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擬音語はほどよく

 ◉Point───────────────────


 例

 ゴォーーー

 台風が近づいているためか、強く吹きつける風の音がした。

 ヒュウゥゥゥ

 ときおり鳴る高い音が女性の悲鳴にも聞こえ、少年は恐ろしくてしかたがない。

 ガタガタガタ

 ゆれる窓。誰かが開けようとしているのではないかと思うと、震えが止まらなかった。


 ──────────────────────


 上の例では、強く吹きつける風の描写に擬音語を用いています。もちろん誤りはなく、擬音語のわかりやすさはよい点とも言えます。たとえば、「音」を言葉として学ぶ場面では効果的ですね。

 ですが、もしあなたが学習を目的としていない場合、擬音語は多用しないほうがよいかもしれません。上の例では「音」がほぼ擬音語で描かれていて、地の文章は状況の補足に見えます。そのため、“文章から想像する楽しみ”がやや損なわれているのです。


 例

 台風が近づいているためか、強く吹きつける風の音がした。ときおり鳴る高い音が女性の悲鳴にも聞こえ、少年は恐ろしくてしかたがない。がたがたとゆれる窓。誰かが開けようとしているのではないかと思うと、震えが止まらなかった。


 擬音語を減らしても十分に描けますね。読者によっては、自身の経験からもっと想像を膨らませて、より怖がってくれるかもしれません。



 このひとさじは、いかがでしたか?

 お役に立てたようなら、とてもうれしく思います。

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