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ある日の一コマ

 とある日の夜中のこと。布団が大量に敷かれた部屋で寝静まる中でユウナの胸辺りから光が発せられた

「ん…あ…おねえちゃんだぁ♪」

 意地でも離さないとばかりに抱き付いて眠っていたマルシカク、近頃の彼女の毎日の目標の一つがそれでまだ(・・)達成していたことに嬉しくなり、目の前で光ったおよめさんの姿を見て微笑んだ。

 そして、起きないおよめさんを見て少し逡巡すると再び光が漏れないように抱き付いて眠りにつくのだった。

・・・。

「ふぁ、ユウナ様の誕生日なんですね。珍しいですね? でもユウナ様ですからにぇ…、うぅ、また噛みました…」

 朝一番最初に起きたみのりは起き上がると元いた布団から外れて壁を頭にしていて胸辺りを光らせているユウナを見てそう発する。

 もはや不思議な寝姿なのは見慣れた光景であり、まれに自分にくっ付いている時もあり最高だと思う日もあったりする。

 ユウナを確認後は彼女の小さなお嫁さんの姿を探す、くっ付いて眠り移動途中で離れていることは最近ピッタリくっ付くようになってからよく見る光景になっていたりする。


 誰かの動く気配で起きたマルシカクは布団片足の自分の姿の腕の中におよめさんがいないことにガッカリしてすぐに彼女の下へ移動

「おはよ、みのりおねえさん♪」

「はい♪おはようございます」

 小さな声で挨拶を交わしてユウナが起きるまでは想い思いの(・・・・・)行動をとっていた。


・・・。

「ん…マルシ・・ひゃ!?」

「おねえちゃん、おはよ♪」

 マルシカクちゃんを感じながら目覚めると自分が光っていてとても驚いてしまったがマルシカクちゃんのキスでほわぁっとすぐに落ち着く。

「おはようございます♪ ユウナ様」

「おはよう♪みのりさん

・・・昨日、私の誕生日だったんだ」

「え?きょうじゃないの」「え?昨日なのですか?」

 2人の疑問の言葉、2人の疑問はもっともなことで、この世界の人のほぼ100%に近い人々の生まれた時間は昼間なのである。かなり希少な例外も王家の特殊な事情を持った人が過去一人二人いたくらいで、光ればその日が自分の歳を重ねた時となる。

「うん、私は夜の日を跨ぐちょっと前に産まれ(・・・)たんだ」

「へー!」「そうなのですね」

 この世界の子の授かり方と2人の珍しそうな感じの謎が結び付かないユウナは2人の反応こそ不思議だった。

「それで、(これ)は意識すれば止まるんだよね?」

「はい、そうです・・よ」

 今までどうしてたの?って思われたのだろうけど私、初体験だから。

「あ! いっしょにやっていい?」

 じゃあ止めようと思ったらのマルシカクちゃんの提案、もちろん了承! どうするのかなっと思ったら・・・

「おねえちゃんと手をあわせて?」

「こうかな? はい♪」

 座って両手の手のひらを合わせるようにしたらマルシカクちゃんが外側から私の手を挟んだ・・・小さな手がかわいいよー!

「えへへ♪どきどきする」

 はう!胸を打ち抜かれたよ。いつまで経ってもお互い気持ちが変わらない・・大大大好きだよ♪

「はぅ…いいでしゅ…」

 みのりさんも変わらないね!

「こうして?」

「うん♪」

 マルシカクちゃんは親指同士をくっ付けて開く動作をしてから再び手を重ねるので真似る

「あわせて?」

「うん♪」

 光っている胸辺りに触れる

「せーので「とまって!」っておもうの♪」

「かわいい♡」

「え? うん、ありがと♪ おねえちゃん大すき♡」

 あ、始めからかわい過ぎた指導がキュンキュンとし過ぎて思っていたことが口に出ちゃった! みのりさんが悶えてるのはどっちにかな!

「「せーの!」」

 声を合わせて光が収まるように「とまって」と念じるとピタリと収束していって2人で喜んだ

「おめでとう♪」「おめでとうございます♪」

「なんか、くすぐったいね。ありがとう♪」

 好きな人たちにお祝いしてもらえるのって嬉しいものだと実感した。

・・・。

「ケーキを用意しよう♪ 何がいいかな?」

「おねえちゃんは何がすきなの?」

「私かぁ・・」

 ケーキ自体食べる機会が殆どなかったから「これ!」って言えるほどは、ね…。 モンブランとか食べてみたいかもしれない・・けどゲームにも追加要素のレシピにもなかったから作れないし

「え? ほんやさんに行くって!」

「わかった、行こっか♪」

 ホントありがとうございます!

・・・。

 帰ってきました!タイミング良くレシピ本が入荷されてたようですね(棒)。 ついでにたまたま(・・・・)お店を出していたあやしい商売人さん(猫)に出会って、たまたま(・・・・)仕入れていた未だ持っていない食材も大量に買ってこれました! 今日は運が良い日なのかもしれません(棒)。



 さて用意する材料は『ミルク×3』、『バター×3』、『卵×5』、『栗×3』です。

「作っていきますよ」

「わぁ♪」「楽しみですね♪」「何が出来るのかな♪」

 千ちゃんに伝えないと可哀想なので家に伝えにいったら予想通り付いてきました!

 料理台でボールにミルクを用意してMPを1消費すると生クリームが出来ます! チョコと違って混ざるのこの段階じゃないんだね。

 次にオーブンレンジでミルク、バター、卵、栗をトレイに乗せ入れて再びMPを1注ぐと・・・おぉ!半分黄金色でもう半分こげ茶色の生クリームが塗られたスポンジが出来ました!すごっ!

「色がちがうね!」「面白いですね」「なにこれ!! これなあに?」

 栗の練り込んだクリームのスポンジって言っといたけど多分説明間違ってる。

 最後に調理台の上でスポンジと栗を並べて更にMPを1消費するとあっという間!

「完せ・・えー!?」

 驚いたのはケーキに対してではなかった!

 たしかに見た目ビックリの2色ホールモンブランケーキは出来たのだけど、同時にマルシカクちゃんの胸辺りが光ったのだ!

「あ・・・

 えへ♪マルシカクもたんじょーびになった♪」

 再び愛しさで胸を打ち抜かれた! 今日は被弾しまくりである。いや毎日だね!

 後ちょっと産まれるのが遅かったらマルシカクちゃんと同一日だったんだ、実質同じだけど残念だ…

「おねえちゃんと(ほとんど)同じだね♡」

「うん!マルシカクちゃん大好き♡ おめでとう♡」

 マルシカクちゃんは最強です♡


 その後が大変だった!

 私の光を止めた立場逆転したことを行ったのだ!

 つまり、私のマルシカクちゃんより大きな手では当然はみ出るので触…、どきどきバクバクしたよ!


 2色ホールモンブランケーキは片側甘いマロンクリームで反対渋皮栗系で今まで食べた中では一番好きだった味でした、特に甘い方が味が好きだったよ。


・・・。

 そしてマルシカクちゃんの誕生日がきたら行うと決めていたことがあった。

「じゃあね、マルシカクちゃんの『不老』を無効にするよ」

「(おねえちゃんは)いいの?」

「うん、どんなマルシカクちゃんでも大好きだから♪」

「マルシカクはせいちょうしてもマルシカクでいるね♪」

「うん♪マルシカクちゃん」

「おねえちゃん♪」

 ぎゅっと抱き締め合うとふわぁっと心まで温まった。



・・大仰に言っているがマルシカクが次に歳をとる1年間だけ解除するだけであった。


 もしかしたら途中でまた変更するかもしれないね♪

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