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女子トークは難しい。

ブクマ、評価、コメントあったら幸いです宜しくお願いします!

 西治帝国領(さいじていこくりょう)には八つの国がある。

 その内の四つの国をプレイヤー達に明け渡す。

 西治大帝国(さいじだいていこく)の西にある国全てが対象で、城主となったプレイヤーには国を管理する権限を与える。



 国を管理する事のメリットは、町を自分の好きな形にしていじる事が出来たり、税収がもらえたり、IDや鉱山を設置したりする事が出来る。

 他にも国の名前なんかを変更させてやるのもいいな。

 と言っても将軍になるわけじゃなく、プレイヤーは将軍の補佐的な立ち位置になってもらう。

 


 ある程度制限はつけるが、将軍はプレイヤーの言う通りに街の改革を行って貰い、重要施設なんかは俺の元まで忍者を使い連絡する事で対応する。



 それぞれの国はプレイヤーに只譲るのではなく、攻城戦をして奪い取って貰う。

 攻城戦はクエストを使って一定時間戦って貰い、終了時に城の所有者が次の攻城戦までの城主となる。

 


 城主となる判定だが、これは簡単で専用の偽将軍と言うNPCを倒せばクエストが完了して城主となる。

 他のプレイヤーはその場で新たなクエストを受ける事が出来て、クエストを受けると城の前へと飛ばされるので、そこからまた城を攻める事になる。



 当然だが、重要なNPCや施設なんかは東側の国へ移してからになるから、次の公式対人イベントである塔の防衛が終わってからだな。

 


 ニースがその国の一つで城主になる事で、プレイヤー達と戦える様になるわけだ。



 「必ず来るとは言えないけど、これなら伐折羅(ばじゃら)って人達とも戦えるかもしれないし、その人が他の国の城主になれば攻め入る事も出来ると思うんだけど、どうかな?」

 「面白そうね!

  上手く出来るかは分からないけど、完成すれば攻城戦を勝ち抜く力を持ったプレイヤーも仲間に出来るし素晴らしい案だわ!」



 「その通り!

  それでね、ちゃんと出来ると言う確信はあるよ!

  隠神(いぬがみ)の国の城主がプレイヤーだしね!」

 「そう言えば雪ちゃんと偵察していた時にも確認したわ!

  悲しみを背負う者ナイトメアアサシンって名前のプレイヤーだったはずよ!」



 「うん!

  ニースは一番人気が出そうな西治(さいじ)の国を取れば良いと思うよ」



 これで、あの偽物達をニースにぶつければ、ニースもゲームをもっと楽しむ事が出来るな。

 一応俺達の偽物だし、放って置いても対人イベントには参加するとは思うが、来なければそれでも良いし、恐らく雪之丞(ゆきのじょう)が何かちょっかいを出しているだろうから、帰って来てから聞いて見るか。



 さて、必要な事は話したし、西治大帝国(さいじだいていこく)を攻める二日後までは特にする事が無くなっちまったな。

 三人で女子トークでもすっか。



 「ニースは好きな人とかいるの?」

 「ええっ!?

  リリちゃんだけど?」



 「そう言うのじゃなくて、恋人になりたい人って言うのかな?」

 「んー……リリちゃんだけど?」



 ふむ。

 助けてくれバタカフェ!

 俺は視線を送りバタカフェに訴えかける。



 「ニース、妹は……

  私の事が好きだからその恋は実らない。

  そして、私も妹を愛している」



 何言い出してんだよこいつ!

 まあ、中身である俺が男だからそう言う事にしたんだとは思うが、ちょっと違うんじゃないかと思うんだが?



 「リリちゃん本当なの!?

  凄く気になるから本当の事を教えて貰いたいんだけど!」

 「えぇ……

  本当の事って言われても、困るけど、お姉ちゃんは私に対して少し過保護なんじゃないかなって思う事はあるよ?」

 「過保護……それってもしかしてリリにとっては迷惑だと思う?」



 「そんな事は無いけど、お姉ちゃんの足枷(あしかせ)にはなりたくないって言うか……

  私がお姉ちゃんにとって迷惑なんじゃないかなって心配する事はある……かな?」

 「リリの事を迷惑だと思った事は無い。

  お姉ちゃんがリリの事ずっと守ってあげるから心配の必要は無い」



 「うん!

  お姉ちゃんのお陰でゲームが楽しいって思えるし、二人共もっとゲームを楽しもうね」

 「うん、楽しむ」

 「私も!」



 ニースの好きなタイプでも聞き出せれば、もっと話は広がったんだが、おかしな方向にいっちまったな。

 


 「リリちゃんの好きなタイプも聞いていい?

  お姉ちゃん以外にはそう言う人いないの?」

 


 俺からそう言う話題は出しては見たものの、好きなタイプって聞かれると結構困るんだよな。

 そもそもリアルじゃ誰にも興味が無かったわけだし、こっちの世界でもやっぱりゲームが優先って感じだからな。

 シャロンが気になっているみたいな事をこれ以上言いたくねえし、適当な事言ってやり過ごすか。



 「いない……と言えば嘘になるかな?

  でも、まだ分からない。

  恋愛経験とか全然無いし……

  ニースとお姉ちゃんは恋愛経験とかあるのかな?」

 「私は異性の人との交際は制限されていたし、リアルでは語れるような事は無いかな?

  アイドルを見てトキメク事はあるんだけど、遠くにいる存在だしね」

 「私は恋愛に割く時間が無かった」



 女子トークって難しいんだなぁ。

 全然話しが盛り上がらねえ!

 適当に好きな食べ物なんかを話題に出して、三人で話していると、足音が聞こえて来てショコラと雪之丞(ゆきのじょう)が帰って来てくれた!



 「あっ!

  二人にも聞いて見たいんだけど、恋バナして良い?

  気になる人とか居るのかな?」

 「ショコラにはご主人様がいるからぁ♪

  他に気になる人はいないよぅ♪」

 「ボクも一途にずっと思い続けてる人がいるっす!」



 「あっ!

  もしかして、ひょん太郎ちゃんの事かな?」

 「ショコラ的にそれは無いかな?

  多分雪ちゃんと一緒の人ではあるけど」

 「やっぱりそうっすか。

  怪しいと思ってたっすよ……

  でも、譲つもりはないっすからね!」



 「ショコラわぁ♪

  傍に居られるだけでもいいし、二人目でも問題ないからそれでもいいよぅ♪」

 「二人目っすかぁ……

  それはそれでアリっすね!」


 

 アリなのか?

 浮気は良くねえと思うんだが?

 ショコラもそれでいいとか、お兄さんが知ったら激怒するんじゃねえのか?



 「伐折羅(ばじゃら)様程の御方なら数人女性を(はべ)らせてても絵になるっす!」

 「え? 伐折羅(ばじゃら)?」



 やっちまったな!

 なんでここでその名前が出るんだよ……

 ニースが妙な顔しているし、ちょっとこの話は上手く誘導する必要があるな。

 俺は【号令】を使って状況を把握出来ているバタカフェと共に、これ以上話が変な方向へ広がらない様に収束させた。

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