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第57話
自然と、空に光が戻って来る。
「……朝、か」
眠い目をこすりながらも、ようやく長い夜を超えることができたようだ。
ただ、驚くほどに周りは静かで、遠くの風の音や、もしかしたら最寄町のレジドンから聞こえているかもしれないささやき声が何とはなしに響いてきている。
「起きろー、朝が来たぞー。朝飯にするぞ」
俺は立ち上がり、それぞれのテントの骨組みを火がしっかりと消えている火掻き棒を使って叩いていく。
叩いた順番でそれぞれがテントの中から顔を出し、それからしっかりと身体を出してきた。




