白い賢者 ただいま (第225羽) 第6章
[ナツシロ]
アト、フラグが立って、
[アト]
大丈夫、大丈夫。
[ナツシロ]
台所から凄いオーラが!
[アト]
ぼくに秘策あり!
[ナツシロ]
アト、ファイト!
[アト]
ただいま〜〜
[ナビ]
アトは、小さな声でそっと話しかけた
台所からは、野菜を切る包丁の音が聞こえた
トントン、トントン、
[アト]
お母さん、ただいま〜
今、ぼくが帰って来たんだけど
あ〜〜、ご飯の準備で忙しいもんね
トロロちゃん入ってもいいよ
[トロロ隊長]
お邪魔しますにゃん。
お〜〜、アトの家、落ち着くにゃん
[ナビ]
トントン、トントン
[アト]
ありがとう。
この子は、トロロちゃんなんだ
ぼくの親友だよ。連れてきちゃった。
[トロロ隊長]
アトの親友にゃんよろしくにゃん。
[ナビ]
トントン、トントン、トントン、トントン
ドン!
[トロロ隊長]
アトにゃん〜。今日は帰るにゃん〜。
[アト]
待ってーー、トロロちゃん
帰るなんて言わないで
大丈夫、大丈夫だから
[お母さん]
アーーーートーーーー。
[ナビ]
包丁を持ったまま、お母さんが現れた
[アト]
お母さん、ただいま帰りました。
これはつまらない物ですが
どうぞお納め下さい。
[ナビ]
アトは、亜空間ボックスからケーキの
入った箱を次々と取り出した。
[お母さん]
で。!
[アト]
はい、これは王都の人気ナンバーワンの
パテシエが作りました
ケーキでございます。
[お母さん]
だから。!
[アト]
はい、お母さんに食べていただこうと
買ってまいりました。
[お母さん]
それで。!
[お母さん]
お母さんは、ケーキをチラッと見た
[アト]
(チャンス!)
甘くてとっても美味しいケーキです。
王都では、ほっぺたが落ちるケーキと
有名でございます。
[お母さん]
はぁーーー、はいはい、もういいわ。
元気でいるなら連絡くらいしなさい
アトの事は、タイガーさんが
教えてくれました。
ちゃんとお礼をいいなさいよ。
[アト]
はーい、じゃあ、さっそくケーキを
[ナビ]
パチン!
[お母さん]
アーートーー!
アトの、ケーキは、ないわよ。
[アト]
そんなーー。ぼくが買って来たのにーー
[ナツシロ]
わたしもケーキ食べたいよ〜
[アト]
ぼくが食べているから、
[ナツシロ]
それは、聞き飽きたわ
[アト]
まあいいわ!
[ナツシロ]
よくな〜〜い。




