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青いネイル

私の友人は毎日、画を描いているそうです。とてもとても“良い”な、と思ったのですが、私には画力がありません。爪の先程もないのです。それがあまりにも悲しく、哀しかったので日記を書くことにしました。


本日はネイルの話を。昨日、着物屋を見かけまして、フラっと入ったのです。それはもう丁寧に接客をされました。とはいえ私は何の知識も嗜好も準備せずに入りましたので、あまりに掴みどころのない“客”を相手に知識を並べたてる様が客観的には視えていたことでしょう。それでも私の中の何かが感化されたことは間違いなく、帰りにネイルとキレイな紙袋を買いました。紙袋が寂しかったので、折角の休日前夜ですからお酒を買って帰りました。


ネイルはデイジーブルーというお色です。デイジーを感じる感性はありませんでしたが、複雑に読み取ろうとせずとも好きな色だったのです。ともあれ初めてのネイルを買いました。よく爪を使う癖がありまして、硬化液は使っていたことがありますが3日と経たずお蔵入りとなりました。あの時も今までとは違うことを始め、得も言われぬ充足感があったのを思い出しました。


休日、朝起きてネイルを塗ってみました。大体思った様でした。水性で膜が張る、アクリル絵の具のようなタイプでしたので気を付けて家事をしました。その間に5本の内3本は液垂れを起こし、結果真ん中の指以外を剥がすこととなりました。意外と水性のものは乾くまでが厄介で、家事を終わらせても乾かず。乾くまでと某イカのゲーム(3)で遊んでいたら時間はとっくに経ちました。なので本日は出かけるのを諦め、家で過ごしました。ネイルは悪魔でした。ゲームも悪魔でした。


そも、仕事柄、柄でもなくネイルを披露する機会はありもしません。魔が差して始めた手遊びです。


それでも、友人が手に職つけようと頑張っているのを見て、何かを究めたいと心が動いたのです。たまたま目に入ったのがネイルだったのです。これを憧れというのなら、自分は中学の時分から友人とは対等な関係ではなかったのです。すなわち友達ではなかったのです。それでも友人面をしているのは、“友人”の友人が居心地よくて抜け出せないのでしよう。


お後はよろしくもないですが、日付変更線が刻々と迫り、もう今日は一刻も残っていないのでここいらで綴ることにします。


また明日も書きに……きたいものです。

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