ゲイル奪還?作戦 って感じ
素潜り漁をしているとはいえ、現在はレイド行動中だ。
連絡を聞き、急いで指定の座標に向かう。
たどり着いた先に見た物は、大きな二枚貝に右足を挟まれ動けなくなっているゲイルだった。
パッと見は間抜けな光景ではあるが、リアルでも”ジャコ貝”に手・足を挟まれて動けなくなって窒息死するケースがあるという。
っと話が逸れた、このジャコ貝に似たこのモンスター”ジャコンガイ”PCを捕らえている今や擬態している時は、この格好ではあるが、捕捉時は某土管工のゲームのパクパクフラワーに酷似しており急に首を伸ばして噛みついてくる。
モンスターの特徴である赤い目は貝の身の部分にあるのでぎりぎりまで気づきにくいのも厄介な特徴の一つである。
今回のミッションは、ゲイルをどうにか殺されない様に助ける事だ、対象がゲイルなのだが仕方がない。
昨日の飲み会での作戦で動くことになった、一部の者は海面まで浮上し、お椀やナベで出来る限りゲイルに空気を届ける様動いてる。
俺は”ジャコンガイ”から仲間を助けるかを色々試す班なので試してゆく、ジャコンガイに直接攻撃……思った以上の防御力でダメージというダメージは与えれなかった、というか貝殻の隙間からの攻撃ですらダメージは少なかった+自然治癒で効果ナシであった。
逆に貝殻が閉じる力が強くなってゲイルが痛がっていた…まぁいいかゲイルだし。
かといって見殺しにする事は却下である、どうにかして仲間は助けないといけない。
バールでジャコンガイの足元をコネルメンバーも現れたが思ったより強く引っ張っているらしくあまり効果は無かったが多少は動くのが確認できた位である。
このままでは打つ手なしだ、ジャコンガイに捕まったら溺れ死ぬのを待つだけの無敵のモンスターなのか?
鉄の扉アタック?考えたのだが、これは上手い具合にジャコンガイの位置が岩場に隠れるようになっておりやったところで、ゲイルを潰すだけなのが目に見えているのでやっていない。
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やれることはやった、ゲイルよスマン迷わず成仏してくれ、試行錯誤の結果、皆にそんなことが頭によぎりだしたが、諦めない漢がいた。
「うをおぉぉぉ!! これ以上息がもたねぇ誰か代わってくれ」
イクサ、お前も諦め悪いね。
ゲイルはこれから、もがき苦しみながら安らかな眠りにつくんだ……お前ナニやってるの?
イクサがやってたこと、それは”万能ノコ”を使ってモンスターであるジャコンガイの解体作業であった、パクパクフラワーの首の部分を万能ノコで切断を試みていたみたいだが効果があるみたいだ。
モンスターとの闘いと考えていたが”作業”とは思いつかなかった、やるな”効率中”少し作業をしていると早く戻ってきて作業を再開し始めた。
「うをぉぉぉぉ!! 簡単に仲間を殺されたとあっては姉さんに顔向けできねえから死ぬんじゃないぞゲイル!!」
それを聞いた諦めてゲイルの安らかな眠りを覚悟していたメンバーの目に再び光、もとい激しい炎が燃え上がった。
「おら!簡単に死にやがったらぶっ殺すぞ!!」
「窒息なんかでHPを減らしてんじゃないわよ!! ”ヒール”」
……ゲイルよ、死ねる状態じゃないな、がんばって生きてくれ。
それから、交代でパクパクフラワーもといジャコンガイの首の切断に成功するのだが、HPはほとんど減っていない。
本体は、やはり頭のジャコガイ部分と分かった。
切り離した頭ではあるが直径が1m近い貝だ重くて1人では浮上できないので、4人がかりで抱えて浮上、そのまま砂浜まで移動した。
ゲイルは窒息の心配はなくなったが、まだ片足は噛まれた?ままである。
ただジャコンガイは地上に上がったことにより代わりに窒息状態なのか微妙にHPが減ってきているが、貝だけではやれることがないのかただ噛んでいるだけであった。
『お~いゲイル窒息の心配がなくなったんだ。地上だしお前、足から”ウインドカッター”でも出して攻撃してみろや』
殻の外からの攻撃は通らなくても中からなら有効かもしれない。
「おぉそうだな! ”ウインドカッター”攻撃が通ってるな”トルネード”」
ほどなくして討伐?できたようだ。
「おっレア素材”ジャコガイの殻”GETだぜぇ」
ズパンッ
嬉々と喜んでいたゲイルの後頭部をスリッパで殴ってしまったが俺は悪くないよな?
皆、納得した顔なので考えは同じであるんだろう、ゲイルお前はただ、もがいてただけだろ?俺たちに対しての感謝は?最後まで諦めなかったイクサへでも言えんのか?
そういえばイクサお前は釣りやってたんじゃなかったのか?




