オリンポス山〜ケイローンの話〜
天界にいることに慣れてきた一行、ケンタウロスのケイローンに予言について教えてもらえそうです。どうなるでしょうか?
天界に辿り着き、ゼウス に会うべくゼウス がいるであろう宮殿に向かう途中ケンタウロスのケイローンに出会い、予言の内容について教えてもらう事になった一行。とぼとぼとケイローンの住処に向かっています。
「なんで、夜になると危険なんだ?」とパズかいうや否や、パズの頭にげんこつが入ります。「口の聞き方に気をつけるんだ!」頭を抱えながら返事をするパズをよそに、ケイローンが話します。「んー、それはな…日が昇っている間は昼の女神ヘメラが世界を巡っている間は、あまり害のない者達が存在しているが、夜になると夜の女神ニュクスが世界を巡るので、怪物どもが現れるんだ。昼の女神もそうだが、奴らは夜の女神の子孫なんだ。だから、夜になると活発になるんだよ。」そして、ふんふんと頷くパズ「夜の女神様の家族は色んな種族がいるんだなぁ」
そんな話をしていると、なにやらもぞもぞと動く影があります。黒い雲の様な、玉ころの様な不思議なものが素早く脇の方を走って行きました。「んー、そろそろ出る時間帯だな、急ぐぞ!」とケイローンが言い走り出します、続いて一行も走りあっという間にケイローンの住居に着きました。
「ふー、なんとか一息つけそうね。」ライラが安堵して一言こぼします、「ライラはお化けの類は苦手だからな」とクスクスと笑いながらライカが言います。ジースが待ちかねた様に「予言の内容を教えてくれませんか?」とケイローンに尋ねます。
「ふむふむ、よかろう。どこまで話したか…まず記載されている文言だが…」と予言の紙 (セルロースナノファイバー製)を開きます。予言の内容は下に示します。
「大地のヘソの底の裏側から宝石を飲み込んだ獣が暴れ出し世界を沈めるだろう」
ケイローンは続けて「『大地のヘソ』とは大地の女神ガイアのヘソ、つまりデルポイだ。」ここでジースが口を挟んで「あ、ウチの国だ…」と一言こぼします。続けてケイローンが「ここの裏側、つまり地下に獣が住んでいて、そいつが宝石を飲み込むとある、世界のヘソにはアポロン神殿がありそこにはオンファロスという石がある、そしてピュトンという巨大な蛇の様な獣がいたがそれはアポロンによって倒されたはずじゃ。がそれが黄泉帰りして、さらにオンファロスを飲み込んだとすれば…」とここまで話して黙ってしまう。「飲み込んだらピュトンが元気になるんじゃないか?」パズが言います。「そうか!ピュトンはガイアの子供、ならば世界のヘソ『オンファロス』を飲み込んだら力を得ても何ら不思議ではないな。でも何故世界を沈めてしまうのか?ピュトンは元々デルフィの信託所の番人で神託を授けたりもしていたのだが…何かありそうだな」と言い、ジースの肩を叩きます。
ジースがキョトンとしていると「じゃ、あとはよろしく!」ケイローンがジースに言いました。
かくしてジースは、地元に戻りデルフィのアポロン神殿に行く事になりました。なんだか、あっちに行ってまた戻ってと目まぐるしいですね、まぁこれも王の務めです。ではまた次回…
予言の内容に関して教えてもらい、次の目的地も決まった一行は、オリンポス山を降りてグリークランドに戻ります。
旅もひと段落した様ですね。
でも、次の目的地は怪物と話さなくてはならなそうです。話はできるのでしょうか?




