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幼馴染みが浮気して寝取られました?  作者: おすし


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FSS

 私は五条夕月


 一輝と岬の母親、そして華月ちゃんの義理の母、羽月(ウヅキ)ちゃんと照月(アキヅキ)くんの祖母になる。


 本人達には伝えて無かったが、一輝と華月ちゃんの結婚は華月ちゃんが生まれた時にほぼ決まっていた。


 新藤家に華月ちゃんしか子供が出来なかった事よりそれが確定した。


 それが四条家との約束。四条グループの権利を相続させる為。


 五条と新藤が法的な親族である事。それがその条件。


 私達の代は六親等。父親同士が再従兄弟だった。


 でも一輝の代は八親等。


 法的に親族なのは六親等まで。


 だからあの子達には子供を作ってもらわなくていけなかった。親族として相続させる為に。


 だから初めは心配した。


 あの子達がお互いにその気にならなかったとしても必ず子供を作ってもらう。


 本当に心が痛んだ。


 自分で配偶者を決められない。


 もしかしたら、各各に出来た好きな人と別れさせなければならない。


 そんな悲しい思いをさせなければならないかもしれなかった。


 でも、あの二人を合わせ、様子を見ているとそれは杞憂に終わった。


 正直に言おう。


 あの二人の仲は異常だ。


 普通じゃなかった。


 なぜあんなに仲が良いのか解らない。


 いや、普通子供の時から一緒に居たら異性と認識しなくなるでしょう?。


 だから本当は幼少期は顔見せ程度で終わらせ、あの子が貴方の婚約者と伝え、距離を置いて、年頃になったら交際させるはずだった。


 でもあの子達は私達の予想を超え、とにかく側に居ることを選んだ。


 華月ちゃんは一輝から離そうとしたら泣き叫び、一輝は私達の目を盗みいつの間にか華月ちゃんの側にいた。


 初めは逢わせたのが失敗だったと思った。でも違った。華月ちゃんは小さい頃から一輝を異性として見ていた。私達女がそれを間違うはずがない。それは一輝も一緒だったと思う。


 私達はそれが解った。だからもう二人を見守る事にした。




 この結婚話は結構両家でもめた。結婚は決定事項。本人達もほっといたら勝手にする。だから結婚自体にもめてる訳ではない。相続の話だ。


 新藤家は一輝を婿に貰いたかった。そして岬に婿を向かい入れれば五条の家も存続出来、解決する。


 しかしそれだと新藤の一人勝ちだ。


 此方も一輝を取られる訳にはいかない。あんな優秀な子を手放せない。


 だからもめた。


 でもある時、岬が言ったのだ。


 「私は結婚するか解らない。だから両家を一緒にしたら?そしたら私達は仲良く暮らせる。私達は兄妹みたいなものだから」


 ・・・・・そうだ。元々本家の四条性がなくなったのは、その時の五条と新藤のグループ内の発言力を高める為。元々どちらも本家は健在。四条も分家はある。このままもめて話がまとまらなかったら四条の分家に権利を返さないといけなくなる。


 本当は私達の問題ではなく、次の世代の問題。


 一輝達がそれで良ければいいのだ。


 四条家の権利で二世帯ぐらい楽に暮らせる。


 もう五条性で結婚届けは出されている。


 後は相続の問題だけ。


 私達はその方向で話をまとめることにした。




 四条家には言い伝えがある。まだ子供達には伝えていない。


 一輝と華月。


 世間では二人は幼馴染みと思われたのかもしれない。でも実際は違う。あれはもう初めから夫婦として馴染んでいたのだから。本当に不思議だ。


 華月ちゃんは儚げで可憐だ。


 とても可愛い。


 そして周囲の人間を和ませる。結束させる。


 まるで四条家に伝わる真月(マツキ)姫の様に。


 一輝はとても賢く聡明な子だ。何でも出来た。こんな優秀な子が私の子供なんて信じられない位に。


 四条家に伝わる英雄、四条輝(シジョウテル)を思わせる。真月姫を最後まで守り抜き全ての戦いに勝利した四条家の英雄。


 二人は夫婦になり、沢山の優秀な子供を作り四条家を発展させた。二人は死ぬまで仲睦まじく幸せに暮らしたという。


 もしかしたら二人は英雄四条輝と真月姫の生まれ代わりかもしれない。




 真夜中


 私達夫婦は当然一緒に寝ている。


 子供の羽月も照月もあまり夜泣きはしない。手間の掛らない良い子供達。


 私は今、照月の授乳に起きていた。


 そしたら寝ているお兄ちゃんが寝言を言った。


 とても険しい顔をしている。


 たまに有る。子供の頃からだ。


 「・・・・真月、・・・・真月、・・・」


 お兄ちゃんの寝言。これを聞くといつもなぜか解らないけど、涙が頬をつたう。


 「お兄ちゃん・・・私はここに居るよ。・・・私は、ずっと側にいる。ずっと・・・絶対・・・」


 いつもなぜかその言葉が出てくる。


 それを聞くとお兄ちゃんは安心した顔で眠りに付く。


 私は真月って何なのかは知らない。


 人の知り合いにも居ない。


 でも本当は知っている気がした。それが誰なのかを。


読んでもらえてありがとうございました。

これでこの話はSSも終わりです。

実際ここまで追加するとは思っていませんでした。

読んで貰って本当に感謝しています。


本文の内容が気になる方は、ぜひ死亡フラグの方を読んでみてください。この世界の未来の話です。

この作品より、1000倍くらい力を入れて書いてます。

普通の転生モノではなく、寧ろ転生を否定してる様な作風です。普通にハッピーエンドですが、最後は泣き系なので大丈夫な方はお願いします。

SFに分類されますが、将来的にタグを整備し文章の修正と内容を追加するなど考えてます。ただいつになるかは解りません。

よろしくお願いします。


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