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拾弐
あの後すぐ寝ていたのであろう、窓から入ってくる眩しい光に沈んでいた意識が浮上してくる。
まだ覚醒しない頭でボーッとしていると掌の中にあった携帯が鳴った。
ゆっくりとした動作のまま携帯を開いて見ると受信メールが三件。
古いものから見ると、昨日の俺のメールに対しての二人の簡単な返信。そしてさっき来たメールは昂輔からだった。
「え・・・・・・?うわっやっば遅刻する!!」
昂輔から来たメールと時間を確認した後、俺は飛び起きた。
制服のまま寝ていたため、とりあえずシャツだけ取り替えることにした。
教科書なんてほとんど入っていない軽いカバンを取って慌てて部屋を出る。
すでに誰もいない家に響く、俺の足音。
玄関を出て鍵を締めるのは忘れず、学校に向かって全力で走った。




