54話 青島ダンジョン
すみません、間が空きすぎました。
中国の青島でもなければ猫島の方でもないです。
「どうも今日は、スコおじこと中村浩士です」
「こここ、こんにちはなのです。ままま、マンドラちゃんななな、なのですすすす」
「你好! 龍美麗ネ!」
:スコおじの配信キターーーーーーーー!
:こんスコー!
:スコおじ最強! スコおじ最強!
:マンドラちゃんめっちゃどもってる。
:そりゃ天敵がいるしなぁ……
:てかなんでこの変態がいるねん?
:¥50000
スコおじ様に近付いていい変態は私だけですわ!
:こいつもぶれねぇな
:¥1000
マンドラちゃんペロペロ
:コイツはつまみ出せ!
相変わらず視聴者多いな。そして安定の変態ネキこと天光院嬢。因みにこの時点で視聴者数は1万を超えている。
あとマンドラちゃんは肩掛けバッグの中に入って身体(?)だけ出ている状態だ。
「今日はですね、青島ダンジョンを攻略しようかと。丁度自分と同じ適性SSの龍さんがいますからね」
「サスガのワタシモ迷宮攻略でペロペロしないヨ。ちょっとノ油断で命落とす事アルネ」
:そこは真面目にやるのね。
:でもめっちゃ我慢してるの丸わかりなんよ。
:ワキワキしてる手をもう片方の手で押さえてるw
:ホッとしているマンドラちゃんカワヨ。
:しっかし青島ダンジョンかー。
:未だに踏破者ゼロなんだよな……
:そんなに魔物強いの?
:ちゃうちゃう。魔物の強さとか関係ないねん。迷宮としても難しくもない。ただなー……
:ここ、特殊なダンジョンなんよな。
コメントにもある通り、青島ダンジョンはかなり特殊な迷宮だ。
宮崎市には特殊な迷宮が幾つかある。そのうちの1つがここ青島ダンジョンだ。他にも平和台ダンジョン、禊池ダンジョンなんかが特殊な迷宮だ。
因みに、これが県となるとかなり増える。高千穂ダンジョンなんか意味不明だ。
「因みに龍さんを招いたのは戦闘だけが理由じゃないんですよね」
「ん? 戦う事以外にナニカあるのカ?」
「まぁ行けば解りますよ……マンドラちゃんも、またちょっと嫌な思いするかもしれませんが」
「パパから聞いてるのです。それでもパパと一緒にやるのです」
「マンドラちゃんはええ娘やなぁ」
:何故関西弁?w
:けどマンドラちゃんはいい娘なのは変わりない。
:このチャンネルの癒し枠。
:癒し枠はスコおじだろ。
:¥50000
真の癒し枠は私でしてよ!
:変態ネキは変態枠だろ。
:そこのクレイジーサイコレズも変態枠だな。
:裸族も変態枠か?
:……碌な女いねーなここwww
自覚している。本当に女運悪いな自分。
「さてと、それでは入りましょうか」
そう言うと自分と龍さんは青島神社本殿裏にある青島ダンジョンの迷宮門を潜った。
***
青島ダンジョンはフィールド型だ。海岸と砂の道で陸続きなっている島。島の周囲には波状岩。まるっきり地上と同じ青島周辺だ。ただ人工物は見当たらない。本来なら青島は橋で渡るのだが、その橋もない。
「迷宮門を潜ったら砂浜だった。いや知ってましたけど、なんで島内じゃないんですかね」
:そりゃその島内がゴールだからな。
:そこでクエストが言い渡されるんだよな。
:クエスト?
:なんかクエストを出す迷宮があんだよ。ここは全国でも有名なクエストダンジョンで未だにクリアした人がいない。
:ど、どんなクエストなんだ……
まぁ知ってる人もいるかもしれないけどね。県内はおろか県外からも探索者が来るんだよ。魔物も出る事は出るが程々な強さだし。上層くらいの強さの魔物が出るからクエストとは関係なくそれなりに稼げる。
だがやはり各々の探索者の一番の目的は未だ誰も成し遂げていない、クエストをクリアする事。
「ココのクエストてそんナに難しカ?」
「どうなんでしょうね。けど、このクエストで未だに死者が出ていないんですよ。意外な事に」
他の迷宮のクエストは死者が出る事がザラだ。中には戦闘もなく、これがクエストかと首を捻るクエストもあるが。
なんだよ宴会してとある人物を岩戸から出してくれって(高千穂ダンジョンのクエスト)。
で、青島ダンジョンのクエストだが……
「先ずは砂道を渡って迷宮門のあった青島神社本殿に行きましょう……とその前に」
「おおー、手厚い歓迎ネ」
「なんか魔物がいっぱい出たのです!」
砂の参道を渡ろうとした瞬間、海から魔物が現れた。その姿は二足歩行、人型だが全身鱗に鰭があり、顔はまるで魚の様。手には銛。それが10体以上。
:サハギン!
:ギルマン!
:ディープワン!
:マーマン!
「半魚人!」
「まぁ全部正しいんですけどね。けど日本ではこう呼ぶ者もいます。アズミ、と」
どっかのゲームではおばちゃん口調だが、迷宮の魔物だから人語は解せないし、普通に襲ってくる。
「NWOOOOOOOOOOOO!」
アズミが耳障りな雄叫びをあげて襲ってきた。
「マンドラちゃん!」
「はいなのです! すぅーっ……わあああああああああああああっ!」
マンドラちゃんの大音量の叫び声。定番のスタンボイスだ。モロに浴びたアズミ達は一斉に動きが止まる。
「っはぁ! スッゴイ声ネ。ワタシ達に効果ナイと解ってても耳がキーンとスルヨ」
「今が好機。行きますよ、龍さん」
「ワタシの腕前、見せてヤルネ。そしてマンドラちゃんを惚れさせる!」
「それはないのです!」
「秒で振られたネー!」
:草
:草
:草
:マンドラちゃんとこの変態の百合百合を見たいと思わなくもないが。
:誰かイラスト描けよ。
:あ、そーいやこの変態とDBの色欲ちゃんの18禁イラストpixibで見たことあるぞ。
:あるんかい……
:実際に手を出したそうだぞ。
:いいぞもっとやれw
何やってんだか。後日、滅茶苦茶えっちだった、と龍さんから聞いた。その後七津見さんにわからされたとも。
尚、アズミは秒殺だった。そりゃ適性Exが2人もいるとそうなるよね。
スコおじ&変態百合「滅殺!」
元々スコおじとマンドラちゃんの2人の予定だったのですが、クレイジーサイコレズさんも同行させました。
因みに宮崎の特殊ダンジョンは他にも下層しかないダンジョンなんかもあります。
「先生、評価ptが欲しいですっ」(おっきー)




