グリークランド巡り〜vs堕天使〜
堕天使との戦闘になってしまったパズ一行、先手を打たれたパズたち。
戦いの行方や如何に…
目の前にあった火柱が消えた後にはパズとジースの姿が見えなくなっていました。呆然としているライラの耳にパズの声が聞こえます。「なんだよ!ライカ!邪魔すんなよ。」ジースとパズはライカにぶつかって出鼻を挫かれた状態になっています。ジースはライカの牙が目の前にあり、ビックリしています。そして、パズに答える様にライカが喉を鳴らします、どうやらライカが仕留めたい様です。
「どうやら、そこの獣に救われた様だな…」『堕天使』が余裕を見せます。そして、パズの表情が青ざめます。そして、ライカの目の色が茶色から赤く変わって行きます。パズは血相を変えて、ジースを捕まえてライラの元に走ります。ライラは一言「最悪…」とこぼして逃げの体勢に入ります。パズ達を先に行かせて殿をライラが務めます。その時、光と共に爆発音が洞窟に響き、熱風がパズ達の後ろから吹いてきます、幸いに殿のライラも無傷です。
何があったのかと言うと、『堕天使』の言葉「そこの獣」という一言がいけませんでした。ライカを「獣」呼ばわりするのは禁物なのです。現代でもペットが飼い主や人間達の言葉を理解する様に、ライカも人語を理解します。しかも長生きしていますので、パズよりも常識があります。ですが「逆鱗」という言葉がある様に、ライカに獣呼ばわりは禁物なのです。パズ達はライカの怒りの、巻き添えを食らう前に避難したのでした。
案の定『堕天使』の姿は見えず、気配もありませんでした。「あの野郎、禁句を吐くとはな…ある意味で最強の攻撃方法だせ…」ひと息ついてパズがこぼします。「久しぶりのご馳走だったのにね、残念だね」ポツポツと歩いてくるライカにライラが言います、ライカはちょっと、しょぼくれた様子でした。気を取り直し、先に進む事にした一行はテーブルなどのあった場所を通り過ぎたところで水の流れる音に気が付き音のする方へ向かうとそこには湖があり透きとおった水で、塩水の香りがする地底湖でした。松明の光が届く範囲で見る限り、周りは小石が沢山あり小さな海岸の様な風景です。
辺りを探索してみると祭壇があり、それは古く、潮がこびり付き白くなっていました。ジースが祭壇にはプレートの様な部分があり、書いてある文字らしきものを調べてみました。こういう時はジースの出番です。「ふむ…まったくわからないね。とりあえず、メモしておこうか?何かのヒントになるかもしれないからね」とジースがメモしている間にパズが周りを調べます。「ここの湖は、多分海に繋がってんな、海と同じ味がする魚とかいるんじゃねーか?」丁度ご飯時です、パズは腰の工具袋からロープを取り出し、背中の剣にしっかりと結びます、そして湖の中に入って行きます。「パズは大丈夫かな?」ジースが心配します。「伊達にオリエントで若頭やってないわよ」とライラが答えます。以前ライラの料理修行の時に食材調達はパズの役目でした、なので海、山など様々なところで狩をやらされたので慣れているのです。少しするとゴボっと音がして黒い塊が水面から飛び出してきました。よく見るとラミアマリダという魚でラミア近郊の海で馴染みのある魚です、サイズは1.5mくらい。この時代には普通の魚です。
食材もゲットしたので食事をすることにしました。洞窟の中なので時間がわかりません、ただしパズとライカ以外です。パズは「夕食には早いけど腹も減ったし飯時だな!」ライカが喉を鳴らします、まだ夕食には早いけど、魚を焼いてたら丁度良い時間になると言ってます。「じゃやりますかね」料理はライラの出番です…
なんとかひと段落ついたので食事しながら作戦を練ることにしました。
まずは腹ごしらえです、腹が減っては戦は出来ません。
ひと段落ついたパズ一行は、とりあえず食事をして次にどうするか作戦を練ることにしました、もう少し奥に進むか、それとも戻るか…こういう時の判断は慎重にする必要があります。
なんでかって?
それは、人生の分かれ道だからです。




