桑の木はいいぞ
今日も日本の話をしよう。
桑の木。
桜ほど有名じゃない。
だが桑の木はこの国を長い間支えてきた木の一つなんだ。
昔の日本には、あちこちに桑畑があった。
要因の一つは蚕だ。
蚕は桑の葉を食べて育つ。
そして糸を作る。
絹になる。
着物になる。
絹は日本の文化や産業を支えてきた。
それを支えるものの一つが、桑の葉だ。
だから桑は、人々の暮らしを支えてきた木なといえるだろう。
そして桑は実も使える。
これがでかい。
黒紫色の実。桑の実。
最近ではマルベリーなんて呼ばれることもあるな。
甘みがあって、どこか懐かしい味がする。
そしてな桑の実には、昔から健康によい食べ物として親しまれてきた歴史がある。
葉も使える。
実も食べられる。
人を支える、実に無駄の少ない木だ。
俺はなこういう植物が好きだ。
派手ではない。
だが、長い時間をかけて、静かに人を支えている。
それはどこか、日本という国にも似ている気がする。
目立たなくてもいい。
大きく誇らなくてもいい。
誰かの役に立つ。
それだけで十分価値がある。
桑の木は、そんなことを教えてくれる。
昔の人々の暮らし。
絹を作った蚕。
それにな、桑の木はたくましい。
痩せた土地でも根を張り、 強く育つ。
育てるのも難しい方じゃない。
人に寄り添う気なんだ。
そういう親しみやすさも、 桑の良いところだ。
この蒼生大和では桑は色んな所で使われている。
桑の実を食う、それもまた良し




