大宴会 って感じ(2)
くぁ~~仕事の後のビールは美味い♪
料理スキル持ちがジャンジャン酒の肴を作ってくれてるが、やっぱ自分の好みのつまみが欲しい。
早速作るとしよう、調理ブースと化している一角に行きアイテムボックスの中身の戦利品を、これでもかと出して自由に使ってくれと言ってきた、これで今日の分の肉は大丈夫だろう。
うしっ料理ターイム♪
ライドの街の特産品”ライドリュンの実”から絞ったという”ライドオイル”を大鍋に満たす、どうでもいい話だが深緑の始樹と言われる木の実を特産品として売るのはどうかと思うぞ。
大鍋を弱火で熱してゆき、150℃になったら火を極小にして温度をキープする。
中にホルモン……チャレンジでカルビも入れちゃえ、ついでだ更に巻き添えで殺してしまったサテュロスの馬肉も入れてしまおう。
温度が落ちてしまった油の温度を上げるが上げすぎはいけない上がっても160℃位までだ、揚げるのではなく茹でる感覚でじっくり火を通してゆく。
リアルでは温度の確認が面倒ではあるが、”鑑定”で温度すら分かるのでやりやすいものである。
「何作っとん?」
『まぁ待っとけやぁ、おぉ忘れとった・・・お前の剣の残骸じゃ柄しか残らんかったけぇこれだけじゃがのぉ』
「ん、、おおきに」
ん?なんか落ち込んでると思ったがそれほどでもないぞ?まぁいい上げるタイミングの見極めが大事なんだ。
今かな?
『ほいっと』
油切り用の網の上に乗せ塩と旨み調味料をブレンドした物を振りかけて完成。
「なーんだ、カスか」
『カスとはなんじゃぁ、これは”せんじがら”じゃぁ』
「せやけど、”油カス”やん」
先にちょっと味見をして……うん、いける。
『文句はいい、これとこれ食うてみいやぁ』
「な、なんやコレ?噛めば噛むだけ旨みが出てくる……くっセイのくせに、待っとれすぐにウチ自慢の”ぼっかけ”食わしちゃる」
うん、完璧に立ち直ってるみたいだな、しかしセイのくせにって?どこのガキ大将だお前は?
その後、この会話を盗み聞きしていたヤツラに”せんじがら”をしこたま取ってゆかれ、もう1回作る羽目になってしまった。
「・・・・・・で?おめぇは何人殺ったんだよぉ」
チンピラに絡まれてしまった、お前の絡み酒はメンドウなんだよ。それにツマミをそんなにバクバク食うな!リアルで買うと、ぶち高いだぞ。
しかし、正直に言わないとコイツ絡み続けるんだろうなぁ。
『・・・・・・ラナの剣と俺の盾を壊した……』
「だけ?ぎゃはははははっ、お前あんな啖呵切ってたのに一人も殺ってないのかぁ~」
あーうぜぇ、コイツ一発スリッパでぶん殴ってやろうか?
スパンッ
ってなんで俺が殴られているの?ギギギと後ろを振り向くと、スミカ!!なんであんたがスリッパ持ってるの?……ゲンさんがこっちに向かって手を合わせてるの?う、裏切り者~~~
「あ・な・た~?あの啖呵切って装備を壊しただけ?セイに言われてあの子達を立ち直らしてあげたのに?そのせいで、私は今まで他の人達の調きょ、フォローするハメになったのよ、それに姉さんとか呼ばれるし……」
「姉様~剣の改良できました~」
ナイスだユリ!いいタイミングで来てくれた。
『お、ユリ!!スミカは○○焼きが好きなんだ、作ってやってくんないか?』
「ホントですか?姉様、好きなだけ作ります。行きましょ♪」
調理ブースに引っ張って行かれるスミカ・・・・・・これの危機は去ったのだろう、危うく本当に調教されるところだった危ない危ない。
「で?俺らを焚き付けておいて、破壊だけだった奴がツマミ1個作っただけか?」
いやいや同じ”せんじがら”だけど、ホルモン・カルビ・ウマとか色々作ってるよな?
「悪いと思ってるんなら他のも作れやー」
絡み酒もここまで来たら立派なモンだ、もう何種は無理だが俺も他の味が食いたくなってきたしゲイルから離れたいし、悪いとは思っていないがもう一品位作ってみようかな。




