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超加速と、またまた、仲間???

初めての投稿です。

誤字脱字が多くなると思いますが、よろしくお願いいたします。

途中で、脱線することもあると思いますが、ゆっくりと見守ってください。

作品の内容が前後することが多々あると思いますが、大目に見て頂ければ、うれしく存じます。


では、参ります!!

第3章:超加速フレーム・ダブリングの1秒間


(今だ……! タイムシートの限界を、一時的にブースト(倍化)する!!)


「特殊派生スキル――【加速1(フレーム・ダブリング)】、起動セットアップ!!!」


ドクン!!! と、全身の毛細血管が破裂せんばかりの衝撃が走る。


1秒間に15枚しかなかった僕の世界のフレーム数が、一瞬にして「30コマ(倍速高解像度)」へと跳ね上がった。


世界の時間の流れが、さらにその半分へと超スローモーション化する。


ノワールの尾が、僕の服の繊維を掠めていく細部ディテールまでが、手に取るように見える。


(30コマの世界(24コマの全能感の片鱗)なら、動ける……! この尾の軌道の上を、飛び越えるだけの『中割り』を描き加えるのは、容易い!)


僕は【加速1】の超高解像度の中で、地面を蹴った。


通常の13歳の身体能力では不可能な、フレームの隙間を縫うような超高速の跳躍。ノワールの巨大な尾の真上を、フワリと鳥のように跨ぎ越す。


そして、空中。僕はノワールの無防備な首元へと向かって、鉄剣を突き出した。


(でも……この人は、敵じゃない)


僕は空中で剣の軌道をわずかに修正し、刃の先端ではなく、鉄剣の「ひら」を、ノワールの頑丈な角の根元へと、コン、と優しく当ててみせた。


殺すための一撃ではない。僕たちの力が、あなたに届いているという「証明アンサー」だ。


「――っ、はあぁぁぁ!!!」


【加速1】の効果が切れ、世界が元の15コマへと戻る。


重力が一気に僕の身体にかかり、僕は地面へと軽やかに着地した。


静寂が、街道を包み込む。


ゴルドンも、レイラも、あまりの超高速の攻防に息を呑み、言葉を失っていた。


黒き幻獣ノワールは、僕が剣を当てた自身の角を、前足でそっと触ると、やがて――地響きのような、愉快そうな笑い声を上げ始めた。


『――ハッハッハ! 見事、見事なり、人間の少年! 一瞬にして己の世界の制限フレームを倍化させ、我が速度を上回ってみせるとはな!』


ノワールはゆっくりと翼を閉じ、戦闘態勢を解除した。その紫紺の瞳には、もはや殺気は一切なく、温かい、確かな「信頼」の光だけが宿っていた。


『合格だ、旅人たちよ。お前たちは、世界を歪めるノイズではない。むしろ、あの天の支配者ヴァルガが狂わせたこの世界のタイムラインを、その泥臭い工夫で繋ぎ直そうとする、本物の『調律師エディター』だ』


「……あ、あの、それじゃあ……」


レイラが恐る恐る前に出る。


『うむ。我は敵ではない。この先の中央都市周辺で、ヴァルガの結界を監視し、その侵入を防ぐためにここで門番をしていたのだ。……頼もしい仲間を得たな、地底のゴルドンよ』


「フン、当たり前じゃ! イサナギとレイラのお嬢ちゃんは、ワシの命の恩人だからな!」


ゴルドンが誇らしげに胸を張る。


僕は鉄剣を鞘に収め、その場にへたり込みそうになるのを必死に堪えていた。


【加速1】の負荷は凄まじく、全身の筋肉が悲鳴を上げている。けれど、それ以上の達成感が、僕の胸を満たしていた。


「ノワールさん……ありがとうございます。僕たちの力を、認めてくれて」


『礼を言うのは我の方だ、イサナギ。お前のような奇妙な術を操る少年がいれば、中央都市に巣食うあのノイズの根源を、叩き潰せるかもしれん。……よし、我もお前たちの旅の『背景サポート』として、力を貸そう』


黒き幻獣ノワールが、僕たちの新しい「味方メンバー」になった瞬間だった。


第4章:境界線の「影の夜食」


「うわぁ……! ノワールさんの毛並み、とってもモフモフしてて温かい!」


その日の夜。街の直前の街道脇で野営をすることになった僕たちは、ノワールの巨大な身体の側で、夜風を凌いでいた。


レイラがノワールの漆黒の毛並みに抱きつき、嬉しそうに顔を埋めている。伝説の幻獣であるはずのノワールも、レイラの清らかなマナが心地よいのか、目を細めてゴロゴロと喉を鳴らしていた。


「さて、仲間が増えたとなれば……今夜も、僕の【料理レベル3】の出番だね」


僕は【収納1(買い物カゴ・30L)】の底から、先ほどキバの村で手に入れた『特製ヒール・ジャーキー(濃縮キューブ)』と、エイルの街の残りの大麦を取り出した。


「ノワールさん、幻獣のあなたでも、人間の料理は食べられますか?」


『ふむ。我らは普段、大気中のマナを喰らうが……お前がキバの村で作っていたあのスープの匂い、ここまではるばる漂ってきてな。実は、少し興味があったのだ』


「ハッハッハ! ノワールよ、少年の飯は美味いぞぉ! 魂の底まで大地のマナが染み渡るんじゃ!」


ゴルドンがすでにマイお玉を持ってスタンバイしている。


「よし、今夜は『特製ジャーキーの大麦リゾット』だよ」


僕は大きな鉄鍋に水を注ぎ、濃縮されたジャーキーを数粒放り込んだ。


火にかけると、水分を得たジャーキーが一気に元の「旨味の塊」へと復元エディットされ、薬草の爽やかな香りと、岩猪の濃厚な脂のコクがスープに溶け出していく。そこに大麦を投入し、じっくりと水分を吸わせていく。


【料理レベル3】の極意。


限られた野営の環境(予算)の中で、最高の栄養価と美味を両立させる『濃縮コンポジット』。


数十分後、器に盛られた黄金色のリゾットを、ノワールの前に差し出した。ノワールはその大きな鼻を近づけ、フム、と一嗅ぎすると、器ごとパクリと口に含んだ。


『――ッ!? む、ぐ……。……これは……何という、完璧な幻素の『調和バランス』だ……!』


巨大な幻獣の身体が、驚きでビクリと震える。


『大麦の素朴な【地】の味わいの中に、肉の持つ【水】の生命力、そして薬草の【風】の爽快感が、一切の無駄なく1コマの中に収まっている……! 我が体内の影のマナが、まるで新品の回路のように、美しく整列していくのがわかるぞ……!』


「ハッハッハ! 見たか、これがイサナギの料理じゃ!」


ゴルドンも自分の分をバクバクと食べながら、我がことのように自慢する。


「ふふ、イサナギの料理は世界一なんだから!」


レイラも嬉しそうにリゾットを口に運ぶ。


13歳の春。


僕の魔法は15コマに戻り、収納は小さな買い物カゴのまま。


けれど、ゴブリン・ジェネラルを倒した経験は、僕に【剣スキル2】と、一時的な超加速【加速1】という、最高の切りエフェクトをもたらしてくれた。


そして今、僕たちの目の前には、頼もしい地魔法使いのゴルドンに加え、世界の境界を守る黒き幻獣ノワールという、最強の『メインキャラクター(仲間)』たちが揃っている。


「さぁ、みんな。しっかり食べて体力を回復しよう。明日はいよいよ……次の街、中央都市への門番の街へ入るからね」


僕はノワールの大きな影に守られながら、満天の星空を見上げた。


前途多難だからこそ、僕たちのタイムシート(旅路)は、どんな大作アニメーションよりも贅沢で、眩しいほどの新フレームを刻み続けていくのだった。

エイルの街から続いた険しい渓谷を抜け、僕たちの目の前には、ついに中央都市への玄関口となる大要塞都市『グラン・ガルダ』の巨大な白亜の城壁が姿を現していた。


「大きい……! エイルの街とは比べものにならないくらい、壁が高いわね、イサナギ!」


レイラが白いフードを揺らしながら、感嘆の声を上げる。 城壁の高さはおよそ30メートル。上部には幾重もの魔力砲が並び、支配者ヴァルガの息がかかった中央の兵兵たちが、厳重な警戒レンダリングを行っているのが遠目からでも分かった。


「あぁ。あそこを越えれば、ヴァルガのいる中央都市はもう目の前だ。……だけど、その前に一つ、物理的な大問題エラーが発生しちゃったね」


僕は苦笑いしながら、隣に佇む「巨大な影」を見上げた。


そう、僕たちの新しい仲間となった黒き幻獣ノワールは、体長5メートルを超える大質量オブジェクト。背中には蝙蝠のような巨大な翼、頭部には禍々しくも美しい湾曲した二本の角。どう見ても「世界の災厄」か「超高難度のレイドボス」にしか見えない。


「うむ……。さすがにこの姿のまま正門へ突っ込めば、ヴァルガの兵どもに『バグを排除せよ!』と魔力砲を一斉射撃されるのがオチじゃな」 ゴルドンが大土鎚グランドハンマーを地面についてため息をつく。


『ふむ……。我としたことが、人間の街の『レイアウト(構造)』を失念していたな。この巨体では、門をくぐるどころか、街の路地裏に入ることも叶わん。お前たちの足を引っ張るわけにはいかんし、我はここで野良犬のように待つべきか……』


ノワールが紫紺の瞳を少し寂しげに曇らせ、巨大な尾をパタパタと揺らした。せっかく心が通じ合った最高の仲間(新メンバー)なのに、街に入れないからとお別れなんて、あまりにも寂しいタイムライン(展開)だ。


「諦めるのは早いよ、ノワールさん。僕の【収納1(買い物カゴ・30L)】を限界まで拡張して、ノワールさんを『入れるだけ』で一時的に格納できればいいんだけど……さすがに5メートルの質量は、バケツにクジラを入れるようなもので、容量リソースが足りなすぎるし……」


僕が脳内でタイムシートをこねくり回しながら、打開策アイデアを必死に考えていた、その時だった。


「――ふふ。相変わらず、面白い頭の働かせ方をする少年ね。空間収納に我を詰め込もうとするなんて、前代未聞の演出ディレクションだわ」


「え……?」


突如として、僕たちの背後から、鈴を転がすような、どこまでも透き通った『美しい大人の女性の声』が響いた。 僕とレイラ、そしてゴルドンは、弾かれたように後ろを振り向いた。


街道の木陰から、ゆったりと歩いてくる一人の女性がいた。


その姿は、この荒々しい渓谷の背景(美術)にはおよそ不釣り合いなほど、洗練され、完成された美しさを持っていた。 年齢は20代半ばほどに見える。絹のように滑らかな、夜の帳をそのまま紡いだような『漆黒の長髪』。気品のある漆黒のタイトな旅装束を纏い、その切れ上がった美しい目元には、吸い込まれそうなほど深く、知的な『紫紺アメジスト』の瞳が輝いている。


(誰……!? めちゃくちゃ綺麗な人だけど……この圧倒的なマナの解像度(レイヤーの厚み)、どこかで……)


「ちょっと、イサナギ! そんなに鼻の下を伸ばして見つめちゃダメよ!」 レイラが何故か少し頬を膨らませて、僕の袖をぐいぐいと引っ張る。


「いや、違うんだレイラ。あの人の胸元……マナの流れ(タイムライン)を見て」


僕が【魔力感知】を働かせると、その美女の周囲を漂う【宙】と【地】の混成マナの波形が、つい数秒前まで僕たちの隣にいた『あの巨獣』と、完全に同一の波長カラーパレットを描いていることに気づいた。


「ハッハッハ! こいつは傑作じゃ! 少年もお嬢ちゃんも、まだ気づかんのか? ノワールよ、お前、人間に化ける魔法(高密度のポリゴン編集)が使えたのかい!」


ゴルドンが声を上げて笑う。


「ええっ!? この綺麗な人が……ノワールさん!?」 レイラが驚愕のあまり、持っていた杖を落としそうになる。


漆黒の髪の美女――ノワールは、ふっと妖艶に微笑むと、自身の長い黒髪を指先で弄んだ。


「驚かせてすまない。影の眷属たる者、自身の『アスペクト比(輪郭)』を書き換えるくらいは造作もないこと。これなら、あの狭苦しい人間のギルドのドア枠も、問題なく通り抜けられるだろう?」


「すごい……! 完璧な『人間化キャラクター・コンバート』だ! これならどこからどう見ても、凄腕の黒髪の女魔術師にしか見えないよ!」


僕はその圧倒的な『作画クオリティ』に、前世のアニメーターとしての血が激しく滾るのを感じていた。 これなら問題ない。僕たちのタイムラインは、誰一人欠けることなく、要塞都市『グラン・ガルダ』の門へと進むことができる。


「よし、メンバーのグラフィック(見た目)の問題は解決だ。……でも、次の問題は『身分証明ライセンス』だね。僕とレイラはオアシスの身分証があるけど、ゴルドンさんとノワールさんは……」


「ワシら地底族の古い手形なぞ、中央の兵に見せたら即座に捕縛じゃな」とゴルドンが笑う。


「我も、戸籍などという便利なデータ(レイヤー)は持ち合わせておらん」とノワールが肩をすくめる。


「だったら、街に入ったらすぐに『冒険者ギルド』へ行こう。そこで二人の登録を行って、正式な身分証ギルドプレートを発行してもらうんだ。……門番とのやりとりは、僕とレイラがフロント(進行管理)を務めるよ!」


こうして、13歳の少年、聖女見習いの少女、ドワーフの老戦士、そして人間の美女に化けた伝説の幻獣という、あまりにも異色ハイエンドなパーティーは、堂々と大要塞の正門へと歩みを進めたのだった。


エイルの街から続いた険しい渓谷を抜け、僕たちの目の前には、ついに中央都市への玄関口となる大要塞都市『グラン・ガルダ』の巨大な白亜の城壁が姿を現していた。


「大きい……! エイルの街とは比べものにならないくらい、壁が高いわね、イサナギ!」


レイラが白いフードを揺らしながら、感嘆の声を上げる。 城壁の高さはおよそ30メートル。上部には幾重もの魔力砲が並び、支配者ヴァルガの息がかかった中央の兵兵たちが、厳重な警戒レンダリングを行っているのが遠目からでも分かった。


「あぁ。あそこを越えれば、ヴァルガのいる中央都市はもう目の前だ。……だけど、その前に一つ、物理的な大問題エラーが発生しちゃったね」


僕は苦笑いしながら、隣に佇む「巨大な影」を見上げた。


そう、僕たちの新しい仲間となった黒き幻獣ノワールは、体長5メートルを超える大質量オブジェクト。背中には蝙蝠のような巨大な翼、頭部には禍々しくも美しい湾曲した二本の角。どう見ても「世界の災厄」か「超高難度のレイドボス」にしか見えない。


「うむ……。さすがにこの姿のまま正門へ突っ込めば、ヴァルガの兵どもに『バグを排除せよ!』と魔力砲を一斉射撃されるのがオチじゃな」 ゴルドンが大土鎚グランドハンマーを地面についてため息をつく。


『ふむ……。我としたことが、人間の街の『レイアウト(構造)』を失念していたな。この巨体では、門をくぐるどころか、街の路地裏に入ることも叶わん。お前たちの足を引っ張るわけにはいかんし、我はここで野良犬のように待つべきか……』


ノワールが紫紺の瞳を少し寂しげに曇らせ、巨大な尾をパタパタと揺らした。せっかく心が通じ合った最高の仲間(新メンバー)なのに、街に入れないからとお別れなんて、あまりにも寂しいタイムライン(展開)だ。


「諦めるのは早いよ、ノワールさん。僕の【収納1(買い物カゴ・30L)】を限界まで拡張して、ノワールさんを『入れるだけ』で一時的に格納できればいいんだけど……さすがに5メートルの質量は、バケツにクジラを入れるようなもので、容量リソースが足りなすぎるし……」


僕が脳内でタイムシートをこねくり回しながら、打開策アイデアを必死に考えていた、その時だった。


「――ふふ。相変わらず、面白い頭の働かせ方をする少年ね。空間収納に我を詰め込もうとするなんて、前代未聞の演出ディレクションだわ」


「え……?」


突如として、僕たちの背後から、鈴を転がすような、どこまでも透き通った『美しい大人の女性の声』が響いた。 僕とレイラ、そしてゴルドンは、弾かれたように後ろを振り向いた。


街道の木陰から、ゆったりと歩いてくる一人の女性がいた。


その姿は、この荒々しい渓谷の背景(美術)にはおよそ不釣り合いなほど、洗練され、完成された美しさを持っていた。 年齢は20代半ばほどに見える。絹のように滑らかな、夜の帳をそのまま紡いだような『漆黒の長髪』。気品のある漆黒のタイトな旅装束を纏い、その切れ上がった美しい目元には、吸い込まれそうなほど深く、知的な『紫紺アメジスト』の瞳が輝いている。


(誰……!? めちゃくちゃ綺麗な人だけど……この圧倒的なマナの解像度(レイヤーの厚み)、どこかで……)


「ちょっと、イサナギ! そんなに鼻の下を伸ばして見つめちゃダメよ!」 レイラが何故か少し頬を膨らませて、僕の袖をぐいぐいと引っ張る。


「いや、違うんだレイラ。あの人の胸元……マナの流れ(タイムライン)を見て」


僕が【魔力感知】を働かせると、その美女の周囲を漂う【宙】と【地】の混成マナの波形が、つい数秒前まで僕たちの隣にいた『あの巨獣』と、完全に同一の波長カラーパレットを描いていることに気づいた。


「ハッハッハ! こいつは傑作じゃ! 少年もお嬢ちゃんも、まだ気づかんのか? ノワールよ、お前、人間に化ける魔法(高密度のポリゴン編集)が使えたのかい!」


ゴルドンが声を上げて笑う。


「ええっ!? この綺麗な人が……ノワールさん!?」 レイラが驚愕のあまり、持っていた杖を落としそうになる。


漆黒の髪の美女――ノワールは、ふっと妖艶に微笑むと、自身の長い黒髪を指先で弄んだ。


「驚かせてすまない。影の眷属たる者、自身の『アスペクト比(輪郭)』を書き換えるくらいは造作もないこと。これなら、あの狭苦しい人間のギルドのドア枠も、問題なく通り抜けられるだろう?」


「すごい……! 完璧な『人間化キャラクター・コンバート』だ! これならどこからどう見ても、凄腕の黒髪の女魔術師にしか見えないよ!」


僕はその圧倒的な『作画クオリティ』に、前世のアニメーターとしての血が激しく滾るのを感じていた。 これなら問題ない。僕たちのタイムラインは、誰一人欠けることなく、要塞都市『グラン・ガルダ』の門へと進むことができる。


「よし、メンバーのグラフィック(見た目)の問題は解決だ。……でも、次の問題は『身分証明ライセンス』だね。僕とレイラはオアシスの身分証があるけど、ゴルドンさんとノワールさんは……」


「ワシら地底族の古い手形なぞ、中央の兵に見せたら即座に捕縛じゃな」とゴルドンが笑う。


「我も、戸籍などという便利なデータ(レイヤー)は持ち合わせておらん」とノワールが肩をすくめる。


「だったら、街に入ったらすぐに『冒険者ギルド』へ行こう。そこで二人の登録を行って、正式な身分証ギルドプレートを発行してもらうんだ。……門番とのやりとりは、僕とレイラがフロント(進行管理)を務めるよ!」


こうして、13歳の少年、聖女見習いの少女、ドワーフの老戦士、そして人間の美女に化けた伝説の幻獣という、あまりにも異色ハイエンドなパーティーは、堂々と大要塞の正門へと歩みを進めたのだった。


みなさま、どんな風に感じてもらったのでしょうか?

少しでも面白いかもと思って頂けましたら幸いです。

励みになりますので、☆☆☆☆☆をチェックしてもらえると嬉しく存じます。

これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。


ちょっとだけ長めです。

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