表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
壁の中から  作者: tom
9/10

出発

うわ〜すごく久しぶりの更新です。最近の私は漫画(少女)描いたり、投稿したりしてます。もちろん結果はダメですけど。

 初仕事で親友を失うことになるなんて、五月はとてつもない精神的ダメージを受けた。

警察に犯人を捕まえてほしい。そして”俺”が優人のかたきを打ってやる。

『ねえ、やまだん‥‥』

こぶしを強く握りしめてデスクに座っている五月にあやちゃんこと、秋田小町は話かけた。


『ねえったら』

ハッとして五月は小町の方に顔をあげる。


『‥‥なんか用ですか?』

ぎこちなく答える。

『今日から、廃墟探索解禁だって‥‥。』

ため息混じりに彼女は言った。

『らぎらぎのこと考えてたんでしょ?』


五月は図星をつかれ目を逸らした。

『私もそうだよ。らぎらぎの豚の鳴き声みたいなの、もう聞けないと思うと悲しくなる』


彼女は真面目に下らないことを言って笑わせようとしているのか。

五月は小町に気を遣われたと思った。


『そうですか‥‥廃墟探索。今度は俺と秋田さん、二人ですかね?』


『そうみたい。』


『また、海の方らしいわ。』


 五月と小町は会社の車に乗り、目的地へと向かった。


この車で前は後部座席に優人が居たはずなのに。

今日だって居るはずだったのに。



空虚な気持ちが反対車線を走る車により一層かき立てられているようで、のどが詰まった。


彼女は相変わらず爪や化粧を助手席でしていたが、なんだかそれもわざとそうしてるかのように五月には見えて仕方がなかった。


黒い海が見え始め、例のパーキングエリアの前を通りかかったが、あの時と変わらない存在だった。


 『目的地に到着しました。現在時刻14時31分です』

ナビの知らせで俺たちは車のドアを開け、マスクをつけ、安全スーツを服の上から被った。


前来た時と同じで霧がかかっていてあまり周りが見えない。

『はい、コレ』


『?』


小町に手渡されたのは拳銃のようなものだった。


『銃刀法違反になるぞ。なんでこんなものっ』


五月が言いかけると、小町は遮るように言った。


『これは拳銃じゃないわ。対象に向けて撃つと一時的に電流が走るだけのスタンガンみたいなものよ。会社が護身用にって。警察にも許可されてるわ』


強めの口調で彼女が言うと、五月は戸惑った。


あんな楽天家だった彼女が、今は凛としている。


そうだ、俺は優人の分も頑張らなきゃいけない‥‥。


『よし、行こう』


歩み進むと、薄暗い昔の住宅が見えて来た。



親友の死をどう乗り越えるのか、犯人は一体何ものなのか‥‥!

全然考えてなかった><アホです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ