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暗黙のルール



それから、私は毎日、彼の元へ向かうようになった。


彼の名前は、"マサキ"というらしい。


まさきさんと過ごす時間はどこか不自然で、心地良い。



いつのまにか、名前を呼び合う仲になっている。



「桜って勉強できるの?」


ソファーに座って課題をやる私に、マサキさんが尋ねる。


「んー。普通」


「俺の勝手なイメージだけど、絶対友だちとかには勉強してるそぶりを見せないでいい点を取るタイプだと思う」


隠れた努力家的な、と続いた。


「なんか、マサキさんが私にイメージ持ってくれてるって嬉しいな」


学校のみんなは、嘘で塗り固めた私があたかもそれが全てだと思っているかのように話してくる。


実際はぼう、っとなんかしていない。

相手のご機嫌を伺っているだけ。


「マサキさんは」


「なに?」


お仕事、なにしてるんですか。


聞こうとしてやめた。

お互いのことを深く知ろうとしすぎないことが、中の暗黙のルールのような気がするから。





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