白い賢者 魔王ケレス. (第274羽)
[ナツシロ]
アトは、希少生物なの?
[アト]
超レアだよ。
[ナツシロ]
どこら辺がレアなの?
[アト]
舌が鼻に届くんだよ、ホラ。
[ナツシロ]
やめなさい、女の子でしょう。
[ケレス]
勇者か。
[ナット]
はい、魔王様。
今現在、この世界に勇者の存在は、
確認されておりません。
もしあれは、世界ランキングで12位に
なってはいないでしょう。ですが?
[ケレス]
どうした?申してみよ。
[ナット]
はい、魔王様。
勇者とは、幼い時から勇者ではなく
戦いの中から、覚醒した者が勇者に
選ばれてるようなのです。
[ケレス]
ナット、その覚醒とはなんだ?
[ナット]
はい、魔王様。
わかりません、この世界の文献には、
詳しく書かれていませんでした。
ただ、その文献以外にも勇者覚醒を
調べている記述がありました。
そこには、「復活、死からの帰還」と
書いてありました。
じつに、荒唐無稽な話しであります。
[ケレス]
グワっはははは、
そんな作り話しを作れるとは、
この世界のペン書きも大した事ないな
[ナット]
はい、魔王様。
それともう一つ、○○魔原色と。
全ての言葉を読み解けませんでした
そこには、魔色とは違い、
○○魔原色と書かれておりました。
魔王様、この世界には、不思議な力
魔法が存在しております。
ご存知の様に、魔法とは、
われわれ憎魔力に対抗する力です。
その魔法の源は魔色であり、
個々に魔色の特性があります。
恐らく魔原色とは、勇者に繋がる鍵では
ないかと推察します。
勇者になった者が、その魔原色に
なれるのでしょう。
[ケレス]
この世界の魔力の源、
勇者とその魔原色の存在か?
憎魔力と、どう違うのだナットよ
[ナット]
はい、魔王様。
この世界の魔物を調べた所、
魔色という心臓と繋がる核が存在します
その核から魔法と言う
特性技が発動いたします。
魔色は、個々にそれぞれあり、
魔色の濃さや色によって魔力量や
魔法が変わるものと考えております
この世界の魔物実験と
この世界の文献に記された
内容を調べました。
ただ、魔原色の存在個体が
その記された時代には、いなかったのか?
謎になっています。
魔原色の存在が希少なら個体数は
限り無く少なく、
われわれは、数で圧倒すれば良いと
考えております。
[ケレス]
わかったナット、よくやった。褒美をやろう
世に忠義を尽くす、お前に礼がしたい。
[ナット]
はい、ありがとうございます。魔王様。
では、ご子息に、後方支援の任務を
与えて下さい。
戦場に立つ者が戦術を理解出来なければ
話になりません。
[ケレス]
ナットよ、これも計算のうちか?
どこからが、お前の?
[ナビ]
ケレスは、Jr.を見た瞬間に悟った。
[ケレス]
ナット・・・、
貴様を中層部隊指揮官に任命する
そして、Jr.よ。
お前を、中層支援部隊隊長を命じる
ナットの力を借りずに、隊を率いてみせろ
[ケレスJr.]
はい、おとう
魔王様、拝命いたしました。
全身全霊を持って任に
努めさせていただきます。
行くぞ、ナット。
[ケレス]
Jr.よ。お前はナットの部下だ。
頼むぞ、ナット。
[ナット]
はっ、魔王様。
御心のままに。
[ナツシロ]
だって、アトは勇者かもよ
[アト]
えっ嫌だ、めんどくさい
[ナツシロ]
王様に呼ばれて、討伐に行くのよ
[アト]
ぼくは、スローライフしかしない
[ナツシロ]
やっぱり、勇者は無理ね




