目次 次へ 1/5 夢 本来のおれは夢の中にしかいない 夢は全てを捨てられる それを邪魔する現世のまよいは憎まれる 捨て去るのはかんたんではない 何かを捨てればそれと同時に 何かを失ったような空虚感とさみしさがやってくる たとえ不要なものであったとしてもそれはおなじ 本来のおれは何を持っているのだろう 全てを捨て去ったのだから 何も持っていないんだろう 悩みなんてなく自由なんだろうか おれのこころはまだ現世に縛り付けられたまま 現世での夢を捨て去れずにいる