第五話 市議会議員の八幡宮さん
市議会議員の八幡大海さんはいつも清楚美人だ。
女性である秘書が八幡に目線を向けているぐらいには。
「村長。あの美人、胸もあるのでなんかムカつきます!さらに村議会議員で給料を腐るほど持っているし政策立案能力高けぇ…。」
「秘書…。身体を批判するんじゃない。あと、村議会議員の給料て意外と飲み代で消えるぞアレ。」
完璧超人の美人な女性だった。あの姿を見るまで…。
一人で、夕暮れの道を歩いていたときだった。
「信用金庫がぁぁ!サイバー攻撃すんな!地方経済に影響を与えんな!クソぉ…。」
信用金庫の前で、なぜか地べたに座って頭を抱えて泣いていた。
「あ…。あの。」
声をかけようとすると、村長に見つかった恥ずかしさが分からないが、顔が沸騰したように真っ赤になっていった。
「あ…え…。うるせぇ見るなバカ!」
「なんか可愛い!」
「うるせぇ!」
「というか、どうした?なんで信用金庫に金をおろしにきた?」
「いやぁ…。久しぶりに金曜に早く帰れるからさ…。ハッピアワーに間に合うから一人飲みするために金をおろしに行ったら、なんか閉まっていてさ…。ヤホーによると、サイバー攻撃らしいな。」
「はぁ…。今日定休日らしいよ。」
「え?」
「あと、ATMの障害もサイバー攻撃によるものじゃなくてサイバー側の機械故障やで…。」
「え?あ…。」
さっきまで少し落ち着いていた顔がふたたびまた顔が赤くなった。
「なんだよぉ!クソぉ!実家の商店のATMおろして、飲みに行ってやる!今日は奢りだ!」
「はぁ…。ありがとうございます…。」
そして、自分らは居酒屋へと向かった。
続く




