表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

現実逃避の哲学

私はただ沈む。深く…深く…


この世界は、ちと眩しすぎる。

私は常に半眼で、完全に開けることは、おそらく未来永劫来ないだろう。

ときどき、目を閉じてはこんなくだらないことを考えている。思考が深くなるにつれ、臓腑も沈んでいき、腹の辺りに詰め込まれるような感覚に陥る。

かの哲学者たちは、生き方や、生きるうえでの考え方などを説いてきた。だが、要はただの現実逃避では?と思ってしまう。そんなことを言おうものなら、哲学者にリンチにされそうだが、一例を挙げよう。浄土真宗の念仏、「南無阿弥陀仏」はだれでも知っていると思う。これは、簡単に言えば、「この念分を唱えれば、だれでも極楽浄土に行けますよ〜」という思想だ。完全に他力本願で現実逃避的な思想だと思わないか?

もちろん、全ての哲学を現実逃避と言うつもりは毛頭無い。だが…いや、違うな。私がただ現実逃避のおもちゃにしているだけだな。現実問題から目を逸らし、くだらないことをさも大事のように、思慮しているだけだ。

はあ…こう神経衰弱になっては、なにもやる気が起きない。だから、とりあえず目をつぶってはこんなことを考える。そのまま深く…深く…潜っていく。私は慢性的な寝不足なので、大抵そのまま眠ってしまう。


深く…深く…沈んでいく。

腹の底に、どこからともなく水が溜まり、だんだんかさが増していくような。

自分の…色、性質が変わるような。

そして、終には深淵で満たされる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ