表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/34

01獄牢刑務所

           『獄牢刑務所』            


~1~

 ノロ・ファウストは身に覚えのない殺人罪で、獄牢刑務所へ入れられた。


 朝の集合時間、囚人全員は運動場へ集まった。

 多少、機嫌の悪いノロもそこにいた。


 前に所長が現れ、笑うように指示を出した。

 囚人たちは言われるまま、笑顔になった。ただ、それは苦笑いに他ならなかった。

 ただ一人だけ、むすっとした顔をした人がいた。


 看守がノロのほうへ近づき、怒鳴る。

「笑えっていってるだろうがッ!!」

 看守はノロを殴り飛ばした。

 ノロは地面に転び、起き上がり、看守のほうへ歩いたあと、言った。

「笑おうが笑うまいが、僕の勝手だよ」

 看守は拳を上げる。

「何だと!!」

 看守はまた、ノロを殴り飛ばそうとする。

 ノロは看守の拳が目の前に来たとき、看守の拳を掴んだ。

 そして言った。

「なぜ、暴力ばかりするんだ。どうして無実なのに、笑うかどうかまで支配されなきゃならない? まず、口で説明してよ」

「……よかろう。まず、その手を離してからだ」

 ノロは掴んでいた手を離し、一歩後ろへ下がった。

 看守は深呼吸をしてから、話した。

「まず、お前が無実だと、どうして言える?」

「僕のことは僕がすべて知っている」

「俺は知らない。お前が無実だと証言しないのが悪いのだ」

「僕は口を封じられて、裁判にもかけられず、いきなりここへ連れてこられた。そして懲役300年と言われた。意図的に証言できないようにされた」

「お前が殺人犯だからだ。無実になったら被害者がかわいそうだと思わんのか!」

「殺人を犯してないことは僕が知っている」

「俺は、お前が殺人犯だと思っている」

「違う」

「言い訳するなっ! お前の話は聞いていて疲れる! この場で死刑にしてやってもいいだぞ!!」

「…………!?」

 看守はノロを殴り飛ばした。

 ノロは起き上がり、看守のほうへ向かった。

 看守は警棒を取り出し、ノロを殴りつけた。

 2回殴りつけた後に、ノロは警棒を弾き飛ばした。

 その後、看守は拳で殴った。

 看守がノロの顔面を殴ったあと、ノロは看守の手を掴んだ。思いっきり掴み、そしてねじった。

「ぎゃあああぁああぁぁぁぁ!!!!」

 看守の悲鳴が響く。

 看守の手はちぎり取られていた。




――――――――――――――――――――――――――――――

・獄牢刑務所……普通の刑務所とは少し違う。実質は独裁体制。獄牢町に少年院はない。子供だろうと大人だろうと、犯罪を犯せばすべて獄牢刑務所へ送られる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ