白い賢者 乗り物 (第91羽)
[ナツシロ]
ゲームと違って、冒険は危ないのよ
[アト]
歩きは、やめた方がいい?
[ナツシロ]
そうね。せめて乗り物に
乗ってる方が安全じゃない?
[アト]
やっぱり乗り物かあ?
マラ先生に作ってもらおうかな?
[ナツシロ]
アトはまた無理を言いそう。
[マラ]
今日は、アトの冒険の準備をするのじゃ
馬車でも作るのじゃ?
[アト]
マラ、作るなら車作りましょ
こんな感じの奴、
[ナビ]
アトは紙に車っぽい乗り物を書いて来た
アトは水中も走れる乗り物にしてと
言い出した
[マラ]
んーん?
(車は目立つって言ったのじゃが)
アト車は何で動くのじゃ
[アト]
車は電気とか、ガソリンとか、水素とか?
[マラ]
よくわからないのじゃ
要するに持続してエネルギーに変換
出来る燃料、その燃料を使って
乗り物を動かす
装置があればいいのじゃな
[アト]
う〜ん、多分そうだと思うよ
わらわが作ってやるのじゃ
[アト]
マラ先生ありがとう。
1週間ぐらいじゃ待っておるのじゃ
[ナビ]
マラはアトの記憶を見ながら
車を作っていった。
それから、1週間ぐらいたった。
[アト]
遂に完成披露の日
[マラ]
アト!おめでとう
秘密の扉を開けてあれから6年目じゃ
アトは、魔法使いとして強くなったのじゃ
ヒラマとは違って
ヒラマよりは、賢者って
感じになったのじゃのう
車はわらわからのプレゼントじゃ
[アト]
ありがとうございます。マラ先生
ここまで成長できたのは、
マラ先生がいてくれたからだよ。
マラ先生の弟子でよかった。
[マラ]
アト。
この世界のギルドマスターと言われても
不思議に思わんのじゃ
アトよ、これからお主は
白い賢者 アトを名乗るが良い
お主には賢者を名乗る程の実力者じゃ
[ナビ]
アトはマラの前に跪いた
[アト]
白い賢者!カッコいいね
マラ先生、いつ いかなる時も
あなたの教えを守ります。
[マラ]
うむ!よろしい。
優しいアトのままで、いるのじゃぞ。
そしてこれは、この前に来た
王都の王子からの手紙じゃ
ついさっき届いたのじゃ
読んでみるのじゃアト、
届けて来たのは王子の側近の奴じゃ
あの時あったであろう
その者の話しでは、良い知らせと
悪い知らせじゃ読んで聞かせておくれじゃ
それとも、わらわが読もうか?
[アト]
大丈夫。ぼくが読むよ
[ビスク]
我が王都の民、白い魔術師 アト様
アト様 今すぐに王都に来るがよい
王都にあなたが探しておる家族がいる
しかし、その者は病いに倒れておる
その者はこの王都に無事についたが
そなたを探しに旅に出た時に
黒いモヤに侵されてしまった
私が王都に帰って来た頃の出来事だ
そなたの父は今、牢に入り監視されていて
そなたの母もそこで働いておる
早馬でこれを知らせる
王都の神官が肉体への侵食を抑えておる
待っておるぞ魔法使いアトよ
[ナビ]
アトの手が震えて、涙がとまらなかった
[アト]
お母さん、お父さん、まだ生きてる
良かった、本当に、よかった。
[ナツシロ]
お父さん、お母さん、生きてるって
[アト]
良かったよ、なっちゃん。
[ナツシロ]
準備していて良かったね
[アト]
まだ安心出来ないけど、確かめに行くよ
[ナツシロ]
わたしも手伝いたいな




