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東方食道楽  作者: みかん
第二章【神の標】
42/42

事実

「神の、ねぇ」

「明らかにそれが感じられる。おそらく、人を守ったということから信仰されたのだろう」

「そんな簡単な話なのかな」

「そんなもんさ。それよりどうするの」

「どうもこうもないよ。私は帰る」

「そうか、止めはしないさ。何時でも来るがいい」

「そうする。じゃあ、またね」


そうして椿は、神奈子達に背を向け、歩き出す。

神奈子とのやり取りをみてもなお、椿を引きとめようとする者もいたが、最終的に神奈子が止めさせた。


「あいつにも家族が居る。それを引き剥がそうというのかい?」


それを聞いて、全員、口を閉じた。

椿達の姿が見えなくなるまで、集落の者は見続けたそうな。







「ところで、どうして妖怪たちはあそこの集落を攻めに来たんだろう?」

「無差別に襲うもんじゃないの?」


現在、椿たちは掃除兼食事中である。

神奈子と諏訪子が見た血だらけの道をある程度掃除し、使えるようにしながら、妖怪の死体を集め、旅用の食料に加工しているのだ。

妖怪も妖怪を喰う事もある。

飢えもあるが、妖力を増やす手っ取り早い方法としても知られている。


閑話休題


勇義は自分たちが倒した妖怪たちを集めながら疑問を感じていた。

それを聞いた幽香はどこがおかしいのか分からないでいた。


「いくら神が居なくたって妖怪は襲いに来ない。ましてや集団なんてそれこそありえないんだ」

「どこが?人間を襲うなら村とか襲うのが手っ取り早いんでしょ」

「そうなんだろう。だけどそれはない。多種多様な妖怪が手を組むなんてないんだ」


勇義は説明をする。

ほとんどの妖怪は一匹狼だ。

それぞれの自尊心、価値観を持ち、誰か他の妖怪と手を組む事など難しいのだ。

勿論、絶対ないとも言い切れない。

目的が合うとか、気が合うとか、強いものに従うとか。

大抵はそのような形であり、勇義のような一種類の妖怪によるコミュニティーのような共存はない。

だからこそ、今回の襲撃がおかしいと勇義は思った。


「噂だから手を組み、人間を襲う。そんなの他種族と簡単にできるはずがないでしょ?」

「そういうものなのかな。私は一人で生まれて、家族っていうか同じ種族な妖怪なんて知らないしな」

「ああ、そうか。幽香は原初の妖怪だからな」

「先生にも聞いたことあるけど、やっぱり違いがわからないな」

「生まれの違いくらいだし気にすることないじゃないか」

「それより手を動かせそこの二人」


話に夢中になり、手を止めてしまった二人を、てゐは注意する。

てゐは現場にいたが幽香達のように、暴れた訳ではないので見張り兼手伝いという形でここにいる。


「はいはい、わかったよてゐ」

「ところで先生は?」

「さぁ?。ちょっと待ってて、と言いどっかいった」

「むぅ、私たちが頑張っているのに」

「いいから手を動かす」




幽香達がいる所から少し離れた場所にて椿は居た。

そして、そこには椿以外の者も居た。



「久しぶりだね、逆泣」

「そやね、久しぶりやね椿」


そこにいたのは、逆泣だった。


「ここにいるってことはやっぱりそうだったんだね」

「気づいとったんね。まあ、当然やね」 

「今回の騒動は姫の仕業でしょ。いや、ほとんど逆泣の独断かな?」

「どこから、気づいておったんや?」

「さあね、いつからでしょう?」


二人は口を閉じる。

お互いの仲は良い関係のはずなのに緊迫な雰囲気だった。

椿は、姫や逆泣の意図を勘づき、逆泣は気づいて欲しくなかったことに気づかれたことでこのような展開になってしまった。


「本当は、気にするつもりはなかったし、目論見通りに私は神になった。まだ新米だけどね」

「そうでもええんや。後、猫と話させてもろうてもええか?」

「いいよ」


すると椿の体は脱力し、そのまま地面に座った。

そして耳と鈴がついた尻尾が生え、椿の体が動き出す。

猫が表面に出てきたからだ。


「椿は今奥に引きこもったから、これからのことは聞こえないよ」

「そうか。助かる」


逆泣は一呼吸おいて、話し始める。


「これで、変われへんんか?」

「それは分からない。私は結果は知っているが過程は知らない。どうなるかは分からないのさ」

「なら、その結果を教えてくれへんのか!」

「無理な相談だよ。知っているでしょ逆泣桜、いえ」


次は猫が一呼吸を開ける。

そして出てきた言葉は知られてはいけないことだった。


「私」


投稿できましたがが今度は長期に渡って投稿が送れます。

大体夏までには投稿しますので。

申し訳ないですがしばらくの間お待ちください。

では、お待ちください。

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