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目指すは真の戦いの場へ

ブクマ、評価、コメントあったら幸いです宜しくお願いします!

 あれから一週間、俺は貯まった金を使ってNPC達のクラスアップをしまくり。

 発掘班も二度素材の調達をしてきたので、NPC達の装備を揃えたりとそれなりに忙しい日々を送っていた。



 町も細かな調整をしていったりもしていたし、サムライバトルアリーナの新たに卒業した武士達も迎え入れた。



 そして驚く事に、総大将の二人は見事に国を手に入れやがった!

 問題は二つの国の評判が最悪な事だな。

 お陰で俺の経験値が鰻登(うなぎのぼ)りで笑いが止まらねえ!

 それに俺の職業はクラスアップして大将軍へと変わり、ステータスもかなり上がった。

 種族も鬼憑(おにつ)きから、鬼人(きじん)へと変わった。



 まず玉藻前(たまものまえ)が乗っ取った、ワダツミノクニは名前を変え玉藻の国に変更した。

 この国は玉藻前(たまものまえ)のおもちゃにされ、まず全ての代官が惨たらしく公開処刑され、その日以来毎日処刑大会が開かれている。

 更に、民から税金を搾り取り、王族は勢の限り尽くしていると言うとんでもない国になってしまい、他国からも警戒されてしまっている。

 


 そして、隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)が乗っ取ったクサナギノクニだが、名前を隠神(いぬがみ)の国に変えた。

 他国からの評判は、妖怪や化物達に攻め落とされてしまった国とされ、地獄と呼ばれて警戒されている。



 同時期に二つの国が乗っ取られ、どちらも危険な国と定めた各国は、残った国で連合を組み始めてしまう。

 しかし、残念だがその話は俺の所にも来ている。



 いい仕事をしてくれたもんだ。

 残る国は五つ。

 このまま一気に全ての国を攻め落としてしまおう。



 せっかく俺にも同名の話しが来ているんだし、俺は内部から連合をボロッボロにしてやろう。

 既に正式に連合には加入しているので、後はどんな裏切り方をするのか考えるだけだ。

 総大将の二人には情報だけ提供して、好きに動いて貰う。



 あいつ等やっぱり頭が良いから任せて置いても馬鹿な事はしない。

 


 アイドルイベントは残り一週間だし、その間に決めちまおう!

 


 他国からの使者を通じて、三日後に兵を揃えて隣り合う二つの国を(まと)めて叩き潰す作戦が決行される事に決まった。



 国の位置的に、西治(さいじ)の国の西にヨスガノクニがあり、俺はヨスガノクニの軍と共に、玉藻(たまも)の国に攻め入る。

 残り四つの国は全て東側にあり、隠神(いぬがみ)の国に同時に攻め入るつもりだ。

 隠神(いぬがみ)の国を先に落として、そのまま玉藻(たまも)の国を挟撃(きょうげき)して終わらせる算段でいるようだが、その情報は俺が総大将達へと流している。



 将軍達は兵の数も多いので、既に勝った気になっているらしく油断している。

 俺は忍者に総大将二人に向けて指示を飛ばす。



 まず、隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)は西側は手薄でいいので東側の守りを固め、攻撃には出ずに耐えろと伝える。

 リスポーンの関係で防衛した方が強いし、油断している将軍達相手になら何とか耐えられるだろう。



 そして、玉藻前(たまものまえ)には西側から軍が攻めて来たら引きながら戦えと指示を出す。

 俺が後ろからヨスガノクニの将軍を討ち取る。

 そこからは掃討戦(そうとうせん)に移り、ちゃちゃっとヨスガノクニの兵を片付けて、隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)に助力する。



 勿論事故らない様に、フレンドリーファイアは無効にしてある。

 二人の総大将には対立していて欲しいし、戦争が終わればまた元に戻すけどな。



 作戦は大体こんなもんだ。

 後は戦争が始まるまでに戦力を増強したり、装備を買い揃えるだけなんだが、それももう終ってしまった。



 後は三日後の戦争が始まるのを待つばかりだ。


 

 そういえば、最初に作った発掘隊の奴等は、戻ってきた時にはげっそり痩せていて、性格も随分ひねくれていたので面倒見の良さそうな仁帝神農(じんていしんのう)に預けたな。



 その他に変わった事と言えば、可愛い姫達と女代官の二人が仲良くなっていた事くらいか?

 俺の事を警戒していた女代官二人も、今では俺の事を認め、姫達と共に(した)って来てくれる様になっていた。



 実はこれちょっと困っている。

 姫達に(した)われるのは大丈夫。

 血の繋がりは無いが、なんか本当の娘みたいに思っているからスキンシップが激しくても可愛い奴等だな程度で済むんだが、櫛名田雪姫(くしなだのゆきひめ)許乃波奈佐久夜(このはなさくや)まで姫達の真似をして俺の腕にしがみ付いてきたりするので困っている。



 しかも二人共まだ幼さは残っているが、立派な女性なんだよな。

 正直くっつかれるとムラムラするし、ドキドキする。

 


 このままじゃ駄目だな。

 毒を(もっ)て毒を制す……か。

 戦争が終わったら、特別訓練を実施しよう。



 想像するだけで地獄だが、俺は多くの人間の上に立つ者として、ワンランク上のステージへと上がる!

 その為には地獄でもなんでも乗り切ってやろう!



 俄然(がぜん)やる気が湧いて来た!

 まずは英気(えいき)(やしな)わなければな!



 俺は日葵(ひまり)を呼んで食事の用意をして貰う。



 今日は玉子とじかつ丼か!

 味噌汁には()若布(わかめ)(ねぎ)が入っていて、漬物は何種類もあって、それぞれの味を楽しめる様にしてくれている。



 まずは熱々の味噌汁からだ。

 うん、相変わらず良い腕をしている。

 心まで温まる優しい味だ。

 それにしてもいつもと比べると出汁が薄いな。

 味噌の香りも控えめだが、旨いのは変わりない。



 それじゃあメインのかつ丼といくか!

 かつは薄めで、衣はサクサクしているがしっとりとしていて、噛むと淡い甘みと出汁の香りが鼻孔へと漂って来る。

 トロトロの卵は黄身と白身、そしてしっかりと火の通った部分とのコントラストが絶妙だな。


 

 そして上に丼の一番上に()えられている三つ葉!

 今日食べて一番驚いたのはこの三つ葉だ。

 めちゃくちゃ旨い!



 しっとりしているがシャキシャキと心地よい食感で、三つ葉独特の風味には独立した存在感を感じさせてくれるが、喉の奥を通すとそれがサッと消えてしまう。

 三つ葉がこれ程旨いとは知らなかった。



 いつも通りあっという間に平らげ、感謝の気持ちを乗せて「ご馳走様!」っと日葵(ひまり)に伝えた。



 さて、まだまだ金も余っているし、もう少し戦争に向けての準備をしておくか。

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