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ふとっちょ召喚士  作者: 光晴さん
ダンジョン『英雄の試練』

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第47話 金と銀




第6階層で『迷賊』を討伐した俺たちは、サクサクと進んでいく。

そして、第7階層、第8階層、第9階層を攻略し

第10階層へと降りてくる。



第10階層は、階段を降りるとすぐ目の前に大きな扉を見ることができる。

「大きいな…」

俺たちは扉を見上げていた。


「まるで巨人の通る扉ね」

「……これ開けれるのか?」

洋二が、扉に触れるといとも簡単に開いていく。



「…見かけだけ?」

「いや、重い音がしているから重量はあるんだろう」

「ということは、ボス戦かな?」


「そんな雰囲気だな…」


扉の中はどこかの神殿のような作りで、大きな柱が何本も建っている。

地面は石畳のように、丈夫に作られていて

壁も天井も同じつくりになっていた。



俺たちは警戒しながら中へ進んでいく。

「まさに、ボス戦だな」

「どんな魔物が現れるのかしら?」

「まだ10階層だから、そう強すぎる魔物は出ないと予想できるけど…」



前方から重い地響きみたいな足音が聞こえてくる。

「…この足音は」

「巨人系の魔物だな…」

「マスター、前から2体のゴーレムが来ます!」




俺たちの前に現れたのは、『金のゴーレム』と『銀のゴーレム』だ。

「藤倉さん、鑑定!」

「金が120、銀が100よ!」

「よし、いつも通りの戦法で倒せる!」



「なあ浩二、金なら1体、銀なら5体倒せばいいんだっけ?」

「……神崎君、それでおまけをもらうの?」

「バカなこと言ってないで、洋二は、銀の方を頼むぞ!」


「おう!」

「七瀬さんは、アリアとリリルと一緒に支援と回復を!」

「わかったわ」

アリアちゃんとリリルちゃんも頷く。


「藤倉さんとイザベラ、シェーラとミュールで金のゴーレムを倒さずに抑えて!」

「はい!」

「わかったわ!」

「「了解!」」


「馬場さん、エミリー、リリー、ネルは洋二と一緒に銀のゴーレムを攻撃!」

「オッケー!」

「「わかったー!」」

「お任せを!」


「ウィリアム、ジニー、フィリミアナは氷魔法でゴーレムの足元を狙ってくれ!」

「わかりました!」

「はい!」

「わかったわ!」


「楓と雪は全員のサポート、よろしく!」

「「お任せください、マスター!」」



七瀬さんたちが支援魔法で、みんなを強化して

藤倉さんたちが、金のゴーレムに戦いを挑んでいると

銀のゴーレムが金のゴーレムの壁になろうとするが、


洋二達がそれを許さず、銀のゴーレムにダメージを与えていく。


「宮本君、金の方は打撃に耐性がある見たい!」

「だから、抑えるだけでいいんですよ!」

「なるほど!」


「ウィリアム!フィリミアナ!銀のゴーレムを凍らせて!」

「はい!」

ウィリアム君が水魔法を銀のゴーレムに浴びせると、

「こうですわね!」

フィリミアナが氷魔法で銀のゴーレムを凍らえる。


「洋二!」

「おうよ!」

洋二達が、銀のゴーレムに一斉に攻撃をする。


「…どうだ?」

凍りついた銀のゴーレムに亀裂が入り、大きな音とともに崩れ落ちていく。

「よし!」



「まだ金のゴーレムが残っているぞ!」

洋二の叫びに、イザベラが注意する。


「金のゴーレムには、『魔法剣』を使え!」

「なら、俺たちはサポートにまわるぞ!」

「エミリー、リリー、ネル、一気に決めろ!」


「「いっくよー!!」」

「いかせてもらいます!」

3人の刀身がそれぞれの色に輝きだす。


エミリーの剣は赤く、

リリーの槍は緑に、

ネルの槍は白く、

そしてそのまま、金のゴーレムに武技を打ち込む。


赤は炎、緑は風、白は光の武技が金のゴーレムに打ち込まれ

金のゴーレムは、霧散した。


「よし!倒したぜ!」

「やりました~」

「「「わーい」」」


「エミリー、リリー、よくやりました」

「ネル、おめでとう」

「フィリ様、ありがとうございます」


「「うんうん」」

「これで、みんなのレベルが上がるな」

「それじゃあみんな、次の11階層で泊まる準備をするわよ~」


「「「は~い」」」



「その前に、ボス倒したんだから何かないかな?」

「その辺、探してみるか…」

俺たちは周りを調べると、下へ降りる階段のそばで扉を見つける。



「……この扉は何だ?」

洋二が扉を開けると、その中には……






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