くして

「・・・・・すげえ!」


「あの、大丈夫ですか?」

俺は声をかけた。


「・・・・助かった・・・・・。」

すると護衛の一人はそう呟き脱力してその場合にヘナヘナと膝をついた。


――――――


「ありがとう。ほんとに助かった。あんたは命の恩人だ。」

商人のおじさんからお礼を言われた。

おじさんは近くの街ラサンへ向かう商隊の一行だった。


「魔法使いですか?こんな辺境に珍しい。それにしても凄いですね。私、あんな魔法は生まれて初めて見ましたよ。」


この人達もラサンに行くのか。

商人のおじさんか。

そんならこれからお金もいるし持ってきたオオカミの皮買ってもらえないかなぁ?


おじさんは小金貨が30枚が入った小袋をくれた。


「オオカミの皮は一枚あたり大銀貨2枚程度なんですが、残りは少ないですが私の命を助けてくれたお礼です。」


そういってにっこり笑った。


おじさんはウィルソンさんといってこの近辺の街で衣類と小麦、トウモロコシ等の穀物を専門に売って商売をしている人らしい。少しだけど酒も扱っていると言っていた。


ついでだし一緒にラサンの街へ行く事となった。


行く途中にラサンの街について色々と話を聞きながら向かった。

護衛の冒険者の人達とも仲良くなった。



銅貨=十円

銀貨=百円

大銀貨=千円

小金貨=一万円

金貨=十万円

大金貨=百万円


話を聞くからには相場は大体これくらいだと思う。


二時間程歩いたところでようやくラサンの街に到着した。


仕事の目標、達成出来そうだな。




読んで下さり誠に有難う御座います。

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