第1話 プロローグ ~少し先の幸せな未来~
前書き、というほどの物ではありませんが、この物語は三人称一元視点、所により三人称全知視点で書き進めていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇(視点切替)
✿(場面切り替え)
――――――――(三人称全知視点)
ピンポーン
とあるアパートの一室、蓮の住んでいる部屋のリビングに来客を告げるチャイムが鳴り響く。
高校二年生で一人暮らしをしていることもあり、訪れた相手は自然と絞られる。
「蓮さん、琴乃でしょうか?」
質問したのはこの部屋の住人である蓮――ではなく蓮の後輩でもある高校一年生の女子、渡利桜季。
同世代に比べて同程度か多少低い身長だが、その整った顔立ちから可愛らしさがより強調されている。
学内でもその可愛さから同性の友人によく可愛がられているとは友人談。
それと同時に内面はかなりのしっかり者であり、頼りにされることも多々あるらしい。
そんな彼女が他人である蓮の部屋の台所にエプロンを着用して立っている。
「多分そうだろうな。まあ一応おれが出るよ」
来客の正体はおそらく二人の良く知る人物なのだが、とはいえそれ以外の可能性を考えて、この部屋の住人である蓮がインターホンの受話器を取る。
「もしもし?」
『あ、お兄さん? 琴乃でーす!』
受話器を通して可愛らしい、それでいてまだ蓮よりも大分年下の女の子の声が耳へと届く。
やはり来客の正体は予想通り、桜季の妹である琴乃だった。
「鍵は開いてるはずだから。そのまま入って来て。鍵は掛けてね」
『うん。いつも通りだね』
それだけ言って通話が終わる。
数秒後に玄関のドアが開いた音が聞こえてくる。
「お邪魔しまーす。……って、もう入ってるけどね」
リビングに姿を現したのは、中学一年生の女子学生、渡利琴乃。
姉とは違い活発的な印象の強いショートカットの女の子。
リビングに到着した琴乃は通学用のカバンを肩から下ろし、そのままキッチンを覗き込む。
「お兄さん、今日もお料理ありがとね」
「どういたしまして」
蓮もボウルを用意しながら琴乃に答える。
「ねえお兄さん、今日の夕飯のメニューは? あたし、お腹ぺこぺこで死にそう」
「まだ冷蔵庫開けてもないんだけどな……」
呆れたように笑って答える蓮。
今日は部活があったので、夕食を作るのはこれからだ。
部活から戻るとすぐエプロンを首にかけて準備を始めていたのだが、やはり琴乃の到着には間に合わなかった。
「蓮さん。準備できました」
琴乃と話していると桜季の声が聞こえてくる。
長い黒髪を小さく結い、真面目そうな眼差しにほんのりとした赤みが浮かんでいる。
「それじゃあ今日は予定通りに麻婆茄子を作るか。あとは中華スープと、簡単な中華風サラダ」
「は、はいっ。頑張ります」
緊張した面持ちで桜季が答える。
「やったー、麻婆茄子ー! お兄さん、ピリ辛にしていいよ? あたし、辛いの好きだから!」
キッチンを覗き込む琴乃はメニューを聞くと期待の眼差しを向けてくる。
「了解。でも桜季は辛いの苦手だろ?」
「だ、大丈夫ですっ。ちょっとくらいなら我慢できます……多分……」
桜季の頬が少しだけ赤くなる。
本人は隠しているつもりでも、蓮にはバレバレだ。
「それじゃああたしはいつも通り勉強してるねー。手伝い必要だったら遠慮しないで言ってね」
「ははっ。それじゃあその時はお願いするよ」
「うんっ。でもお兄さん毎回そう言ってるけど、試食係以外で手伝い必要とされたことないんだよねー」
「まあ、な」
少し不満そうに告げる琴乃に、蓮は苦笑して答える。
実際にまだ琴乃に手伝ってもらうようなことにはなっていない。
琴乃にそう伝え、蓮は桜季の方を振り返って指示を出す。
「それじゃあ桜季、まな板と包丁出して。まずはナスを切っていこう。おれは調味料を準備しちゃうから」
「はいっ!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
桜季は蓮の指示通りにまな板と包丁を準備する。
そんな自分の方を見ながら琴乃がニヤニヤとからかい気味の笑みを浮かべてくる。
「お姉、目がキラキラしてるよ」
「っ……そ、そんなことないからっ」
琴乃の指摘に一瞬ドキリとする。
「あるって。ま、頑張りなって。お兄さん、天然だけど、悪い人じゃないし」
「分かってる……!」
もちろんそれは琴乃に言われるまでもない。
知り合ってから、桜季はこれまで何度も蓮の優しさに救われてきた。
今のように料理を教えて貰うのもそのうちの一つ。
蓮の腕前なら一人で作る方が圧倒的に早く、そして美味しい物を作ることが出来るだろう。
しかし蓮は、単なる他人にすぎない自分に嫌な顔一つせずに料理を教えてくれている。
「じゃああたしは試食係として準備完了。お姉、お兄さんとラブラブしながら作ってねっ」
「こ、琴乃っ!」
琴乃の指摘に慌てて背後の蓮を見るが、幸い今の会話は蓮の耳には届いていなかったようだ。
自分とは比べ物にならない早さで調味料を合わせている。
「にひひっ。大丈夫だって。聞こえないくらいに小さな声で話してるから」
「も、もうっ、早く手を洗ってきなさい」
「はーい」
そう言うと琴乃はニヤリと笑って洗面所の方へと走って行った。
転ばないようにと願いながら、桜季はナスをまな板の上に置く。
(ら、ラブラブしながらって……。そ、それは、わたしも、そうしたいと思ってるけど……)
再度チラリと後ろを見てため息を吐く。
この人はわたしのことを仲の良い後輩としか思っていない、と。
✿
まな板の上でトントンとナスが切られていく音が部屋に心地よく響く。
初めて一緒に料理をした時は動作全般がぎこちなかったのだが、今ではこうした基本的な作業は多く任されるようになってきた。
一通り切り終え包丁を置くと、蓮から声が掛けられる。
「うん、包丁の持ち方、良くなってきたな。力、抜けてきたし」
「え、ほんとですか……?」
ぱっと顔を上げて蓮を見る。
嬉しさで顔が赤くなっていないか心配だ。
「あの、蓮さん」
「ん?」
「わたし、蓮さんにこうやって教えてもらえるの……凄く、楽しいです。だから……頑張りたいなって、思います」
そう言うと、怜はきょとんとした顔で桜季を見つめる。
そして、にこりと笑って答える。
「そう言ってもらえると嬉しいな。教えがいあるよ」
「……っ」
先ほどまでナスを切っていた自分の手を見つめながらそっと息を整えた。
蓮の前ではなるべく格好悪いところを見せたくない。
最初の頃は失敗するたびに情けなくて、申し訳なくてたまらなかった。
でも、蓮は一度たりとも呆れることも、怒ることもしなかった。
そして、優しく料理を教えてくれた。
(もっと、上手になりたい。もっと、蓮さんの隣にいたい……)
隣の部屋に住む、優しくて、それでいて少しばかり鈍い高校二年の男子。
この部屋で夕食を作るのが、日常になっておよそ一か月。
この時間がずっと続けばいい、そんなことを願ってしまうくらいに。
(……やっぱり、素敵だな)
そんな思いを飲み込んで、桜季は再びナスに向き直り、水にさらしてアク取りを行う。
これ以上蓮を見ていたら、顔が真っ赤になってしまいそうだったから。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
蓮はフライパンで油を熱すると、桜季の方へと振り返る。
「桜季、炒めるのお願いしていいか?」
「わ、わたしが……ですか?」
蓮の提案に桜季が驚く。
これまで桜季は基本的には食材を切ったり鍋の中をかき混ぜたりと、基本的なことしかやらせていなかった。
とはいえ実際に蓮が調理する姿は見せていたし、色々と細かい説明もしながら行っていた。
それに、最近の桜季の上達ぶりを考えれば、そろそろ新たなステップへと進んでもいいだろう。
「うん。中火でナスがしんなりするまで」
「わ、分かりましたっ。頑張ります!」
フライパンを受け取り、少し緊張した手つきでナスを炒め始める桜季。
すぐ横で蓮はサラダの調味料を混ぜながら、ちらりと隣を覗き込む。
「……力入りすぎてる。もっと肩の力抜いて」
「は、はい……!」
「でも上達してるよ。最初のころとは見違えるレベルで」
「……ありがとうございます。蓮さんが優しく教えてくれるから……です」
✿
料理が全て並んだのは二十時を少し過ぎた頃だった。
テーブルには湯気を立てる麻婆茄子、わかめと卵の中華スープ、そしてさっぱりしたきゅうりと春雨のサラダ。
「おぉ~、今日のは見た目からして優勝だね!」
琴乃が目を輝かせながら声を上げる。
それもそのはず、食卓からは麻婆茄子をはじめとした料理の香りが鼻に届き、食欲をどんどん刺激している最中だ。
「それじゃ、いっただきまーす!」
「いただきます」
「いただきます」
三人で手を合わせたあと、蓮はまず麻婆茄子に箸を伸ばす。
一方で桜季は反応が気になるのか、箸を持つことすらせずこちらに注目したままだ。
見られながら食べるのは少し緊張するが、そのまま口へとナスを運ぶ。
一口食べると、噛んだ瞬間に味が口内にじゅわっと広がる。
これなら充分に合格点だ。
「……ん、ナス柔らかい。味も染みてる。美味しいぞ」
「ほんと! 凄いじゃんお姉! ピリ辛具合もちょうどいいよ! これ美味しい!」
「ほ、本当ですか!?」
感想を告げると桜季が驚いて、そして安心して胸を撫で下ろす。
そんな反応に蓮と琴乃は二人でクスリと笑う。
「桜季が頑張ったからだよ。ちゃんと炒め具合も見てたし、味付けもばっちりだ」
「そ、そんな……。それに味付けを考えたのは蓮さんの方で……」
「いや、その味をまんべんなく行き渡らせたのは桜季だからな」
「あ、ありがとうございます。その、嬉しい、です……」
そう言って桜季が照れながらも麻婆茄子へと箸を伸ばす。
一口口に含むと、あっ、というように驚き、そして幸せそうな表情を浮かべる。
「美味しいです」
「でしょ、お姉!? だから言ったじゃん!」
うんうんと笑顔で頷く琴乃。
琴乃の様子に桜季もより幸せそうな笑みを浮かべ、再び皿へと箸を伸ばす。
そんな仲の良い姉妹を見ながら、蓮はサラダへと箸を伸ばした。
✿
食事を終えた後は、いつも通りに三人で蓮の部屋のリビングでゆっくり過ごす。
明日の予習をしていると、蓮はふと琴乃の課題の間違いに気が付く。
「あ、琴乃、そこ間違ってるぞ」
「えっ、マジ!? ホントだ。お兄さん、ありがとー」
蓮の指摘に琴乃は答えを消しゴムで消して書き直す。
ちょっと指摘しただけで間違いに気付けるの頭の良さを褒めるべきか、凡ミスについて嘆くべきか。
「蓮さん、ここはこれで大丈夫ですか?」
今度は桜季がノートをこちらの方へと見せてくる。
それをざっと確認し、間違いのないことを確認する。
「えっと……うん、オッケー」
「ありがとうございます」
学校の課題に取り組んだり、だらけてゲームをしたり。
そんなことをしているとあっという間に時間が過ぎていく。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
そんな中、琴乃はちらちらと桜季と蓮を見ていた。
こうして勉強していても、お互いに意識し合っているのが丸分かりだ。
それでいて二人共勉強の方がおろそかになっていないことにも感嘆してしまうが。
(もう、いっそあたしがお姉の気持ちを伝えてやろうかな? いや、しないけど……)
妹として、大切な姉の気持ちは成就して欲しい。
でも本人が頑張ってるのも知っている。
だからこそ、ぐっと堪える。
ただ、背中を押すくらいのことはしても良いだろう。
そう思って姉の想い人である蓮へと声を掛ける。
「お兄さん」
「ん?」
「お姉のこと、どう思う?」
「えっ?」
自分の質問に、ふと蓮の手が止まり、不思議そうな表情を浮かべる。
冷静そうでいてその実若干焦っているようだが、桜季の方は気付いていない。
そんな蓮に、琴乃はにしし、と笑って言葉を続ける。
「ほら、最近料理も上手くなってきたじゃん。がんばってるなーって、思わない?」
「ちょ、ちょっと琴乃っ!?」
話題に上げられた桜季が慌てているが、今はそんなことはどうでもいい。
妹である自分から見ても、桜季はそれこそ必要以上に頑張っている。
結果として料理の腕もみるみるうちに上達している。
ついこの前まで料理などほとんどしたことなかったのに。
「ああ、うん。正直凄いと思うぞ。短期間でよくあれだけ上達したよ」
「……ほんとに、それだけ?」
「……? どういう意味だ?」
「ううん、なんでもない」
琴乃はわざとらしく背伸びをする。
(ほんとにもう……。お姉、よく頑張ってんなあ)
桜季が隣で真っ赤になっているのに、蓮はそれに気づかず課題を解いていく。
そして桜季は――それでも微笑みながら、ペンを動かしていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「あ、もうこんな時間だ」
蓮がふと時計を見ると時刻は二十二時。
もうかなり遅い時刻だ。
蓮につられて桜季と琴乃も時計の方へと目を向ける。
「えっ……? あ……」
「なんかこの場所にいると、時間が経つのが早すぎるよ」
桜季も琴乃もこの部屋に住んでいるわけではないので、夜は自室へと帰らなければならない。
帰宅の途に就く二人を玄関まで見送る。
「それじゃあな。また明日」
「はい。それではまた明日」
「またね、お兄さん」
そう言いながらポケットから鍵を取り出す桜季。
そして蓮の部屋の玄関を出て数歩歩き、隣の玄関の前で足を止めてその扉を開く。
「おやすみ、二人共」
「おやすみなさい、蓮さん」
「お兄さん、おやすみー」
笑いながら桜季と琴乃が蓮の隣の部屋へと入っていく。
それを確認して蓮も玄関の扉を閉めた。
「まったく……。心臓に悪いな」
玄関を閉めた後、二人がいなくなった為に蓮は大きく息を吐いてリビングへと向かう。
恋愛ごとにあまり興味のない蓮から見ても、桜季は女性としてとても大きな魅力を持っていることが良く分かる。
そんな女子が蓮の部屋で、夜遅くまで一切警戒心を見せずに過ごしている。
加えて最近は何かと距離が近い。
ふとしたことで体の一部が触れ合ったり、髪を束ねる際に綺麗なうなじにドキリとしたり。
蓮とて健全な高校二年生の男子だ。
こんなにも魅力的で、かつ自分が仄かに想いを抱いている相手がこの調子では、このままでは正直理性が仕事をしなくなってもおかしくないのではないか。
(いや、んなことない。信頼には応えなきゃな)
桜季がこうして自分を頼ってくれるのは、自分を信頼してくれるから。
変な勘違いなどせず、その信頼をしっかりと守ることが自分のやるべきこと。
先ほど自分に向けられた桜季の笑顔を思い出し、心臓がドクンと跳ねる。
その熱を打ち消すべく、蓮は浴室へと向かった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「……ふぅ」
寝る前、桜季はそっと自分のベッドに腰を下ろす。
部屋の明かりは落としてあり、ベッドサイドの小さなライトだけが灯っていた。
「お姉、今日もちょっとニヤけてたよね?」
二段ベッドの上から琴乃のくすくすとした笑い声が耳に届く。
事実を指摘されて、桜季は慌てて顔を上に向けて反論する。
「な、ニヤけてなんか……!」
「いやいや、分かりやすかったって。お兄さんに美味しいって褒められた時なんか、もう目の中がハートだったし」
「そ、それは……嬉しかったから……。っていうか、ハートなんてできてないでしょっ!?」
「あはは。お姉、顔真っ赤」
「こ、これはお風呂上がりだからっ! そもそもその位置から見えてないじゃない!」
そもそも二段ベッドの上の琴乃からは、こちらの顔を見ることは出来ない。
それでも桜季は琴乃の言葉に言い訳しつつ、手のひらでそっと自分の頬に触れた。
ぽかぽかしてる。
最初は料理を教わるだけだった。
だが、少しずつ、少しずつ、蓮の優しさに触れて。
そして、恋心を抱いて――
「蓮さん……」
先ほど別れた蓮の顔を思い出しながら小さく呟く。
好き、なんて簡単な言葉じゃ足りないくらいの気持ちなのに。
それを伝える勇気はまだ胸の奥でくすぶったまま。
「お姉、がんばってね。応援してるよ。あ、でもぐずぐずしてたらあたしがお兄さんを奪っちゃうかも」
「な、なにそれ……!」
「にひひ、冗談だって。おやすみー」
「……おやすみ」
明日もまた蓮とキッチンに立つ。
それを考えるだけで良い夢を見ることができそうだ。
恋は、まだ淡いまま。
でも、それがいつかちゃんと届くように――今日も、夢の中でちょっとだけ勇気を蓄える。
―――――――――
これが、本来であればありえなかった蓮と桜季の生活。
いくつもの偶然が重なりあって生まれた日常。
二人がこれから手にするであろうかけがえのない新しい幸せ。
その第一歩となる甘い半同棲生活の風景であった。
✿
そんな二人の出会いは新しい縁が結ばれていく、出会いの季節――四月上旬のことだった。
第一話、お読みくださりありがとうございます。
前作が本日(2026.04.30 12:00)に完結することに先立ちまして、新作の方を出させていただきました。
もちろん前作との関係はありませんので、前作をご覧になられていない方でも問題ありません。
人物紹介の方でも書かせていただきましたが、今作は蓮と桜季のダブル主人公のつもりで書かせていただこうと思います。とはいえ蓮と桜季両名の心境について細かく書いていく感じで、内容としては両片想いのラブコメとなる予定です。
また、前作では恋心を自覚するまでに300話、恋人同士になるまでにプラスで100話、そして全編通して計552話+αという長編となってしまいました(一応、当初のプロットを元に書き直した98話完結版も投稿を始めていますが)。
ですが今回では、そこまで展開を遅くせずに物語を進めていく予定です。
とはいえ、出会って数話で恋心を抱く、ということはありませんが。
よろしければ、この先感想等頂けたら嬉しいです。
面白かった、続きが読みたい等と思っていただけたらブックマーク、各エピソードの応援、☆での評価、レビュー等頂ける嬉しいです。
それでは、この蓮と桜季が徐々に距離を縮めていく、優しさに包まれた恋の物語を、どうぞよろしくお願いいたします。
前作も宜しくお願い致します。
『隣に越してきたクールさんの世話を焼いたら、実は甘えたがりな彼女との甘々な半同棲生活が始まった』
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