↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/113

リアル再び? って感じ(1)

訓練所に向かい使い勝手を試しては調整を繰り返し【鞘の盾】は納得できる完成度になった。

といっても、能力が向上したわけではない、ただ振り回して違和感がなくなっただけであるが……



シューコー シューコー

今は何をしているのかというと……片刃剣の修理である。現在状態は【片手剣 AT+23/25 MT+7】となってしまったのだ。このアナザーワールドの武器や防具は耐久という概念は能力の低下で、例えばこの片刃剣はATやMTが低下して行き0で数回使っていると-(マイナス)判定になると例えばATが-になると刀身部分が消滅(ロスト)してしまうのだ。


6以下になると基本武器以下のナマクラの剣になるので、消滅まで使い倒す事は少ないが大きく傷んでいた場合、研いで同じ素材を刀身に打ち付けて馴染ませれば修繕可能、ただし修繕する者の腕が悪いと最大の性能が低下するという危険もあるのだが……


今回は訓練所で調整の為(少しやりすぎたのかもしれないが)に使っていて、軽微な損傷なので研ぐだけで修繕は終了出来た。

再び【片手剣 AT+25 MT+7】の状態に戻せて納得していると、



【お知らせ】

【本日AM8:00からPM8:00まで、バージョンアップの為、大型メンテナンスに入ります】

【主な変更点、街の大型アップグレード・一部のアイテムの効果解放・有料ガチャの実装・その他 】

【プレイヤーの皆様にご迷惑をおかけしますが、ご協力お願いします】



とメンテナンスのお知らせが再び流れてきた、日曜日のゆっくり遊べる時にメンテナンスなんて何を考えているか分からないが、仕方がないので起きて釣りにでも行こうかと考えてリアルで午前4時ではあるが、行きつけの宿屋で部屋を取りそのままログアウトした。





起きたのは良いが外はまだ真っ暗である。当然、女房殿は起きてはいない。

それでいいのだ、女房殿はアウトドアに付き合ってはくれないからな……結婚前は私、好きなんですとか言っていたのに結婚したとたんについてきてくれなくなった理不尽だ。

【釣りに行ってきます】

とキッチンにメモを残し、近所の釣り場に車を出す。


ジャジャ~ン がんばロ○ット・ルアーマチ○クだ。最近めっきりリアルで、煙草・酒が減ったのでコツコツ貯めたお小遣いで買った新竿である。

本来ならイカ釣り用の竿なのだが、時期にはやや早いので、今日はシーバス狙いである。少々の大きさならエギ用の竿でも十分釣れる。朝マヅメ狙いでやってみよう。

・

・

・

・

・

つ、釣れん……こんな日もあるか。今はもう日も十分上がり、周りにチラホラ、ファミリーの釣り人が増えてきた。ルアーを延々と投げているのは俺だけ。

周りはサビキで、小鰯やコノシロ狙いばかりで、もうそろそろ止めておいた方が周りに迷惑にならないだろう。最後の一投……

グッ……おぉキター、バラしてはいけないここは慎重に慎重に、


『すいませ~ん、通してください』

取り込める場所まで、他の釣り人に場所を開けてもらいシーバスを誘導してゆく、慎重に口にフックを掛けて、うっしゃ~釣れたけれど……


「うわ~お父さん、おっき~ね~」

「おーあんちゃん、えー型じゃの~」等他の釣り人が声を掛けてくれるが……

『あの~誰かこれ、いりません?』

「持って帰らんのか?」

『小っちゃいのなら、ウチのカミさん捌いてくれるんですが、これ位になったらやってくれんのですよ』


そう40㎝位までのいわゆるフッコサイズならいいのだが、今釣れたのは約70㎝。俺にとっては海にお帰り~と言いたいサイズなのだが、貰ってくれるなら誰かにあげたいのだ。

「お父さん、貰おうよ~」

とファミリー客のお子様が、お父さんに話している。持って帰ってくれ、持って帰ってくれと思っていたら、お父さんがこちらに向かって歩いてきた。


「すいません、本当によろしいのですが?お代は?」

と言ってきたが俺は要らない、誰かが喜んでくれるならそれがいいと思う。

『要りませんよ(^^) さっきも言ったのですが、大きいとカミさん捌けないみたいですし。俺も無理なので』

と答えると「では」と言って急に、お父さんが包丁を取り出してきて捌きだした。三枚におろした半身をこちらに出して「これだけでも、どうですか?」と言ってもらいありがたく頂いた。

いやー情けは人のために非ず、昔の人はいいこと言うな……ちょっと違うかな?


その後お礼をお互い言い、納竿して帰路についた。魚が捌ける男ってカッコイイな。今度、練習してみるか、でも失敗したら勿体ないな……アナザーの世界にも海があるみたいだし、連休で街めぐりの途中で練習してみるかと思いながらマンションに到着。

切り身を冷蔵庫に入れながら、今晩はソテーだと期待してみる。


(とっくに食事を終わらせていた)女房殿に朝食を作ってもらい、今日の予定を考える。

夜8時までアナザーに入れないのだから、夫婦でのんびりするのもいいだろう。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。