オリンポス山〜ネライバフェスティバル〜
サトゥールナーリア祭りの料理対決も後半戦を迎えました。勝敗の行方や如何に!
サトゥールナーリア祭りの真っ最中。パズとライカは料理対決のイベントに参加しました。チャンプ、ディスコ・ロメイコの料理を食べて驚嘆しているパズとライカは次に挑戦者テイバーン・ティザキの料理を食べる為に行列に並びます。
「これが『お祭り』かぁ、面白ぇーなお祭りってのは料理対決をやるもんなのか?」パズがライカに尋ねます。ライカが首を横に振りガゥと小さく吠えます。「そーなの?祭りによるんだ…」と話しながら順番を待っていると「なんだ坊主、祭りは初めてか?なんなら俺が色々と教えてやるよ」と後ろに並んでいた男が話しかけて来ます。「うん、ありがとう。このサトゥールナーリア祭りは毎年料理対決をやってるんだ?他の事はしないの?」と早速パズが質問します。「このサトゥールナーリア祭りは、敗戦して落ち込んだ兵士達の士気を高める為に始まったんで盛り上がるようなことを色々とやるんだ。ここ数年は料理対決だな!」ライカの言う通りだなと思い、ライカの喉を撫でるパズ(頭は届きません)「しかし珍しいな、この生き物は、名前なんて言うんだ?」男が尋ねます。「ライカだよ、物知りなんだよ」とパズが答えます。そして、男にお礼を言います。「おう!楽しんでくれ!」と景気良く答えます。
さてお待ちかね、挑戦者テイバーン・ティザキの料理の実食です。料理はスヴラキ、シンプルな料理ですが、だからこそ奥が深い。香り立つ肉と塩コショウなど味付けの種類が豊富です。
言わば、ギリシャ版焼き鳥です。
そして、実食。「なんだ〜これは、口の中で肉汁が大洪水だ〜。カリカリに焼いた肉の表面に対して内側が柔らかい!」パズの中でスヴラキに対するイメージが変わりました。当然、パズの中ではこちらに軍配が上がりました。
行列もチャンプより挑戦者側が長くなりました。勝負ありと判断した司会者が「勝者!挑戦者テイ〜バ〜ン‼︎見てくださいこの行列の差!結果は火を見るより明らかです。挑戦者ばこちらに来て下さい。」と勝負に決着を付けます。悔しがるチャンプ、拍手を送る観客、満腹で倒れる客…色々いますが勝者はテイバーンになったようです。
「実に10年無敗の男に勝ちましたね、おめでとうございます。今どんな気分ですか?」司会者が挑戦者にコメントを促します。「軽く驚いています。負けるつもりはありませんでしたが、勝てるとも思ってませんでしたので…」まだ実感が持てないようで、目をパチクリしています。確かにギュロスは美味かったが目新しさで負けたようです。
「さて皆さんお待ちかね、メインイベント、『ネライバ フェスティバル』です、祭りで盛り上がった町を様子見にに妖精達がオリンポス山から降りて来ます。去年、一昨年は結局誰も来ませんでしたが、今年は来るでしょう!そう信じましょう。ではご幸運を…」と話して司会は立ち去ります。
「なんだ、祭りは始まったけど司会は終わりか?」とパズがこぼします。
「あんちゃん、祭りは初めてか?ネライバフェスティバルは妖精達が山から降りて来るのを待つんだ、もし妖精に会えたら来年の1年は幸せに暮らせるんだよ、会えない時は…普通の1年かな?」隣にいた中年位の男が教えてくれました。お礼を言い、ライラ達の元戻ろうとしたところ、「んーこれサイコー」とどっかで聞いた声が聞こえます。ライラです、ジースも一緒に食事してます。「パズは結局見つからなかったね、ライカは心配ないけど、パズはまだ世間を知らないからねぇ」とジースが心配します。「あ!いた!」とパズが近寄ります。どうやら同じイベントに参加していたようです。
食事や雑談などしながら時は過ぎていきます。月が南中した頃、生温い風が吹いています。そしてキャッキャッと笑い声が聞こえるような気がします。
「気がする」と言ったのは周りの人の声とは違う感じがしたからです。
この声に気づいている人とそうでないと人がいるようです。さっきの祭りについて教えてくれた人は気づかなかったのかも知れません。
声がだんだんと近いてきます…
笑い声の正体は誰なんでしょうか?
続きは、また次回…
サトゥールナーリア祭りからネライバフェスティバルへ変わりました。サトゥールナーリア祭りの一環なのでしょうか?
そこは、気にせずに「キャッキャッ」という声がだんだんと近くなって来ました
声の主は誰なんでしょうか?




