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テイム って感じ(4)

実戦でも使えそうなので、そのまま作戦会議に再び戻る、工房衆全員でホーンキャットを取り囲み逃がさない様にして、輪の中でゲンさんとホーンキャットで戦ってもらう、まずは評価1で殴りテイム可能までHPを削り、テイム失敗したら評価4のスリッパで叩いて再度チャレンジするという流れになった。

評価4のスリッパの攻撃で再度テイムが可能かどうかは分からないが、出来なかったら評価4でアタックという予備作戦もあるし大丈夫だろう。

作戦結構は、今日はもう縁起が悪いので明日の朝一でとなった。ゲンを担いだのだろうゲンさんだけに……

ツッコミのスリッパの作成者の俺も、当然参加する。成功する所が見たいからね…俺の場合、簡単にテイム出来たから他の人はどれぐらいかからのか見てみたい。


作戦が決まり解散となったが、その後俺はスキルのLVを上げるために、工房で普通の素材で盾や槍を作り続ける、受付のオッチャンが買い取ってくれるので、お金はチマチマと稼ぐことが出来足が出ることはなかった。


翌日、工房衆全員と俺、総勢19人でレイドを組み、フィールドを移動している。ゲンさん以外は盾を2個アイテムボックスに入れている。これで逃がさない様に壁になるのだ、道中は人数が人数なだけに現れたモンスターはフクロにしてボコボコになっている。索敵担当は俺、工房衆はほとんど工房で籠っていたので、LVがあまりあがっていなかったし、何気にブチの索敵能力がよかったのだ流石、最弱モンスター強い敵から逃げ回るために索敵能力が高いのだろう。


{ミュー}

『2時の方向!カースドック2匹の向こうに、1匹だけのホーンキャットらしい反応がある向うにしよう』

進路方向を右に変え移動する。途中にいたカースドックは19人&17匹のファミリアでボコボコに……哀れに思う。2匹足りないのはゲンさんと、戦闘で働かないブチである。


「皆、取り囲むんじゃ!」

ドランさん(おやっさん)の掛け声とともにレイドメンバーが散開し、ホーンキャットを取り囲む。両手に盾を持った18人に囲まれて逃げ出せないホーンキャットとスリッパを構えるゲンさんの傍から見て、抜けた戦いが始まった。

{フシャー}威嚇の声を出すホーンキャットに、防御は何も考えずスリッパを当てるだけに集中したゲンさんが挑む。少々ダメージを受けても回復させる手立てがあるので防御は考えずに済んでいる。これは昨日考えた作戦の一つだ。

スパ~ン!……スパ~ン!…スパ~ン!・草原フィールドに派手な音が響き渡るが気にしない。


『7時の方向からダイブカイト1、B班迎撃を』

途中、邪魔をしてくるモンスターは、3つの班分けをしているので楽に対処できる。問題は逃げようとしてくるホーンキャットだ、受けだけで反撃が出来ないからな。しばらくすると徐々にダメージが溜まったホーンキャットの瞳の光が弱まった。

「源(ゲン)さん、今ならいけるはずじゃ」

「ドラン(総)さん分かった…ナカマになるか?」

{フシャー}…失敗したみたいだ。ゲンさんはツッコミのスリッパを評価4のに持ち替えて再び攻撃する。


スパーン「ナカマになるか?」{フシャー}…スパーン「ナカマになるか?」{フシャー}……スパーン「ナカマになるか?」{フシャー}・・・・・・どれぐらい時間が経ったのだろう、なかなかテイムされないホーンキャット。今はもうマウントポジション取られて

殴られっぱなしなんだから諦めたらいいのに……ゲンさんの目が据わってきてるし怖いぞ。

マウントを取られても、諦めずに20回以上抵抗していたホーンキャットも心が折れたのか観念する時が来た。


スパーン「ナカマになるか?」…{にゃ~}

「「「『おぉ~~~』」」」

歓声が皆の口から自然にこぼれる、テイム開始から30分はゆうに経っているので当然かもしれない。

半透明になったゲンさんと、子猫サイズになり形を変えてゆくホーンキャットを見ることしばし待つ、エディットが終わった角猫は、額に小さく可愛い角がある三毛猫になった。

目が据わっていたゲンさんも、いつもの穏やかな顔になり上機嫌みたいだ。


「こいつめ~、そんなにワシのファミリアになりたいのか~」

「「「『・・・・・』」」」

何も言えない一同だったが、これで街に帰ることができるだろう。


「ミケや~い、街に帰りまちょうね~・皆の衆、街に帰ろうかのー」

ミケと言う名前らしい、もう何も言えない帰ることにしよう。街に帰りスリッパをどうしようと考えていたがゲンさんが記念にということで、2個で3万で買い取ってくれた。シールドリザードの皮で作った物は何かで使う時もあるだろうからアイテムボックスに入れておいた。


打ち上げに飲み会でもやるかと話をしているとアレックが現れ、いろいろ見て回ったけど工房衆に入ることに決めた、と工房衆に加わった。

その後、飲み会になりお互いのファミリア自慢大会になったが、犬や猫ノモフモフ・鳥系のフワフワ・爬虫類系のヒヤッとしたスベスベ感どれも自分のファミリア自慢だったが、スライムのプニプニ感も負けていなかった。うん、女房殿の二の腕を触った感じに……何か背筋に寒気が走ったのでこれ以上考えるのはやめておこう。


あまり器用でなかったはずのアレックが、ダイブカイトをテイム出来た理由を聞くとポーラで束縛し縛って、デコピンを繰り返しテイムしたらしい……デコピンって、スリッパ要らなかったんじゃないのか?

なんとなく納得できなかったので、工房衆ならこれを知っておかないといけないんじゃないかと、一発スリッパで頭を殴っておいた。

他のメンバーも何も言わなかったから皆同じ考えだったのだろう。

後日談ではあるが、スリッパの威力を知るのが工房衆の入団条件になったとか・・・

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