第87話 「ひとみちゃん⑱『支配者』B Part」
アパート地下ダンジョンの調査始まる。
・・・が、意外なぶっ飛びな支配者が現る!
文章力が無いので、もしかしたら読み辛い部分もあるかも知れません。また「紀州弁」を意識して書いたので見苦しい所もあるとは思いますがご了承ください。あえて主観「紀州弁」を設定しました。
仁美は、サワサとマリーに付いて行こうとするが、和美に後ろ襟首を掴まれて引き戻されてしまう。
サワサとマリーを見送った後、仁美達は一旦マコの部屋まで戻った。
として元地下倉庫だった部屋で、交代で1人だけ残ってサワサとマリーの帰りを待つことにした。
仁美と和美は、仕事があるのでパス。
でも、魔法使いとは言え、『元人族の小娘達』に使われる魔族って・・・(汗)
なんだか滑稽だなと思った仁美達だった。
・⋯━☞次の日の朝6時半☜━⋯・
••✼••アパート仁美の部屋••✼••
カチャ!・・・パタン!
「仁美さぁ~~~ん! 起きてくださぁ~~~い!」
「!・・・はう」
のそのそ・・・
仁美は、何時ものように和美に起こされ、何時ものように朝の支度をし、何時ものように和美の作った朝食をとり、何時ものように仕事へ出掛ける。
・⋯━☞午後9時過ぎ☜━⋯・
••✼••アパート・マコの部屋••✼••
「「ただいまぁ~~~!」」
「あ、お帰りなさい! 仁美さん! 和美さん!」
「マコさん、ダンジョンの調査はどうでした?」
「あ、はい! もうお二人は夜中の2時には戻って来ていまして、調査報告書を書いてもらってます!」
「はやっ!「調査報告書・・・(汗)」
徹底してるなぁ~~~(汗)
流石は元事務職。
3階層全体の手書きマップもパソコンで見やすく修正し、3階層に湧く魔物の姿までスマホ撮影だが、写真付きでまるで教科書のような、市販の本みたいな出来栄えだ。
魔物を撮影する余裕まであるなんて・・・すごっ!!
調査報告書?! コレを、もう作っちゃったの?! めちゃ仕事できるやん!
仁美だったら、何日かかるか・・・
もし、このアパダンを一般公開したなら、資料教材として販売してもいいかも?
『売れるんじゃね?』
そう思った。
「ほおほお・・・」
「へえ~~~まるでムトランティアに湧く小物の魔物ソックリですね!」
「うんうん! 私もムトランティアで見た事がある魔物に似てると思う!」
「そうなんですね? 私はムトランティア?には行ったことがないですから分かりませんが・・・」
「うん・・・」
サワサとマリーはそう言う。
そう言えば、そうだった。
サワサとマリーは魔族だが、ムトランティアへは行った事がない。
魔族だからって、ムトランティアを知ってると勝手に思ってしまっていたが、2人は地球の日本に住む魔族である。
だが、普段は人前に姿を表さないので、架空の存在とされている。
例えば日本では河童やコロボックルなど、海外ではビッグフッドやネッシーみたいな、噂や昔ばなしや都市伝説的な存在だと言える。
デュラハンのサワサさんなんて、超有名な魔族ではないか!
幽霊のマリーさんなんて、日本のUFOに乗った美女伝説として有名では?!
でも! 実際には今ここに、当たり前の様に存在している。
なんとも不思議な存在である。
なんだが有名人と知り合いだぁ~なんて気分になっちゃう。
もし仁美達が魔法使いにならなかったら、出会えなかっただろう。
それはそうと、報告書に掲載された魔物とは、大きさ的には産まれたばかりの子犬サイズから小型犬サイズくらいのモノらしい。
湧く魔物の種類としては、サワサとマリーが見た印象から、サワサとマリーの独断と偏見で付けたと言う名前で掲載されていた。
そもそも名前の無い魔物なのだから、仕方ないか。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
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【アパダン第3階層に湧く魔物一覧】
【アパダン角鼠】
見た目まんまで、額に5cmほどの角が生えた褐色のネズミ。
すぐに逃げるヤツも居れば、襲って来るヤツも居る。
主な攻撃は、『角攻撃』と、『噛みつき』と、『毒』。
素早く走り回るので、動きを封じるスキルなどが有効。
ヒノキの棒でも一撃で倒せるレベル。
火と水に弱い。
『地の魔石』を落とす。
『角鼠の角』を稀に落とす。矢の鏃などに使われる。
【アパダン蜘蛛】
オニグモの足を太くしたような姿の真っ黒な蜘蛛。
複数で襲って来る事もある。
主な攻撃は、『蜘蛛の糸』と、『毒牙』
素早く壁や天井でも走り回り、結構厄介。
動きを封じるスキルなどが有効。
ヒノキの棒でも一撃で倒せるレベル。
火、水に弱い。
『地の魔石』を落とす。
『蜘蛛の糸』を稀に落とす。防具の内張りの素材として使われる。
【アパダン大青虫】
アゲハチョウの青虫にソックリな小型犬サイズの大きな青虫。
動きは遅いが、『臭角』を伸ばして、一時的に痺れさせるガスを発生させる。
主な攻撃は、『青虫の糸』と、『痺れガス』
完全に痺れる訳ではないが、臭角攻撃を受けると厄介なので、エンカウントしたなら先に倒す事が先決!
ヒノキの棒でも一撃で倒せるレベル。
火と水に弱い。
『地の魔石』を落とす。
『粘着液』を稀に落とす。強力接着剤や、防水加工液として使われる。
時々興奮すると瞬時にサナギ化して、成虫のオオアゲハチョウに変態する。
サナギ化している時は物理攻撃が通らないほどに硬い。
主な攻撃は、『痺れ鱗粉』と、『吸血』
ヒノキの棒で2、3撃で倒せるレベル。
火、風、水に弱い。
『風の魔石』を落とす。
『鱗粉』を稀に落とす。麻痺薬の素材として使われる。
【3階層 親分・餓鬼】
見た目は、まんま餓鬼。
棍棒で攻撃してくる。
棍棒攻撃さえ気を付ければ、身体は物理攻撃に弱く、ヒノキの棒で3~5回の撃程度で倒せるレベル。
火に弱い。
『地の魔石』を落とす。
『マジック・バッグ(小)』を稀に落とす。
コレらモンスターは、活動停止するとダンジョンに吸収され、一定時間経過後にまた湧く。
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・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「なんすかコレ!? サワサさん! マリーさん!
マジ凄いっすよ! まるで『妖怪大辞典』読んでるみたいです!!」
「仁美さん 落ち着いてください!
って、確かに凄いですよね・・・(汗)」
「俺も欲しいです!」
「私にも頂戴!」
「あ~~~はいはい!
ちゃんと皆んなの分も作ってますからねえ~~~♪」
「「「「おおおお~~~!!」」」」
仁美達皆んなは、ダンジョンそのものよりも、サワサとマリーが作成した、『アパダン第3階層報告書』たるものの方が興味津々だった。
ところが、なぜだろうか?
メンバーが1人多い気がする・・・
「餓鬼って、ゴブリンの事なんや?」
「そうですよ 西洋では、悪さをする子供達に、『このゴブリンめ!』って叱るそうですよ?」
「おもしろーい!」
「日本で、『このガキめー!』って悪さをする子供に叱るのと同じですね?」
「あはは! そうですね!」
「でも、餓鬼はこれだけじゃないですよ?」
「ええ? そうなん?」
「餓鬼、つまりゴブリンは、強くなると出世するんです!」
「「「「しゅっせ?!」」」」
「ああ~~~! 出世魚みたいな?」
「ううむ まあ、そんな感じですかねぇ?
でも、特にゴブリンは出世すると『種族進化』するんです」
「「「「しゅぞくしんか?!」」」」
「はい! とは言え、私が勝手にそう言っているだけなんですが、まるで種族が変わるほどの進化なんで・・・」
「「「「なるほど!!」」」」
「それ、どんなん? どんなん変わんの?」
仁美は、身を乗り出してサワサ達に聞く。
楽しくて面白くて仕方がない。
童心が蘇るか?
「はい ゴブリンがレベルアップして強くなると、まず第一進化として、『大・餓鬼』に進化します」
「「「「ほおほお!・・・」」」」
「そして大・餓鬼から更にレベルアップすると、第二進化として『餓鬼・統率者』になります!」
「「「「うんうん!・・・」」」」
「そして更にレベルアップして第三進化すれば、『餓鬼・王』に、そして最終進化体型として、魔神大魔王になりす!」
「「「「おおおおお~~~! すごい!すごい!」」」」
「そして今のこの私こそが、『魔神大魔王』です!」
「「「「おおおお~~~!・・・・・・え?」」」」
仁美達は、フリーズした。
何の気なしに話していた人が、実は見知らぬ誰か?
見た目は、十二単を減らしたような着物姿のかぐや姫?
しかも、その存在感の半端ないこと!!
「「ガクガクブルブル・・・(震)」」
「え? アンタ誰?」
「あ、はい! この洞窟の管理を任されております、魔神大魔王で御座います!」
「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」
「「ガクガクブルブル・・・(震)」」
「「「「きゃあああああああああ~~~!!」」」」
仁美の部屋では騒然となり大パニック!!
なんと! ひとり人数が多い気がしてはいたが、まさかその人物こそが、『魔神大魔王』だったなんて・・・
ってか、いつの間に?!
今の今まで誰も気付かへんやなんて、どないなってんねん!
だがその魔神大魔王は、厳しさも、不気味さも、禍々(まがまが)しさも、魔物性も、まったく感じさせなかった。
ごくごく普通の人?みたいな雰囲気。
と言うか、ほわわ~ん、としていた。
また、あまりの美しさに、男性?女性?どちらなのかも不明。
ってか、女性の着物を着ているのだから、女性だろうけど。
なにせ、不思議な雰囲気を醸し出していた。
「ああー! ビックリした! ビックリしたあ!!」
「ごめんなさい! 脅かすつもりは無くてですね・・・
もう数十年ぶりの訪問者だったので、私嬉しくて嬉しくて!
あ、私はこの洞窟の管理はしていますけど、本当の管理者は今現在他の洞窟の作成に勤しんでおりまして・・・」
「「「「・・・(汗)」」」」
「「ガクガクブルブル・・・(震)」」
魔神大魔王の醸し出す雰囲気は、本当に穏やかで、近所の優しいお隣さんみたいな感じだった。
ただ、サワサとマリーは相変わらず震えていたが。
一応は、女性らしい。
それと、名前は元々無かったらしく、『魔神大魔王』とはらしくなくて呼びにくいので、『姫』と呼ぶことにした。
なぜなら、パッと見はダンジョンの管理者とは思えないし、『かぐや姫』みたいな格好をしていたからだ。
まるで、雛人形のような、一見十二単に似た着物を着ていたから、自然と『姫』と呼べたのだった。
とは言え、本物の十二単ではなく、もっと軽装ではある。
そんな容姿が、『姫』と呼ぶのにピッタリだと思う。
全体的なビジュアルも綺麗だが、ルックスも見入ってしまうほどに綺麗で、マジモノホンの本当に雛人形みたい!
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名前 姫
性別 女
年齢 988
種族 魔族
職業 魔神大魔王
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状態
【健康】
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LV 2428
HP 80812
MP 8236
STR 53
ATK 2941
DEF 1932
INT 1573
SPD 1196
LUK 2451
EXP 305521638
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習得魔法
【テレポート】【転移魔法】【異世界間転移魔法】
【物体転移魔法】【魔物生成魔法】【地属性魔法】
【水属性魔法】【火属性魔法】【風属性魔法】【光属性魔法】
【闇属性魔法】【空間魔法】【付与魔法】【回復属性魔法】
【状態異常回復魔法】【変身魔法】【浄化】
:
:
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習得スキル
【魔力制御】【魔力操作】【力操作】【魔力量計測】【鑑定】
【魔法薬精製】【錬金術】【遠隔視覚転送】【非物質化】
【壁抜け】【巻物生成】【裁縫】【手芸】
【粘土細工】【陶芸】【採掘】【威圧】【威嚇】【警戒】
【隠匿】・・・
:
:
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装備によるスキル
回復の錫杖(無限にハイ・ヒールが使える)
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称号
【洞窟の支配者】
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資格
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仁美は、姫のステータスを見て驚愕した!
サワサとマリーが震える訳だ。
レベルは2500間近!
物理的な力も魔法も半端なし!
大魔女に匹敵する実力者だ。
それにSTR53って、どんだけ重い武器装備できんねん!?
魔法の欄の【魔物生成魔法】ってなに?!
魔法やスキルにレベルが表示されないのはカンストってこと?
【異世界間転移魔法】って?! 異世界へ行けるの?!
習得魔法や習得スキルなんて、多すぎて表示しきれていない!
おそらく下へスクロールすれば見れるのだろうけど、他人のステータスは操作できないようなので見れない。
もう、すごい一言では片付かない!
「す⋯す⋯すごいっすね・・・(汗)」
「こんな凄い人がこのアパートの地下に居たなんて・・・(汗)」
「えっと・・・ずっとこの地下に住んでいたのですか?」
「まあ、そうですね
元々は、ただの洞窟に湧く魔物の1つだったみたいなんですが、何時しか自我が生まれて、退屈に感じるようになったんです
それに、だぁ~れも来ないので、私は他の魔物と力比べをするようになり、気が付いたらレベルアップするようになって、ある程度レベルが上がると進化する事を知りました!
でも、私と渡り合える魔物が居なくなってしまって、自分で強い魔物を【魔物生成魔法】で生み出すようになりまして、そしてまたレベルアップを繰り返して、何処まで進化するのか試していたら、大魔王になってました!」
「・・・何百年も?」
「そうなるのでしょうか? 洞窟にばかり居ますと、時の流れに無頓着になるので、時々洞窟の外に出たりはしましたが、その度に景色が変わっていて、なかなか楽しめましたよ?
ただ、人の中には私を見ると怖がる人も居るので、すぐに洞窟に戻りましたが うふふ♪」
「「「「「・・・・・・・・・・・・(汗)」」」」」
そりゃあ、そんな格好だものねえ・・・(汗)
江戸時代ならまだしも、明治からコッチの時代にそんな格好して彷徨いていたら、そりゃあ怖がるというか、驚くだろうねえ(汗)
それより、【魔物生成魔法】で魔物を生み出した?!
第2階層にやたら強い魔物が居るのは、お前が犯人かぁ━━━っ!
場違いな強い魔物が居た理由が、解ったのだった。
しかし、すぐに洞窟に戻ったとは何年後? 何十年後?
姫の言う『時々』とは、『数年単位』だろうか?
それとも『数十年単位』いや、『数百年単位』だろうか?
でも、人と関わる事に戸惑いも感じさせない様子を見ると、上手く人と関われる時もあったようにも感じる。
ただ、1000年近くも生きているので、人との一生を共にする事は難しい事はもう理解しているだろう。
20~30年一緒に居るだけでも、姫は人ではないとバレるはずだ。
そう思うと、とても孤独な人だと思えて気の毒になってくる。
でも、物腰からして、とてもフレンドリーな人だとは思う。
「あの・・・このアパートには、1部屋 空いているのですが、もし良かったら住んでみませんか?」
「「「「「えっ?!・・・」」」」」
「え?・・・・・・・・・良いんですか?!」
「はあい! 歓迎しますよ? もちろん、お代は頂きますが」
「ありがとうございます! 御足(お金)の事なら心配いりません!
この通り、沢山持っておりますので!」
ドン! ドドドジャララララララララッ!
「「「「「?!・・・」」」」」
姫は、そう言って懐から小さな可愛らしい花柄の巾着袋を取り出すと、紐を解いてひっくり返した。
すると、その巾着袋からドル箱をひっくり返したかのように、金貨や銀貨や銅貨に、寛永通宝や一分銀や一朱銀や大粒の砂金に大判小判に、そして古い日本や海外の硬貨から、更に現在の流通している500円玉から1円玉にまでもが雪崩のように飛び出した!
そしてあっという間に、大きな硬貨の山となった!
それでも、まだまだ出てくる出てくる!
いったい、どれくらい入っているのだろうか?
まるで底なしだ!
巾着袋は、マジック・バッグになっているようだ。
だが、余りの硬貨の多さに、皆んな部屋の隅っこへ退避!
「うわわっ! ちょっと!?」
「もう! ストップ! すとぉ━━━っぷ!!」
「え? そうですか?」
「ヤバい! ヤバい!」
「いやあ~~~止めてぇ~~~!!」
バキッ! バリバリバリバリドスン!!
ドシャ━━━ン!!
「「「「「きゃあああああああああ~~~!!」」」」」
余りの硬貨の多さに、仁美の部屋の床が耐えきれずに床底が抜けて大穴が空き、下の階のサワサの部屋まで硬貨の海となってしまった!
「いやあ! わかりました! わかりましたから(汗)」
「あ、はい そうですか?
足りなかったら、こちらの巾着袋に宝石もありますよ?」
「「「「「もう十分ですからっ!!」」」」」
「・・・はい わかりました?」
姫は、なぜか首を傾げて不思議そうな顔をして、床底が抜けて何も無い空中に浮きながら、巾着袋に硬貨を掃除機のように吸い込み始めた。
「あぁ~あぁ~あぁ~~~俺の部屋がぁ~~~(焦)」
「あぁ~~~って
下のサワサさんの部屋も大変な事になってますよ(汗)」
「床が・・・
ごめんなさい! ど、どど、どうしましょう(汗)」
「ま、まあ、魔法で直せますから・・・」
「す、すみません! すみません!(汗)」
流石にやり過ぎたと思った姫は、時代劇でしか見た事がない着物姿の女性の土下座!
しかも、空中に浮きながら!
その姿勢から、ちょっと抜けてはるが、人並みの倫理観はあるようだと感じた。
「あはは・・・驚きましたね」
「「「「あははは・・・(汗)」」」」
「よ、ようこそ! めぞん・刻一刻へ! 今後とも、よろしくね!」
「こちらこそ! 是非、よろしくお願いします!」
その後、姫も手伝って、仁美とサワサの部屋を片付け、修復した。
と、こうして姫は、少々驚かされたが、またもやアッサリと、『めぞん・刻一刻』の住人となった。
姫は、空いている部屋、『10号室』に住むことになった。
こうして『めぞん・刻一刻』は、満室となったのだった。
ついに、『めぞん・刻一刻』が、満室になりましたねぇ~~~
これから、どんなハチャメチャなことが起きるのでしょうか?




