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ガラクタ機械兵のエンディング  作者: 中峰裕也
第一章 泥沼戦争
10/16

自称偽物(?)との模擬戦 ─其の二─

今更ですが展開が急すぎると思っている方もいると思うんですよね。

あ、遅いと感じる方も居ますか。

ご安心下さい、ちゃんとまともになるので!

・・・多分。あと、…が、・・・に変更しました。

今更かもしれないですが。

──クロ(本物?)の視点──


ああ、馬鹿!どうしてそんなことを言うんだよ!それは火に油を注ぐようなものじゃねぇか!

あーあ、ほら見ろ!お嬢様が()()()キレて・・・。──ではなぁぁい!クソッタレが、どうして私が偽物アイツの口調になってんだよ!おかしいだろ!?


・・・あっ。ンッヴヴン。・・・コホン。ワタシの本体(カラダ)が謎の人物(チキン)に主導権を奪われてからもう数十分が経つ。とりあえず、この謎の空間のあちこちを破壊(・・)をしているのだが、本当にこんなことをしていて大丈夫なのだろうか、と不安になってきている。

何故だか、心なしかカラダの環境がだんだんと荒んできている気がする。・・・・・・いやいやいや、そんなことは無いだろう、うん。

そんな事はともかく、今はとても酷い状況に陥っている。

あの野郎(チキン)が、隊長に


『お嬢様!!』


なんて言い放ちやがったんだ。

アイツ、オtpkレgmdみたいな・・・・・・。ダメだな、勢いで一人称を変えてみたのだが無理だった。

まぁ、ともかく。アイツはワタシのような奴には口調からわかるようにゴミのように接してくる。だがしかし、女性だと反応が違うと思う。いや、絶対違う。180゜変わっている。その問題と雑念──いや、問題しかない──性格のせいで、多分ものすごく鈍感なのだろう。隊長がキレているのにも関わらずその原因が自分にあることも理解していない。はぁ、さっさと取り戻さないとなぁ、ワタシの本体(カラダ)・・・。




模擬戦という名ばかりの戦闘が唐突に始まった。戦闘(ソレ)を仕掛けてきたのは言うまでもなくエレンである。その顔は恥ずかしさからか、耳が真っ赤に、頬が薄紅色に染まっている。


「は、ハハハ。コロス、ゼッタイにギタギタにシテヤル」


・・・あと、全体的に殺気にも染まってもいるようだ。


「どうしてですかお嬢様!お気を確かにして下さい!オレは貴方様と闘いたくありません!」


「フシュー、フシュー。メッタメタにシテヤル。イヤ、イッソノコト息ノ根ヲ・・・」


そう言ったかと思えば、恐ろしい速さで彼女は"ニセモノ"に近寄ってSMG(サブマシンガン)を連射─どちらかと言えば乱射─をし始めた。


「うぉああ!?あっぶないじゃ無いですかお嬢様!一体なんのつもりで─」


バララララララララララ パンッパンッ


「うわっ!なんて冷酷なんだあの女性(ひと)は!」


・・・どっちが機械兵(サイボーグ)で人間なのかが悩める事案が発生しているのだが。怖ぇなあおい。


「チィ、仕方ねェなぁ。お嬢様すみません、もうこっからは本気で行かせてもらいますよ!」


オレは長い時間をかけて覚悟を決めると真っ直ぐ彼女(エレン)に向かって走り始めた。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



話は変わってしまうのだが、俺の感覚では闘いと言えば"殴り"と"蹴り"、後は()()()だ。この世界に()()はあるのかどうかは知らねぇが今はこの闘いに集中するとするか。


まずはオレから仕掛けてみた。この体はどうやら生物(ニンゲン)とはスペックが桁違いに優れているらしい。その事は走り始めた瞬間直ぐに気が付いた。まるで飛車(・・)のようだ。いつまでも走り続けられそォだな。それがオレの抱いた感想だ。


話を戻そう。まぁともかく、オレはこのチカラを利用してお嬢の脇腹に蹴りを入れた。


ヒュウッ


という音が聞こえたかと思えば、蹴りはお嬢の顔を捉えていた。

蹴りは見事に素手で防がれていた。逆に反撃(カウンター)を狙われ、危ういところで脱出した。

この間約3秒の出来事だ。


もうこの時点で疑問だらけだ。


は?いやなんだよ今の蹴りは。あまりにも早すぎるだろ・・・。しかもお嬢もイロイロとおかしい。狙いが外れて顔面に言ったというのに、なんで防げてるんだよ、バケモンじゃねぇか。


疑問に思っていると視界に数値が出てきた。戦闘の邪魔にならないようにと配慮されているのか、右下に表記されている。


その数値を見てみると


〈〈蹴り:時速1580㎞〉〉


・・・・・・は?えっ1580km?158㎞ではなくて?試しに視界を暗くしてからもう一度見たがやはり表記されているのはそのままだった。


ふむ、つまりお嬢はマッハの速さの蹴りを素手で防いだというわけか。怖すぎんなァ・・・。


ぼうっとはしては居られねぇな。攻撃の手を緩めてはいけねぇ、さっさとやるかァ!


そう思い腕に力を入れたのだが、何故か動きが鈍い。

おかしく思い、目線を向けると──


「は ぁ"!?」


腕がボロクソになっており、煙が出ていた。

だんだんと闘いが本気になっております。次の話で決着をつけるつもりです!

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