1理想の世界
初めての小説投稿です。投稿頻度が遅いかもしれません。まだまだ不慣れで分からない事もたくさんあります。
読者さんの意見やアドバイスをもとに成長していきたいとおもいます。
タイトルは読者の皆様で考察してみてください。
「いってぇぇ...」
床一面ピカピカに光っている剣道場に鈍い音が聞こえた。「す、すまんな大丈夫か?これでも力は抑えたつもりなんだが...」
「い、いやそれで抑えたつもりなら病み上がりじゃないよ姉さん...」
俺の目の前にいかにもな姿勢でたたずむのは姉の氏神一夜。国家魔法戦闘員に所属している氏神家の長女だ。国家魔法戦闘員といっても普通の隊員ではない。特級戦闘員という一部の魔法の才が認められたものにしか与えられない階級を持っている。
「う、だが稽古をつけてほしいと言ったのは三雲だろう。」
「いや確かに病み上がりの姉さんからなら一本くらいとれるとか思っていた俺の慢心はあったかもしれないけど、それを抜きにしても姉さんに一瞬でも本気を出されたら勝てないよ...」
「ま、まあ今のはおいといていきなりどうしたんだ?稽古をつけてほしいなんて。」
「いや最近二美華と模擬戦してるんだけど足元をすくわれることが結構あって。」
「はぁ、魔法勝負の稽古や模擬戦ならともかく体術勝負ですら勝てないとなると立つ瀬がないぞ。」
「う、分かってるよあくまで模擬戦であって【実戦】じゃないから。」
「まあ言い訳はともかく軸がぶれていることには変わりはない明日から鍛えなおすぞ。」
「へいへい。」
なんやかんやで色々言ってくる姉さんも本当は心配してくれてると思うと不甲斐ない自分が悔しくなってくる。
剣道場での稽古を終えた俺は早くシャワーを浴びて汗を流したかったので風呂場に直行した。
風呂場の湯船で今日の稽古の反省会をしていたら、洗面所のドアが開く音がしたので俺はあることを思い出した。
「ふ~んふふ~んっふふ」
今日は風呂場の鍵閉めたよな...おそらくドアの向こう側でのんきに鼻歌を響かせながら風呂に突入しようとしているのは、妹の二美華だろう。
おいおいおい今週で四回目だぞ!?!?頼むから洗面所に立ち寄っただけだったとかの落ちにしてくれ...
俺がこんなにも焦っているのには理由がある。先月不本意ながらも二美華との入浴を許してしまった俺は、そのあと姉さんに二美華と入浴したことがバレて稽古のメニューを姉さんに変えられるというひどい目にあったからである。
俺がそんなことを考えていると期待を裏切るかのように上機嫌な二美華が風呂場につっこできた。
「に・い・さ・んー!さっきいち姉と稽古したって本当!?」
「本当だよ。」
「結果は?まさか一本とれたの!?」
俺は色々思うことがありながらも答えた。
「いや一本もとれなかった。いつも通りコテンパンにされたよ。」
「......」
「そう、だよね。やっぱり能力が制限されてる状態の兄さんじゃ姉さんとまともに稽古もできない...」
「......」
「私やっぱり悔しいよ兄さん...」
急に重たくなった空気の中で俺は口を開いた。
「今はまだ耐えるしかない。本家の人たちに太刀打ちできるほどの力は俺にはまだないから。」
「それでもやっぱり兄さんが学園で我慢するのはおかしいよ!私兄さんが他の人の何倍も努力してきたことも知ってるし、本当の実力を出せないのも知ってる!」
「でもな二美華、俺にはやりたいことがあるんだ。そのために今はまだ我慢するしかない。」
「...わかったよ兄さん。兄さんがやりたいことができるように私も手伝うから兄さんも私のこと頼ってほしい。」
「そうだね、俺が力を必要としてる時に二美華がいてくれたら心強いよ。」
「さあそろそろあがろうかのぼせそうだし。」
「じゃあ私もあがるよ兄さん。」
そういってあがった二人の目の前には鬼のような形相でこちらを見つめる姉さんがいた。
妹が風呂に入ってきて真剣な話をしていたので冷静な判断ができなっかった俺にはこの後の説教がめちゃめちゃきつかった。
翌朝になりメールを見てみると本家からの任務がきていた。
今日も休みか...
妹が学園に行く支度の中で俺は自分のデバイスを持って本家に向かった。
「おーい!二美華―!」
「おはようクロ」
「おはよう!あれ?今日もお兄さんは休み?」
「うん。でも気にしてないよ、兄さんがやるってきめたから私はそれを応援するだけ。」
「ふーんまぁいいや。それより二美華なんか顔がニヤニヤしてるよ?さては昨日何かあったなー?」
「え?そ、そう?なんでもないよ///それより早く学園に行こ」
「えーそうかなー」
第一話です。確実に修正が入ると思います。




