↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
694/715

灰色の朝






 ある男がネクタイの締めすぎで死んだ。第一発見者が若い恋人の女性でなくて一先ず安心、といったところだろうか。この世にこれ以上女子のトラウマ持ちが増えたって、彼女たちは始めから少しも美しくはないし、世界という場所ももはや悪くなりようがないのだし。

 発見したのは男性の弟だったという。

 それは物語だね、と思い、僕はそれをそのまま声に出していった。

「物語だ」



 その新聞紙を僕は折り畳み、あわせて朝も折り畳む。馬鹿みたいなコーヒーを千切って、靴に恋の背中を漬ける。伸びをする。知らない窓を開けると、ベランダに人生を投げ下ろす。










 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。