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2050年、人類崩壊。絶望郷と化した世界に抗う、少年達の物語――。【トゥエンティー・フィフティー・ベイビーズ】(近未来SF × ダークファンタジー)  作者: (冬ω冬)Win Poli(╹冬╹)
第二章 | 【Second Story of the Babies:《出会いと別れ、それは新たな運命の幕開け》】

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≪登場人物 紹介≫ | 【Second Story of the Babies:《出会いと別れ、それは新たな運命の幕開け》】

 ※すでに登場しているキャラは、この章にて大きく変わった情報だけ記載しています!


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【蓮元(はすもと)夏神(なつみ)】


 〈狭間(はざま)交信局(こうしんきょく)〉へ向かう道中、自身を尾行していた〝TEAM(チーム)・CATS(キャッツ)〟の一行と出会う。

 音葉(おとは)から「チームに入らないか」と誘われたことをきっかけに、彼らと行動を共にし、交流を深めていく。


 当初は、危険な〈アフターエリア〉での生活を続ける音葉たちを諭し、「一緒に避難施設へ向かおう」と提案していた。

 しかし、彼らが避難施設で受けてきた不当な扱いや、それぞれの想いを知ることで、その考えは少しずつ変化していく。


 そして、自らの恩師・斎賀(さいが)天寿郎(てんじゅろう)の研究施設へ案内することを提案。

 現在の生活に限界を感じていた音葉たちも、その申し出を受け入れ、新たな一歩を踏み出そうとしていた。


 だが、その矢先、音葉が黒豹の《ヒューマネスト》へと覚醒。

 残された子供たちを守るため、夏神は迷いと葛藤を抱えながらも、《HERO(ヒーロー)》の引き金を引く決断を下した。


 戦いの末、〝TEAM・CATS〟の子供たちを守ることには成功したものの、音葉をその手で討たなければならなかったという事実は、彼の心に深い傷を刻むこととなる。


 この出来事を経て夏神は、「誰かを救うためには、時として誰かを切り捨てなければならない」という現実と向き合うことになる。

 それでも彼は、その悲しみを背負ったまま、前へ進む決意を新たにした。


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 【猫宮(ねこみや) 音葉(おとは)】

挿絵(By みてみん)

<世界を駆け回り、みんなの笑顔を守り続けた、お姉ちゃん>


  〝TEAM(チーム)・CATS(キャッツ)〟のリーダーを務めていた少女。16歳。

 少しガサツで男勝りな一面もあるが、根は心優しく明るい性格。

 みんなからは「ネコ姉」と親しまれ、慕われていた。


 いつも被っている猫耳帽子は、亡き姉から贈られた大切なプレゼント。

 最愛の姉への想いは、「今度は私が、みんなの〝お姉ちゃん〟でいたい」という決意へと変わり、彼女を支え続ける原動力となっている。


 避難施設で不当な扱いを受けていた子供たちを連れ出し、〈アフターエリア〉で約一年間にわたるサバイバル生活を送っていた。


 豊富な知識と高い行動力を併せ持ち、その実力は夏神からも素直に称賛されるほど。

 また、細かいことを考えるより先に身体が動くタイプで、少々抜けているところもある一方、誰からも自然と好かれる愛嬌と魅力を持っている。


 夏神と出会う一週間ほど前から体調不良を訴えていたが、それは《ヒューマネスト》としての力が覚醒する前兆だった。

 そしてついに覚醒の時を迎え、黒豹の《ヒューマネスト》へと変貌してしまう。


 最後は、迷いながらも引き金を引いた夏神の手によって消滅。

 遺体も遺品も何一つ残ることなく、《ヒューマネスト》として、その短い生涯に幕を下ろした。


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 【〝TEAM・CATS〟の子供達】


 音葉を「ネコ姉」と慕い、生活を共にしていた三人の子供たち。

 メンバーは「キョウカ」「マサル」「アラタ」の三人で、元々は避難施設で不当な扱いを受けていたところを音葉に助けられ、以来家族のように暮らしていた。


【キョウカ】


 音葉に次ぐ年長者で、12歳前後の少女。

 夏神にも丁寧な言葉遣いで接し、音葉と夏神が言い争いになった際にはアフターフォローに入るなど、チームのまとめ役を務めるしっかり者。


 一方で、夏神と音葉を「お似合いのカップル」と勝手に盛り上がったり、虹を見て素直に感動したりと、年相応の無邪気な一面も持つ。


 手首には、亡き家族の形見であるシュシュを身に着けている。


【マサル】


 良くも悪くも感情に素直な、10前後の少年。

 お菓子が大好物で、特にポテトチップスをよく食べている。


 仲間意識と音葉への慕情は人一倍強く、彼女と言い争いになった夏神を快く思っていなかった。

 しかし、キョウカに叱られれば素直に反省できるなど、年相応の子供らしさも見せる。


【アラタ】


 チーム最年少の、8歳前後の大人しい少年。

 幼いながらも優れた機械知識と技術を持ち、自作のドローンカメラを駆使してチームを陰から支えていた。


 細やかな気配りも得意で、その働きぶりは夏神からも高く評価されている。

 マサルによくからかわれているものの、本人はそんな彼を一番近いお兄ちゃんとして慕っている。


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 【斎賀(さいが) 天寿郎(てんじゅろう)】


 夏神を鍛え上げた恩師。

 フレンドに搭載されたテレビ通話機能を通じ、《ヒューマネスト》と化した音葉を倒した夏神の前に姿を現す。


 『100点満点のハッピーエンドなど、絵空事にすぎん。不必要な高望みは、足枷にしかならない』

 『もしもそれで納得できないのなら、お前は修羅の道を歩むには、まだ子供すぎる』


 ――そう言い放ち、厳しい現実を夏神へ突きつける。

 しかし夏神は、その言葉さえも乗り越え、新たな覚悟を胸に刻む。

 

 そんな姿を見た斎賀は、


「いずれお前には、今以上に大きな選択を迫られる時が来るだろう。

 その時、お前がどんな答えを出すのか、楽しみにしている」


 という意味深な言葉を残し、通信を切った。


 それは、不器用な彼なりの激励だったのか。

 あるいは、別の思惑があってのことだったのか。

 その真意は、まだ明かされていない。

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