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各個撃破 って感じ

----------サブロウ目線--------------------------------------

『あそこに”罠”がありますぞ、恐らくユリ殿がかかった罠と同型と思われます』


偶然見つけた罠の端、あれは木のしなりを使って掛かった者を一瞬で空中に釣り上げる罠と思われる…昔、自分も設置もし、掛かった覚えもある罠(トラップ)のはずじゃ。


「じゃぁ、俺が解除しますよ』

いえいえセイ殿、貴殿の曰くアホ共の殲滅が目的でしょう、ならば作戦がありますぞ。


『待たれよ、あの罠は自分が”わざと”か掛かろうかと思います。あの罠は自分は前の大戦にて掛かったことがあるので脱出は可能であります。自分が掛かって油断した敵に攻撃を与えるのです』


「隊長、それは危険であります。その役は自分が」


『ジン伍長・ザキ兵長、貴様らより自分の方が強い、自分はまだ(・・)二等兵であるぞ!!

貴様らは工房衆のらに後れを取らぬ様、出てくるであろう敵を打ちとれい。

こんな所で特進なんぞ認めんぞ、三等兵に格下げになると思い気合を入れよ、我らは工房衆らの恩義に応えねばならん』

「「はっ」」


『では自分が罠に掛かります罠に掛かった後、後方で支援をしてるであろうアホを自分が潰します』

・

・

・

『うわぁ~~~~』

罠と分かって掛かったのだが、ノーリアクションという訳にはいくまい、わざとらしくない限り反応しておくか。

釣られながら仲間を見ていたが、PKがザキ軍曹とセイ殿の装備を奪っている場面を目撃してしまった。

ザキ軍曹はいい、とってつけた槍を持たしたのだから、しかしセイ殿のは…自慢の一品のはず、申し訳ありませぬ。


狙い通り姿を現したPK共5人、全員全身をカースビーストの様に全身黒いモヤを纏った姿を表しておる。



『我ラ、戦闘ニ突入セリ』


レイドチャットにて仲間に連絡を入れる。

「「「「「殺ってしまえ~~」」」」

「殺(や)たって~、ウチの武器はどうなってもええ…ちゅうか、あんな奴らに汚(けが)された物(の)なんか潰したって~どうか仇を~」

ラナ殿か?決意を込めた娘さんの言葉は心に響くものだな


「皆さん、ご武運を…グフッ」

・

・

何やら最後不審な応援が混ざっておった気がするが気のせいであろう、戦っておる我がPTメンバーを見ていると無粋な外野からの光魔法らしきものが、あれは回復魔法か?


(その方に指をさし)『行け、ヒュウガ(使い魔(犬))卑怯者を探して来い』

・

・

・

……ワンワン

見つけたかヒュウガ!!、すぐに行くぞ、アイテムボックスより三八小隊(我ら)の主力武器である三八式銃槍《サンパチシキジュウソウ》をナマクラの槍と入れ替えし、足首に巻かれた面倒な罠のツタを切り裂いた落ちるダメージ?そんなものは黒帯であった自分にとってはあるわけないだろう。


落下から交戦中のPTメンバーに治療薬グミを投擲で投げ当てながら、藪の中を走りヒュウガの元にたどり着いた。


ヒュウガと戦っておったのは、カースビーストの如く赤い目をした全身に黒いモヤを纏った人間じゃった。


『チェストー!!』

敵の顔面に銃剣を突き立てたのだが、まだ生きておる普通(りある)なら即死であろうが、”あぷり”という世界ならば致し方あるまい

「では、これではどうだ!」

三八式銃槍を顔に突き立てた状態で”シェル”を放つ。


【シェル】この魔法はセイ殿から教わった”ブリット”の変化形で銃口より放射線状に散弾銃のごとく魔力の弾を打ち出すものである面での攻撃の為、効率としてはブリットに劣るがこんなに密着できておれば。


ドパパパッン


修練により自分は一度に10発の散弾が撃てる(魔力をその分、消耗はするが)これで……なんとまだ生きておるのか?


『ならば、”アイスランス”・”ウオーターカッタ”じゃ』


銃剣を”アイスランス”で延長し、そのまま頭を貫通、アイスランスの刃より水を高速で噴射さす”ウオーターカッター”で敵の頭を上下に切り離した。

それがトドメになったのか、敵は光の粒子になって消えて行ったが……


『今、1体撃破!! しかし、こやつの全身に纏っておった黒い靄がそちらに向かっていった注意されよ』

そう、ヤツの全身に纏わりついていた黒い靄が自分が来た方向、仲間のいる方へ飛んで行ったのじゃ、これは何かあると考えねば行けまい。


まだ、こちらが殺られたという情報は入っていない、早く合流し援護しなくてはいけない。


工房衆のらは独特のスタイルで戦っているので個人としては強いが、三八小隊(我が隊)は通常時は、隊

としての連携が強みではあるが今回は敵の連携を危険視して分散して戦う作戦だ


『皆、無駄死にはしないでくれよ』

そう呟きながら、自分は急いで仲間のもとに向かった。



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