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第54話
トントントンとテントに付けられているパイプが叩かれる音で俺は目を覚ました。
「誰だ」
俺がテントの中で武器を持ちながら尋ねると、聞きなれた声が聞こえてくる。
「私、スクティーラ。交代のタイミングみたいだけど。どう?」
「もうそんな時間か」
武器を置き、テントから少しだけ外を眺める。
見知った顔がそこで、焚き火に当たっているのが見えた。
テントすぐそばのとこに椅子がわりになる石を、いつの間にか誰かが持ってきたようで、それに座っている。
火かき棒として使っているであろう木の棒で、どうやらテントを叩いたようだ。




