表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対異世界無双したいマンが欠陥チート『スキル強奪』をつかまされた時に出来ること全部  作者: 立花 一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/105

47話 再び

 ガサゴソガサゴソドターン

 ゲギャゲギャ

 わんわん


 なんか部屋の中が騒がしい。

 だがまだ起きたくない。俺は眠いんだ絶対まだ起きない。

 そう思い再び眠ろうとする布団をかぶる。

 まだ周りはうるさいがうまいこと眠れそうだ。おやすみなさい。




 それから大分寝た気がする。

 そうとうぐっすりと寝れた。

 とてもスッキリとした目覚めだ。全く眠気がなく喉がからからで長時間寝たというこの感覚、大分寝たな。

 亀との闘いで相当、疲れていたのだろう。今何時くらいなのか気になる。


 外に出て確かめるか、そう思い体を起こしてから気が付いた。

 ゴブリン達がなんかキモイ事をしている。

 ベットの上で重なり合うようにして密集して寝ているのだ。


 なんだお前ら暑くないのかそう思いながら間近で見て今度こそ気が付いた。

 ゴブリンでかくなってね?

 「お前たち起きろ。」

 とりあえずゴブリン達を起こして確認してみる。

 ゴブリン達はのろのろと起きてきて立ち上がっていく。


 立つと明確に分かる。明らかにでかくなっている。

 昨日まで小学校の低学年くらいだったのに今では高学年くらいにはなっているだろう。

 寝て起きると大きくなっているこの現象には心当たりがある。クラスアップだ。


 ゴブリン達のスキル情報をよく見てみる。


 イチ

 『剣術』2.5

 『繁殖』1.0

 『抗病魔』1.0

 『再生』2.0

 『音探知』2.0

 『連携』0.5

 『硬化』1.0

 『10.0/33.0』


 ニー

 『剣術』2.1

 『繁殖』1.0

 『抗病魔』1.0

 『再生』4.0

 『音探知』2.0

 『連携』0.5

 『硬化』3.0

 『盾術』1.0

 『14.6/33.0』


 サン

 『剣術』2.1

 『繁殖』1.0

 『抗病魔』1.0

 『再生』2.0

 『音探知』4.0

 『擬態』3.0

 『連携』0.5

 『硬化』1.0

 『気配遮断』1.0

 『15.7/33.0』


 スキル容量が全員3上がってる。

 後、なんかニーとサンに新しいスキルが生えてる。イチはまあ・・・残念だったね。

 これでまた強くなったなお前たち。昨日は死闘だったからなクラスアップもするか。

 

 という事は・・・。

 ギンの方を見る

 見た目は何も変わっていないように見えるのでスキルを確認する。


 ギン

 『嗅覚探知』2.6

 『土魔術』1.7

 『威嚇』1.0

 『抗病魔』1.0

 『再生』2.0

 『擬態』2.0

 『連携』0.8

 『硬化』1.0

 『11.8/20.0』


 スキルはちょいちょい上がっているがスキル容量が1しか増えてないからクラスアップはまだって感じかな。

 念のため外にでてドンがいる厩舎に行って確認してみる。


 ドン

 『怪力』1.8

 『持久力』2.2

 『抗病魔』1.0

 『再生』2.0

 『音探知』2.0

 『擬態』2.0

 『連携』0.2

 『硬化』1.0

 『12.2/21.0』


 ドンもスキル容量が1しか増えてないからまだだな。残念。


 宿に戻っていつものように回復薬の準備や昨日使った分の薬品の補充をしたら外に出る用意をする。

 そこで気が付いた。

 ゴブリン達が大きくなりすぎて装備が入らない。

 何回やっても小さすぎて着けられないのでこれは新しく買わなきゃだめだな。


 服は大きめの物を買っていたので着れるが前までは下のズボンなしでもワンピースみたいになっていたので良かったが今では普通にパンツが見えてる。

 これはズボンも買わなきゃだな。

 ちなみに昨日のボロボロの服はもう捨てていて今着ているのは着替え用に何着か買っていたうちの1つだ。


 まずは回復薬を売りに行ってからゴブリンの服を買いに行こう。

 そう思い宿の外に出ようとすると女将さんとバッタリ会う。

 「ん。ゴブリンちゃんすごい大きくなってるじゃない。」

 ゴブリン達の成長を喜んでくれるのかありがとう。後、ゴブリンちゃんて呼んでるのね。


 「こりゃ今日から大人料金だね。」

 そっち。目ざとい流石、女将さん目ざとい。

 「でもまだ小さいしギリギリ子供料金では?」

 「もうこのくらいの大人はいるしベット増やさなきゃ寝るの大変でしょう。」

 確かに今日はなんかすごい密集して寝てたからな。


 「わかりました。」

 「よしじゃあ、あの部屋にベットは4つ置けないから部屋の引っ越しだね。」

 そう言われて大きな部屋に移されるベットは4つもある部屋だ。料金は大人4人に犬が1匹の料金になった。不足分を払う。しょうがないこれもクラスアップ祝いだ。


 今度こそ回復薬を売りに行く。

 ゴブリン達の微妙に服の裾からちらちら見えるパンツとかいう誰得な服装で街を歩く。

 微妙に注目されている気がする。みなさんお目汚しをすみません。


 回復薬を売ったら前に冒険者ギルドの人に紹介してもらった服屋でゴブリンのズボンと上着を何着か買っていく。

 ぎりぎりゴブリンが履けるサイズのズボンがあったので特注にはならなそうだ。大分裾は上げたが。

 全部で15万だ。しょうがない必要経費だもってけ泥棒。


 服を買ったら次は冒険者ギルドだ。

 受付に行ってマリーさんに自慢・・・じゃなかったゴブリン達のクラスを鑑定してもらおう。

 「こんにちは。」

 「あ、ワタル君。こんにちは。良かった元気そうですね、なんか今朝、みんなボロボロの格好でダンジョンから出てきたって聞いて心配してたんですよ。」

 ここでも心配させてしまったか。すみません、そしてありがとうございます。


 「はいもう大丈夫です。それよりまたゴブリン達がクラスアップしたみたいなのでちょっと確認してください。」

 「えっ、もうクラスアップですか。・・・確かに大きくなってる。ちょっと待っててください。」

 そう言って奥の部屋から前回も使用した『魔物鑑定』スキルを持った水晶を持ってくる。

 さっそくイチ、ニー、サンの順番に触てもらって確認する。

 「順番にゴブリンソードマンリーダー、ゴブリンナイト、ゴブリンスカウトリーダーになってます。いや本当にクラスアップしてるんですね、流石ワタル君。」

 やばいニヤニヤが止まらない。

 これだからマリーさんに報告するのはやめられない。


 少しして落ち着くとようやくゴブリン達の新しいクラスの事を考えられるようになって来た。

 なんか普通にリーダーが付くだけなのね。あとニーだけナイトって別の職業ぽくなってるけどちゃんとクラスアップしてるんだよな。みんなリーダーになったのに一人だけ平とかだったからお兄さん悲しくなっちゃうよ。

 まあマリーさんがクラスアップしてるって言うんだからみんな同じランクのクラスだと信じる。


 マリーさんにお礼を言ったら次は販売店でゴブリン達の新しい装備を買う。

 新しい装備と言ってもいつもの革装備だ。

 ニーだけは金属鎧にしようかと思ったがまだ重すぎて着れなさそうなので革にした。革装備のナイトとかある方面からめちゃくちゃ馬鹿にされそうだが重すぎるのは仕方がない。


 革装備は一式で中古なら11万、新品なら33万だった。

 どうせなら新品と思ったが『再生』を付ければ古い傷も治っていって新品とあまり変わらないから中古でいいや。決して今朝からの出金ラッシュでお金が惜しくなってきたわけではない。絶対だ。

 中古装備一式を3セット買う。33万。中古でもこのダメージ、流石装備さんは半端ない。


 あとはニーのが使っていた盾を新しくする。

 いくら『再生』を入れていたからって半分になってしまったらもう元には戻らなかったので新しく買う。

 最初は前と同じ木にしようかと思ったがいつまでも木の盾じゃナイトの名が廃るので鉄の盾にする。

 大きさは前回と同じもので盾としては小さめなので持たせた感じなんとか行けそうだ。

 鉄製という事で50万だ。

 くっ、大ダメージで致命傷だがしょうがない昨日のボロボロの姿を見たら少しでも防御力が高いものにしてあげたい。


 これでようやく買い物は終了だ。買い物が終わった時点で販売店は追い出されてしまったのでゴブリン達の装備は外で着けてあげる。

 来た時間が遅かったのもあるが全員に装備を着け終わる頃にもう完全に夜になってしまった。いつもより大分遅い。


 今日はもう大分遅いし昨日の疲れも残っているだろうから軽めにダンジョン探索する事にしよう。

 3階には行っている時間はなさそうなのでなし。

 2階も時間があればぐらいで今日はトカゲ狙いで1階を中心に回っていく。

 ゴブリン達の新しい装備に『再生』を付けたいのだが今の手持ちがもう40もないので全部に付けるには足りないので『再生』を補充しなくてはならない。なのでトカゲ狙いだ。

 

 久しぶりの1階はなんか懐かしく感じた。

 あんなに強敵だと思っていたトカゲも今じゃ一撃で倒せてしまう。

 以前は左腕を犠牲にしないと倒せなかったのに・・・そう思うとなんだか感慨深い。


 結局この日は1階しか回らずトカゲばっか狩っていたがそれでも『再生』の必要量には達しなかったのでまた明日だな。

 そんな事を思いながらダンジョンの出口の建物まで来ると仁王立ちで待ち構えている人がいた。


 アリサだ。

 遠目からでも分かる。完全にオコだ。インフェルノと言ってもいい。

 あまり近づきたくないがこっちに気が付いたのか走ってくる。

 これは逃げられないなそう思い覚悟を決める。


 「・・・怪我したって聞いた。」

 「大丈夫。みんな見ての通り元気だよ。」

 「・・・・・・無茶した?」

 「ちょっとだけ。」

 「・・・・・・・・・もう絶対無茶しない。いい?」

 そういうとアリサは頭を俺の胸に少し付け、そのまま下を向いてしまった。

 肩が少し震えているのが分かる。もしかしたら泣かせてしまったのかもしれない。

 「分かった。もう無茶はしない。」

 そう言ってこのままアリサの事を見ながら思う。


 異世界に来て3か月ちょっとだがこんなにも自分の事を心配してくれる人が何人もいるという事が分かった。

 それと同時にいかに自分がいい加減にやってきて、いかに危険を冒していたかも。


 こんな風に自分の事を心配してくれる人を悲しませない為にも、俺の事を信じてついて来てくれるみんなの為にもっとちゃんとしよう。

 今度こそちゃんとした人間にならなきゃ、改めてそう決心した。 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ベット(bet)じゃなくてベッド(bed)なんだよなぁ⋯⋯
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ