〜イサムカフェ編〜
カフェ
イサムはカフェにいた。
カフェと一口に言っても、オシャレなものから、チェーン店、タバコ臭い昔ながらのものなど、たくさんの種類があるが、イサムは今、オシャレなカフェにいた。
イサムは何かの雑誌で、カフェにいる男子、カフェ男子がモテるという記事を読んだのである。
モテたいがために、ひとりでオシャレなカフェに来たのである。
店内を見渡す。
確かにおひとり様男子がチラホラといる。
室内なのにニット帽。リンゴマークの薄いノートパソコンを広げ、クソみたいなレポートを打ち込んでいる、私立クソ文系大学生がたくさんいた。
さて、話を戻そう。
イサムはモテるためにカフェに来たのだが、やる事が無かった。
とりあえずスマートフォンをいじくり、ゲームアプリを楽しむ。ここはWi-Fiが使える環境であり、サクサクとゲームを楽しんでいた。
(果たして。。。これで女子にモテるのか???)
イサムは甚だ疑問であった。
カフェにいるだけでモテるのだろうか。
気張ってオシャレなカフェに来たものの、イサムにはよく分からない状況であった。
「あの。。。」
なんと、女性が話しかけてくる。
イサムは女性から話しかけられることなど皆無だったので、緊張した。これが逆ナン、これがモテキなのか。ありがとうミツロウ先生!
「ははは、はい?なんですか?」答えるイサム。
「えーっと、その、ご注文はいかがいたしましょう?」
困り顔で語りかける女性店員。
オレンジジュースを飲み、何事も無かったかのように店を後にした。




