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対面

厄介者藤内が現れたが特に支障がないまま時が流れた。

そしてついに対面することとなった!

どのぐらい経ったのかわからない。さっきまで半袖でもキツイ暑さだったのに、もう厚着がないと死んでしまう寒さなった。

あれからお互い進歩はない。

藤内は相変わらず嫌がらせをするがドジな性格なため、関係ない人まで巻き込んでしまう。この前なんか隣の席の子の財布が盗まれ、どうしてこんなところに?と思う場所に捨てられていた。

いっぽうこちらは友トリオの削除依頼が毎日来るのでミュート。動画は同じ趣味の人は支持の声が上がるけど、それと同時に同級生からは非難の声が強い。

友トリオは自身のチャンネルで自分達も含め、オタクを貶している。もちろん信者レベルのファンはそんなやつ死ね的みたいな意見をしている。

そんななか、たまたま駅周辺を歩いていたら敵と遭遇した。相手は友トリオのメンバーの1人、高川里奈。この前メールを送ってきた人だ。

流石に敵に特攻するほど俺は馬鹿じゃないか。避けようと思ったが彼女に見つかってしまった。

「ねぇ、福野くん。」

「な、なんだよ。」

「なんであんな事するの?なんであんな人になったの?」

もうこの地点で気がついた。彼女は自分達は何も悪くないと思っていることが。だからお前らが悪いという感じで戦おうとした。

「自分達は人に聞かなきゃわからないのかい?心当たりはあるはずだ。」

「わかんないから聞いてるの!里奈、とっても悲しい。美代ッチや大河ンも悲しいって言ってる。」

女子ってなんで変な呼び方をするのが好きなんだろう。それにしてもこれでは話が進まない。こっちから仕掛けよう。

「仕方ない。教えてあげよう。お前らが二次元オタクを貶したからだ!そう、偏見をしたから。」

「違う!あれは…」

「何が違うの?」

「あれは美代ッチや大河ンが貶そうって…」

「仲間に罪をなすりつけるつもり?ヒドイなぁ。それに、本当にそうだとしても高川もやったんだ。同罪だ。イヤならやらなければよかったのに。」

「でも…別にそれぐらい良くない?」

「良くない。これは立派な差別だ!どこからそんな情報を得たか知らんが、ただの偏見で貶すのはおかしい!」

そこで高川の表情がスッと変わった。俺を睨みつける表情に。これが女子の本性だ。裏表が変わった瞬間だ。そして彼女は冷たい声でこう放つ。

「偏見偏見うるさいけどさあ〜お前らも私達を貶しているよね?それも偏見じゃない?たかがあの動画をみただけで。人のこと言えないよ。」


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