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・・・その後 って感じ

事が終わり、多少情報交換を済まして、あるものは再び海に、俺含めて疲れ切った者は砂浜に残ってのんびりしている。



『・・・で?なんでお前は、救護班におったんじゃ?』

「いやぁ、コイワシって楽に釣れるんだね、バケツ一杯釣れたから、また漁をやってたよ」


ちょっお前いきなり爆釣モードだったのか?

そんなのリアルで年で数回遭遇できるか無いかだぞ?それで楽勝モードとかぶっ飛ばすぞ?


『ちょっお前!!そんな羨ましい環境で途中で釣り止めたんか?上手くすれば鰯を追って大物が来るかもしれんのに』

「ん?大物?そこそこ大きな魚も釣れたから漁にしたのだけどマズかったのか?」


現したイクスのアイテムボックスで見たのは、バケツ一杯の小鰯……と、40㎝クラスのフッコ(スズキの子供)数匹、これをサビキで釣ったのか?羨ましすぎるぞ


「上げるのに切れそうだったから予備のモリで付いたけどな」

そんなものはどうでもいい

『アフォか?そんな状況ならもっと大物が釣れたんじゃないか? まぁ丁度ええ、釣れたコイワシのシゴォ(料理)の仕方教えちゃろう』

「おぉ!!、あの刺身の作り方か!?」


『お前は分かっとらん、先に頭の取りかたじゃ、まずはエラの上の方と尻尾を爪でつまむようにする』

「おお!!」

『コツとしてはエラの上の方を強めにして背骨をグニッって感じで先に折って引っ張るんで?』

「おわぁ 何かでてきたぁ」

『それが小鰯の肝じゃぁ エグミの元になるんじゃけぇ 取らにゃいけんぞ』

「あぁ、なんか途中で千切れたー」

『なら指で腹を割って取れやぁ~内臓はエグミになって不味くなるぞ 俺が不味い料理教えたとか話し流れたらぶっしゃげたる(ぶっ飛ばす)どぉ……スミカにワシが親切に教えたのに台無しにした奴じゃと言っとくわ』

「いぇ そのサバキカタ(料理法)の伝授お願いします」



スミカ(女房殿)よ!!!! どこまで信仰されてるんだ?今回のイクスの発した一言からのメンバーの目の色の変わり方を目のあたりにしたが、今回も何かおかしいぞ?まぁいい作業はやらすほうがいいな。


『まずは頭とワタを全部取る、そして身をバケツに入れて海水で洗う”七回洗うと鯛の味”と言われるほどだからコマメに海水を入れ替えてガキが洗濯機ゴッコをするように洗う、この時に鱗が綺麗に取れる!!』

「スキル取らなくてもある程度できるもんだなぁ」

このボケはスキルを取らんでやっとったんか?


『出来ればスキル取ってた方がいいぞ』

「昨日あんま食べれなかったから”小鰯の刺身”が作りたいだけで今後作るか分からないから…」

『三枚におろす実践の前に”料理”の極意?みたいなのを教えておいてやろう』

「おっ?」


『美味そうなのが出来たら、まずは自分で食う事!…そう、で人に味見させちゃあいかん。それと、真に美味いのが出来たら皆に出す前に自分が食いたい分はアイテムボックスに確保しておくこと』

「ちょっお前!!」

『じゃけぇ、昨日はお前に食わせられたんじゃ、料理スキル持ちはお互い味見しあって欲しいのは宴会前に確保しとるんじゃ』

「!!! 俺、料理スキル取る!!」

かかったな、イクサよ

『じゃが宴会前に皆で作らにゃいけんぞ?』

「食いたい料理が無かった切なさはもう嫌なんだ~~~!!」

よし、こっち(料理)の世界にも来い、ならば今回は最後まで面倒を見てやる。


『よし身が綺麗になったみたいじゃし、調理場でおろし方とか教えてやる、昨日は骨は捨てたが”骨せんべい”も今日は作るぞ』(釣り場で頭の処理はしていた)

それから調理場で小鰯の三枚オロシのやり方を教えてやり、

残った骨を揚げ”骨せんべい”を作り、

それだけでは面白くないので、天ぷらも作った。


『表に出すのはこれでいい、今回はお前の料理スキル持ち記念だ!! このタレをやろう、中身はミリン・醤油・酢じゃが配分はお前が見つけてみぃ、これに骨ごと小鰯漬けるんじゃ2~3日で骨ごと美味く食えるんでぇ……出来たら内緒でチビチビ食えや』

「うおぉぉぉ!!あざーっす、他の人たちの料理もすごいですね」


確かにそうだ、昨日思いのほか好評だった”小鰯の刺身”に誘発されてか、料理人が各郷土料理を表に作っていた。

亀の手?・ちっちゃい(小さい)アワビと思ってしまうトコブシ・ホヤ料理……ここはゴールデン伝説?ランナー島?って料理が多かったが、安定のセバスさん、ウメ(プラム)さんのおかげで、まともな料理も確保されて文句は出なかった。


しかし、ホヤって美味いんだな、興味本位で新幹線で買ったホヤは、臭くて不味かったが、チックショー悔しいが日本酒にあうぞ。



「セイ、ありがとう俺もこれからは料理もやっていくよ」

ホクホクの顔で確保した料理を食うイクスを見て、少し不安を覚えた……だって、アクの強い料理ばかり確保しているのだから。

・

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その後アクの強い創作料理人として密かな有名人になってしまったイクス……俺のせいではないよな?


PS・小鰯の料理はアクは強くないぞ、誤解されるような事しやがって、ぶっしゃげちゃるどぉイクス






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