オリンポス山〜天界への通路〜
なんとか天界への入り口に入る事が出来た一行、トンネルの様な所を通り抜けて天界に出る様です。天界はどんな所でしょうか?
なんとか、天界への入り口を『認識』して中に入る事が出来たジース達は今、トンネルの様な所を進んでいます。「なんか、妙に体力を使う感じがするな」パズがぼやきます。「今の状態に慣れてないからだね。僕やライラは普段から魔法を使うから抵抗ないけど、パズは使わないからね…」
実はパズは魔法が使えないのです、この時代は日用品のレッドセッカなど、四元素を元にしたエネルギーを集める、若しくは増幅するアイテムがある様に『魔法』は身近なものでしたが、パズには魔法が使えないのです。そして、ライラとパズの父親「パン」も使えませんでした。
「魔法使う時はみんな、こんな風景を見ているのか?」パズは初めてみる風景に少しだけ興奮気味です。「んー、あまり長くこの状態ではいないから、あんたと変わんないと思うよ」ライラが答えます。パズは続けて「ライカは普段から霊体化してるの?」ライカはプルプルと頭を振ってあくびをします。それから、はっとした様に「ゴホン、私の場合は少し違う…パズ達は生まれた時から一緒にいるから『私』と言う存在を現実のものとして認識出来るが、他の者はそうはいかない…霊体より実体に近い精神体なのだ、アストラル体とも言うぞ、だからそのままでも霊体化してるニンフ達も見えるし、この入口も入れるわけさ」パズは頭を傾げています「ハハハ、ゆっくり理解すれば良い…でも今の状態は、今後パズがここでの生活をする時の基本になるから今の状態でいる事に慣れなくてはならないな」ライカがパズに言います。「この状態で、眠るのは難しいな…」パズがぼやきます。ジース、ライラも「ずっとこのままかよ…」と腹の中で思うのでした。「そうだ、肉体を持ったまま、この階層に入るにはそうするしかない。」ライカが答えます。「あれ?今、あたし喋った?」ライラが尋ねます。メリーナが「ここでは、精神がむき出しの状態だから、思う=話す、になるよ。人間って表と裏があるもんねー」今後は隠し事をしないように気をつけようと思うライラとジースでした。
ライカが続けます。「ここ、天界は人間界よりも三階層高い次元、つまりコーザル界にある。当然生身の人間がボケ〜としていられる場所ではないがボケ〜っとしてられるくらいに慣れてもらう。幸いにも人間界の様な時間の制限はないから心ゆくまで鍛える事が出来る」と言います。少しだけ、ゾッとするジース、ライカがジースを見て微笑みます。
ライカの一存で天界になるれる事から始めることになった一行、神さまに会うのも一苦労が必要な様だ。そうしてる間に入り口のトンネルの様な所を抜けました。
辺りを見回してみると、ちょっと離れた所に宮殿があり、山や川、森が見えます。他に谷もあり、各妖精が住む地形が存在する様です。つまり海、泉や川、木、森。谷、冥界が有ります。一応「冥界がある」といっても冥界への入り口があると言うことです。そう言う細かいことはメリーナが教えてくれました。
「よし!なんとか神々の住処に辿り着いたね。あとは、神にあって予言のアドバイスをいただき今後の方針を決めよう。」ジースがリードします。
「でも、神といっても色々いるけど?誰に会いたいの?」アルドラが質問します。「…大神ゼウス、予言を僕に告げた張本人さ。」ジースがちょっと声を低くして言います。「宮殿に行けば会えるのかな?」ライラがアルドラに尋ねます。「会えるとは思うけど、はっきりとした事は言えないな…あたしらは、基本的に宮殿に行かないし、ゼウス様には近づかない暗黙のルールがあるのよ。」
とりあえずは動かないと始まらないので、宮殿に行ってみる事にした一行。暗黙のルールがあるので、ここら辺で待っていると言う、ニンフ達と一度別れて宮殿に向かいます。
宮殿と言っても、広い面積を持っていてオリンポスの神々(12柱)の数だけ宮殿があります。
※神様を数える時は1柱、2柱…と数えます
そして、中央にあるのがゼウスの宮殿です。そこに向けてジース、ライラ、パズ、ライカの4人(ライカは人間モード)は歩きます。果たしてゼウス神には会えるのでしょうか?
天界へたどり着く前に、天界での過ごし方を予習した一行、天界に辿り着いたのはいいですが、ニンフ達とは、一旦別行動です。いざ、神様の元へ…




