〜イサム牙突編〜
武道館
本日の給食前の体育の授業は、武道館に集まり剣道を学ぶ事になった。
「よーし、剣道って言っても人数分の竹刀は無いし、防具も付け方教えるの面倒だし、スポーツチャンバラをするぞー。」
体育教師のきんに先生が言う。
イサムは元勇者なので、剣術には秀でている。デュラ田とのチャンバラに興じていたが、イサムが剣を避けてバックステップすると、クラスメートにぶつかった。
「おろろ」
特徴的な喋り方をしたのは、和月くんだ。
和月くんは剣道部に所属している。
「ああ、和月くん!ごめん!ところで手合わせしてもらえないかな」
イサムが提案する。こっちの世界の剣の強さを知りたいのだ。
「構わないでござるよ」
和月くんも元勇者イサムとの戦いを楽しみにしているようである。
向かい合う二人。
和月くんはチャンバラをビリヤードのキュー(※棒のアレ)みたいな持ち方をして、刃先をイサムに向けてきた。
なんとも強そうな構えである。
和月くんが技名を叫びながら攻撃してくる。動きが早い!イサムは退く一方だった。
(打開策はないのか。。。一瞬の隙を見るしかないッ!)
イサムは注意深く和月くんを見た。
「隙ありッ!!!!」
デュラ田との戦いは続いたままだったので、デュラ田の攻撃がヒットした。
倒れるイサム。和月くんが駆け寄る。
「大丈夫かい!? 保健室でケンシンして貰った方がいいと思う!」




