白い賢者 帝国魔法学園17 (第221)
[ナツシロ]
う〜ん、トロロちゃん見てると、
アトを見てる見たい。
[アト]
ぜんぜん、違うニャア!
[ナツシロ]
自覚あるの?
[アト]
気のせい、ニャア!
[ナツシロ]
猫語になってるよ
[アト]
トロロちゃんが、ドラゴン好きだって
初めて知ちゃった。かわいい。
落ち着いてトロロちゃん
ドラゴンは、逃げないからね
[トロロ隊長]
うんしょ!うんしょ!
クイーン、それで何があったの?
[クイーン]
そうだ、アトよ
この近くに、ほこらがある
そこに行ってくれぬか?
[アト]
そこに何があるの?
[クイーン]
う〜〜ん、あるのではなくて
いたと言えばいいだろうか?
わしの親友がそこに眠っているのだ
久しぶりに、そのほこらへ
行かせてはくれないか?
[アト]
いいよ、ほこらへ
まいり行きましょ。
それじゃあ花束がいるね
[クイーン]
花束?
[アト]
そうだよ、
かえらぬ人に花束を贈るのが
人間の風習かな?
花は、綺麗だから喜んでもらえるでしょ
[クイーン]
そうなのか?
あやつは、花より魔結晶石の方が
喜ぶと思うぞ
[アト]
ドラゴンは魔結晶石を食べるの?
[クイーン]
われは、魔物ごと食うがな、あやつは
魔結晶だけしか食わない。
おかしな奴だ特に、
赤い魔結晶に目がなかったな。
[アト]
魔結晶は、ぼくが持ってるよ、赤もある
それもあげようか?
[クイーン]
お〜〜、それは、
あやつも喜ぶであろう
じゃあ行こうか!
トロロちゃん、ドラゴンに乗れるよ
尻尾で遊んでないでこっちに来て
[トロロ隊長]
ドラゴンに乗るにゃん!
アトにゃん、ありがとうにゃん
[アト]
準備いいよ。
クイーン、出発!
[クイーン]
では、しっかりとつかまってるのだぞ
[ナビ]
バサバサ、バサッ、バサッ
[アト]
場所は、わかるの?
[クイーン]
丘になっていたはずだ。
あれじゃろ
[アト]
ちょうど、花が咲いてい
あの花を摘んでいくよ。
[クイーン]
よかろう、近くに降りよう。
[ナビ]
バサッ、バサバサ、バサッ、ドン。
[アト]
じゃあ、ぼくたちは花を摘んでいるから
クイーンは、先に行く?
2人だけになりたいでしょ
[クイーン]
気をつかってくれなくてもよいのだが、
ありがたく、好意に甘えるぞアトよ。
[ナビ]
ドン、ドン、ドン、ドン、
クイーンは、ほこらに歩いて行った
[アト]
ほこらって広いのかな?
あのデカさで、ドラゴンは入るの?
トロロちゃん。
お花摘んで行きましょ。
[トロロ隊長]
うぇ〜〜〜ん。ドラゴンにゃ〜〜
[アト]
ドラゴン愛が凄まじいな!
トロロちゃん、また会えるから
[トロロ隊長]
にゃ〜〜ん〜〜。
[ナビ]
アトたちは、花を摘みほこらにおもむいた
[アト]
あれ、ほこらなんてないよ?
クイーン?クイーン?
[クイーン]
アトよ、そのまま、まっすぐだ。
[アト]
まっすぐって崖じゃない
崖のした?
[クイーン]
そうではない、そのまままっすぐ
結界を通り抜けるのじゃ
[アト]
結界?
[ナビ]
アトは、崖の端に行き手を伸ばすと
結界に触れられた
先に進めないはずの先に手を触れると
手が何かに吸い込まれる様に消えた
[アト]
ああ、なんだ。
こうなっているのか、
ずいぶん優しい結界だね。
トロロちゃん、ジャンプするよ
[トロロ隊長]
わかったにゃん。ジャンプにゃん!
[アト]
トゥア!(タッタタタッ)
よし、入れたね!
わっ、凄い。
大きな神殿だ〜〜
クイーン、ここは何。
[クイーン]
ここは、友の家じゃ
精霊もおると言っておったな?
[アト]
精霊さんいるの?
[クイーン]
まだ、いればの話しだ。
[アト]
そうか〜、もう眠りについてるもんね
精霊、いてくれたらな〜?
[トロロ隊長]
アトにゃん、
あそこに大きな岩があるにゃん
[クイーン]
あの祭壇の上の岩
あやつが眠っておるのだ。
[アト]
あそこがそうなんだね
トロロちゃん。
花束を飾ってあげましょう。
[クイーン]
にゃんもやるにゃん
[アト]
安らかに眠ってね。
綺麗なお花を摘んできたの
穏やかに眠れます様に。
[トロロ隊長]
この岩、ドラゴンっぽく無いけど
なんでなんだにゃん
まるで溶けた岩みたいにゃん
[アト]
ホント、ドラゴンの皮膚みたいに
かたい岩だけど、全然、ドラゴンっぽく
ないんだね
クイーンこの子、本当にドラゴンなの
[クイーン]
ドラゴンは、ドラゴンだ。
希少だけどな。
[アト]
希少種?
トロロちゃん、希少種だって
[トロロ隊長]
この岩、もらってもいいかにゃん
[クイーン]
別に構わんが?
その岩は、ドラゴンではないぞ?
[ナツシロ]
トロロちゃん、ドラゴンの岩どうするの?
[アト]
爪研ぎ?
[ナツシロ]
あっ、なるほどね
[アト]
背中かき?
[ナツシロ]
孫の手でよくない?




