『悪役令嬢(ただし、前世は推理小説家)は静かに断罪されたい~死亡フラグを回避したら、王宮の名探偵に祭り上げられてしまいました~』
最終エピソード掲載日:2025/12/12
高名な推理小説家だった前世の記憶を持つ公爵令嬢、シャーロット・フォン・ヴァインベルク。彼女はある日、自分が前世で最後に読んだ三流恋愛小説の「悪役令嬢」に転生していることに気づいてしまう。 小説のシナリオ通りなら、シャーロットは嫉妬心からヒロインを陥れようとし、その罪を王太子である婚約者によって断罪され、公開処刑される運命だった。 「冗談じゃない!ミステリーの犯人ならまだしも、こんな陳腐な物語の当て馬として死んでたまるものですか」 前世で数多のトリックを生み出してきた彼女にとって、この小説のシナリオは穴だらけ。シャーロットは目立たず、騒がず、誰とも関わらず、物語の舞台から静かにフェードアウトして断罪を回避する「完全なる傍観」計画を実行しようとする。 しかし、彼女の推理小説家としての性(さが)がそれを許さなかった。 パーティーで発生した『消えた王妃の首飾り事件』。本来ならヒロインが解決するはずが、シャーロットはつい状況証拠と人間心理から犯人を特定するヒントを呟いてしまう。 遠征先で起きた『密室騎士殺人事件』。本来なら王太子が疑われるはずが、シャーロットは前世の知識を活かしたトリックの見破り方を匿名の手紙で送ってしまう。 彼女はただ、自身の死亡フラグを遠ざけたいだけ。それなのに、彼女の意図とは裏腹に、その神がかり的な推理力は「顔を見せない謎の名探偵」として王宮中の噂となる。 「お願いですから、私をそっとしておいてください!」 そう願う彼女のもとに、ついに王太子直々に「名探偵の正体を探し出し、専属顧問になってほしい」という依頼が舞い込んでしまう。 これは、静かに断罪を回避したいだけの悪役令嬢が、その卓越した推理力ゆえに次々と難事件を解決に導き、いつの間にか国の危機まで救ってしまう、非凡すぎる名探偵の物語。
第1話 『運命のプロローグは、あまりにも陳腐だった』
2025/11/09 10:39
【第2話 『名探偵、渋々の初仕事と密室の匂い』
2025/11/10 09:50
第3話 『影の策略と、罠の設計図』
2025/11/11 13:36
第4話 『沈黙の告発と、動き出す駒』
2025/11/12 07:53
第5話 硝煙の公算と、真実を嗅ぎ分ける者
2025/11/13 14:45
第6話 密約の匂いと、夜を裂く真実
2025/11/14 10:31
第7話 『仮面の裏側と、真夜中の決断』
2025/11/15 08:42
第8話 『宴の仮面と、真実の居場所』
2025/11/16 09:40
第9話 『裂けた顔と、告白の代価』
2025/11/17 09:13
第10話『演出家はカーテンの向こうで微笑む』
2025/11/18 08:24
第11話 『夜の拍手、そして籠の中の鳥』
2025/11/19 09:02
第12話 『盤の一手、そして蝋の影』
2025/11/20 08:44
第13話 『静寂を裂く一筆と、鏡の裏側』
2025/11/21 08:24
第14話 『火花は硝子を砕き、嘘は静かに落ちる』
2025/11/22 09:26
第15話 『硝煙の前触れと、静かな代償』
2025/11/23 10:57
第16話 『代償の選択と、紅い露』
2025/11/24 09:07
第17話 『影の報酬と、硝煙より静かな罠』
2025/11/25 09:49
第18話 『檻の中の唄と、真実の匣』
2025/11/26 08:46
第19話 『五日の奇跡、そして合図の前夜』
2025/11/27 08:42
第20話 『合図の夜、掌の裏側』
2025/11/28 09:33
第21話 『近き刃と、壊れやすい約束』
2025/11/29 08:55
第22話 『仮面の迫りと、最後の灯』
2025/12/06 12:39
第23話 『沈黙の書庫と、夜の足音』
2025/12/07 09:36
第24話 『午前の影踏みと、三人の沈黙』
2025/12/08 10:18
第25話 『舞台跡に落ちる三つの足音』
2025/12/09 09:23
第26話 『レドモンドの息づかいを追え』
2025/12/10 09:03
第27話 『北倉庫の囁き』
2025/12/11 10:06
第28話 『声がするほうへ』
2025/12/12 08:23
第29話 『標的の名はシャーロット』
2025/12/12 08:23
第30話 『幕が落ちる時』
2025/12/12 08:25